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53684: これは樹液なのでしょうか? のび先生 7月16日(水) 16:50
半年以上前に伐採されたケヤキ(街路樹)と思われる切り株です。そこに赤紫色の樹液のような?物体が付着しています。数日経つと丸く集まったり、さらに石積みの「ケルン」のように縦に成長したり、雨のあとには消滅したりと不思議な変化をします。

伐採され樹皮も破れており、豊かに樹液が出るような状態にも見えないのですが、これは一体何なのか?どうしても知りたいと思っております。純粋な樹木判定のお願いではないかと思いますが、このような樹木の特性や形態があるのかを含め、ご教授いただけますと幸いです。よろしくお願い致します!

〜補足〜
自然観察などを取り入れた子供向けの塾を運営しております。その生徒さんがフィールドワークで見つけた「不思議」がこの赤紫色の物体です。代わりに質問させて頂きました。

のび先生 7月16日(水) 16:55
横からの写真です。

のび先生 7月16日(水) 18:03
すこし変化した様子。

のび先生 7月16日(水) 18:05
やや拡大した様子です。

たろ 7月17日(木) 07:04
切り株から生じているとは考えにくいのですが…
上部からの落下物の可能性はありませんか?
この切り株の上空に、樹液ないし樹脂を滲出させている樹木はありませんか?

通行人C 7月17日(木) 09:19
おはようございます。
詳しくはありませんが、粘菌の可能性はありませんか?
1枚目写真の右下や3枚目写真の、濡れたように見える部分が、皺が入ったようになっている点、ゼリー状のものが立ち上がる様子から、そう感じました。

のび先生 7月17日(木) 13:35
皆様、温かいご意見をいただきましてありがとうございます!大変嬉しいです。

>たろ様
他の樹木、鳥、人間…etc、「外部」からのものを検討したのですが、いずれも思い当たる情報はないとのことです。また、雨によって一度消失しても、また同じような状態になるとのことです。


>通行人C様
色々調べ、樹液酵母や粘菌も検討したのですが、粘菌にしては液体っぽいと言いますが、少し特徴が違うように思い、決め手がなく自信が持てない状態です。


樹木判別という本来の趣旨とは違うかもしれないと少し懸念はあったのですが、樹木に詳しい皆様なら同じようなものを知っているかもしれないと、一縷の望みを託して質問させて頂きました。少しでもヒントになるような情報、ご見識をお持ちの方がいらっしゃれば、教えていただけますと幸いです。

ちなみに、今のところ正体がわからず「謎」のままなのですが、分からないことを含め楽しんで調べ考えている最中です!


たろ 7月18日(金) 06:27
再投稿いたします。

写真では伝わらないのですが…
液状の部分を触ったり“かたまり”の切断面を観察することはできないでしょうか?
粘性やにおいは無いでしょうか?
また、両方を採取して室内で経過観察できないでしょうか?
(樹液酵母も検討されたということは、すでに試されたのかもしれませんが)

先の投稿の繰り返しになってしまいますが、切り株から出ているようには見えません(特に4枚目写真)
また、通行人Cさんのご意見で改めて3枚目写真を見ると、網目状の部分は菌糸が広がっているようにも見えます。

のび先生 7月18日(金) 19:36
>たろ様
助言を頂きありがとうございます。「もう1週間観察を続けたい!」ということになりましたので、採集&室内観察なども取り入れてみたいと思います。何か分かりましたら、また報告させて頂きます!

緑好人 7月19日(土) 21:59
私もこういうものに興味を持っています。写真で見るところ、果実の落下ですね。この色の果実液は熟したものに一番多くあると思います。指さわり粘り気匂い、私だつたら指でちょっとペロリ・・・きっと甘酸っぱいのじゃないかと・・・切り株は少し古くもうこの切り株自身からは溶出しないし、腐液が出るほど腐敗は進んでいない。
落下した可能性大で、周辺の木の実をよくご覧ください。きっと見つかると思います。

のび先生 7月24日(木) 17:15
>緑好人様
お礼が遅くなりましたが、助言を頂きありがとうございます。

私たちも同様のことを考えたのですが、この切り株は切り倒された街路樹のため、上部および周辺には何も存在しないのです。

また、観察と調査を続けることで、ようやく糸口が見えてきましたので、分かり次第ここで報告させて頂きます。

「こういうもの」に興味があるというご意見こそ、生徒さんの好奇心を支えることに繋がっております。大変感謝しております!

このきなんのき所長 8月16日(土) 16:42
興味深く拝見していましたが、変形菌(粘菌)かも? という以外には何も分からず、傍観いていました。

先日、変形菌の専門家にこの投稿を見てもらったところ、変形菌ではないのは確か、とのことでした。こんなに液状ではないと。

とすれば、やはり古い樹液が何らかの原因で切株から吹き出しており、それを何度か繰り返すことでケルン状になったのでしょうか?

のび先生 8月28日(木) 19:46
報告が遅くなりました。

私たちも

(1)樹液であるならば、アリやカナブンなど何らかの昆虫がいても良いはずが、見たことがないということで違うのかと。

(2)「動くこと、縦に伸びること、根が入り込まず幕になること、ネバネバしていること…など」から変形菌の一種ではないか。そして苦手な日光、乾燥などにより変形体までした成長できず消えてしまうのかと。

このように考えました。


これをもって自然博物館にも相談したところ、『伐採後数年立っているということで、樹液や樹液酵母は除外していいと思う。このような変形菌は見たことがない。「タールやトップジンペースト」などの人工物の可能性がある。』との回答を学芸員の方から頂きました。

しかし、匂い、手触り、変化の様子などから、これらの人工物の特徴も当てはまらない感じです。(※他の種類の人工物かもしれませんが)


ということで、非常に悔しいのですが、やはり正体がわからないままの状態です。



場所が自宅から少し離れていることもあり、完全な観察ができず、中途半端なご相談になってしまい申し訳ありません。

色々な可能性を考えられたことで探究学習としては価値があったと思いましたので、一旦、ここで観察は終了としました。

今後も可能な範囲で観察を続けてはいきたいと思っております。

この度は色々な助言をいただきまして、ありがとうございました!

8月29日(金) 09:42
皆さまのスレッド、興味深く拝見いたしました。
植物の専門ではありませんが、思いつくことがありますので、皆さまの意見を伺いたいと思います。

1枚目の画像では、液体はやや同心円状に発生しているように見えます。
2枚目の画像にスエヒロタケと思われるキノコが写っていますので、切株は菌類に侵されていると考えます。
3枚目の画像、周辺に薄いフィルム状に乾いた跡が見えます。
おそらく、狭い箇所から染み出し、雨などで濡れているときは広範囲に広がって晴れると乾き、表面が乾くことによって内圧が高まり、液が吹き出す箇所が風船のように膨らんで伸びる、と推測できそうです。
4枚目の画像、比較的液体は透き通っているようです。

これらの事から、樹液ではないと思います。
また樹液酵母や変形菌類は、普通はこのような透明感は無いです。
何らかの菌類(硬質菌、サルノコシカケ類)の溢液の可能性があると思います。
伐採木の断面に生じるものは見たことがないのですが、子実体にこのような褐色の液体を付けることは比較的よくあります。切株内部で菌が成長し、その溢液が材の隙間から染み出しているのではないでしょうか。
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