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足をのばせば・507/出雲路 神話の旅
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桜の住人 3月14日(木) 14:43
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あれ? 京都で もぞもぞしていたとおもったら もう羽田空港に現れた奴がいるぞ。
虫が蠢き出す啓蟄を過ぎて 桜の住人も徐々にお仕事モードに移行か。 羽田空港から飛行機ってことは どうせまた米子空港で松江へ行くんじゃないか?
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桜の住人 3月14日(木) 14:48 下界の東京は雨でしたが、 雲の上に出てしまえば快晴です。
機内放送で懐かしの渡辺真知子やプリプリを 爆音で聴きながら、一路西へ。
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桜の住人 3月14日(木) 14:54 到着したのは、予想通り米子空港。
官民併用空港ですから 空自のC2輸送機の隊列を見放題。 一機230億、全部でいくらだろう?
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桜の住人 3月14日(木) 14:57 仕事は4時間くらいしかしてないのに 呑み食い処・やまいちさんへ連れ込まれ 晩ごはんとなりました。
もちろん私のチョイスではありませんよ。
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桜の住人 3月14日(木) 15:13 なんか酒飲みが食べるようなものばかり (そりゃ、そーいう場所ですから) たくさんいただき、よくわからないまま 松江での1日目終了。 ほとんど仕事した手ごたえなし、 これで本当にいいんかいな?
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桜の住人 3月14日(木) 15:37 2日目は午後の飛行機で帰るだけですから 朝から松江駅でバスに乗り、 古代出雲の中心地だったのではないか?と 思われるあたりへ行ってきました。
地図で出雲全体を見て・・・ このあたりは古墳多いし、 国府や国分寺があったのもここだし、 風土記の丘展示学習館とかもあるので テキトーに当たりをつけて 30分に1本のバスでやって来ました。
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桜の住人 3月14日(木) 15:46 まずは展示学習館でお勉強。
ジオラマがある この周辺だけで 出雲最大の古墳やら 古代の大寺院跡やら 出雲国風土記に出てくる地名など かなり重要な要素が集中しています。
ただし、時代でいうと「古墳時代〜奈良時代」
桜が知りたいのは、その前の「弥生時代後期」
なぜならば、そのあたりが 出雲神話で大国主命が活躍した時代だから。 出雲大社に祀られている大国主命の時代が 最も知りたいのですが、 この展示館にあるのは古墳時代以降のものばかり。
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桜の住人 3月14日(木) 15:55 この展示館の屋上には展望台もあり、 古代出雲の中心地だった周辺を 見渡すことができるのですが・・・
いやいや、これ、狭すぎるだろ。
古代史で、出雲の勢力は ヤマトに対抗する一大勢力として 捉えられているけど・・・
こんな狭い(小さな)地域では 単なるローカル豪族のレベル。
とてもヤマト政権を脅かすような 力を持った地域だったとは思えません。
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桜の住人 3月14日(木) 16:01 しかも古墳時代の 地域分布を詳しく見てみると・・・
ひとまとめに「出雲」といわれても 初期の古墳は東部の安来市周辺に、 中期〜後期の古墳は松江市のこの周辺、 後期は出雲大社に近い出雲市周辺と
3つの地域に、別々の勢力が 勃興していたことがハッキリします。
ヤマトに対抗した出雲の勢力って、 神話だけで、本当は無かったんじゃね? ・・・というのが桜の持論なのですが、 現地へ行ってみて、ますますそう思いました。
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桜の住人 3月14日(木) 16:38 歩いて数分の所に、 「神魂(かもす)神社」があります。
こちらの大社造りの本殿は 室町時代初期に建てられた 現存する日本最古の大社造りで 国宝に指定されています。
こんな田舎に国宝建築ですか、 660年も日本海側の風雪に耐えてきた 威厳を感じる素晴らしいものでした。
しかし、出雲神話や出雲大社って 本当の歴史にのっとったものなのか? 桜はずっと疑問なのです。
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桜の住人 3月14日(木) 16:50 桜は越後の国での大国主伝承を調べるうち、 大国主という神様(信仰)は もともとは越(古志)の国が地元で、 お社(やしろ)だけが 出雲に建てられたのではないか?と 思うようになりました。
有名な哲学者の梅原猛さんなども 著書の「神々の流竄」で似たようなことを 書かれていますよね。(梅原説は 大和→出雲)
大国主を祀る人々が一大勢力(武力)を 持っていたと言えるほどの 弥生時代の大集落遺跡が 出雲の国では発掘されていない、のが 桜の考えの元になっています。
逆に越後には 出雲という地名が残る場所に 東日本最大級の弥生後期の集落遺跡があり、 大国主だけでなく妻の奴奈川姫、 息子の建御名方などを祀る神社まで 現在も残っています。
ヤマトが怖れた出雲って、 ホントーはどこにあったんだろうなー、 本当のところは何が真実なんだろうなーと 考えながら松江駅へ戻る 30分に1本のバス停へと走りました。
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