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「選句・推敲遊び」J 双掌 12月12日(火) 17:52

俳ソサエティの皆さま

いよいよ「数へ日」という季語がピッタリくる状況となりました。まだ、あれこれとこなさねばならない雑事・家事が残っており、こちらも指折り数えねばなりません。

さて、今回のPDFファイルは「読売俳壇」紙面(2023-12-12)。これを素材に「選句・推敲遊び」Jです。これまでと同様、今週末を期限に遊んでみましょう。

【年の瀬や傘寿がすがる宝くじ 双掌】

「読売俳壇」(2023-12-12) 11です。井静  井静 12月13日(水) 22:02
今週の選句あそびです。
◎:正木選:大根焚「さむおすなあ」と行列へ
   とても雰囲気のある佳句です。
O:矢島選:歯の抜けてはにかむ笑顔七五三
   「はにかむ」が素敵です。
推敲:宇多選:明日も又降り積もるだろ落葉掃く
    我が家も毎日悩まされています。
推敲:小澤選:父と子のタイヤ交換雪もよひ
    寒いけれど温かい「絵」ができました。



「選句・推敲遊び」J  明陽 12月15日(金) 10:58
「選句・推敲遊び」J

寒暖差が激しい例年にない師走、身体がなかなかついていけませんね。

今回好感が持てた三句は次の通りです。

 ○本嶋吟 歯の抜けてはにかむ笑顔七五三
    ⇒可愛らしい。いま三年生の孫の7歳のお祝いを思い出す。

 ○池田吟 明日も又積もるであらう落ち葉掃く
    ⇒全くその通り。テニスコートの落ち葉も掃いた翌日には倍返しの状態に。

 ○倉林吟 熊の分少し残して山下る
    ⇒今年は特に山に餌がないらしい。熊は好んで人里に出てきているわけではない。山に棲む動物も困っていることでしょう。

<今日の自作句>

  「夫(つま)死す」と学友(とも)の死を知る十二月  明陽

つい数週間前に電話で話した博多の学友が、飲み会の翌朝心不全で他界したと知らされビックリ。八十路ともなればいつ何があってもおかしくないことを実感した次第。

「選句・推敲遊び」J  双掌 12月15日(金) 14:05
井静さま。
明陽さま。


何やらトリオ番組に近いものになってしまいましたが、続けることには意味があると信じて遊び続けましょう。

明陽さんのご友人の急逝。不謹慎に響くことを恐れますが、当方には飲み会の翌朝の心不全は幸運とさえ思えます。

 【櫛の歯のまた抜けしとや年の暮れ 双掌】


天:矢島渚男選【歯の抜けてはにかむ笑顔七五三】
 →珍しく全員から選ばれました。前歯が抜けた歯で「ピース・サイン」をしている幼児が目に浮かびます。
選:小澤實選:【ぐずる子を肩車して酉の市】
 →何か、子供を詠んだ句は共感を呼びやすいのかなぁ。

推敲:
宇多喜代子選:【切る葱を飛び出す葱の白さかな】
 →上五を「葱切れば」としてはいかが?
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