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「選句・推敲遊び」H 双掌 11月27日(月) 19:45

俳ソサエティの皆さま

天候の乱れにかき回されている内に、ぼつぼつ師走の声が近づいてきました。

今回は「選句・推敲遊び」Hです。いつものように、ごく軽い気持ちでご参加ください。

選句あそび9 井静  井静 11月28日(火) 16:14
同人のみなさま、では早速選句遊び9をいたしましょう。
◎正木選:木犀のちる金十字銀十字
   ともかく豪華な木犀の句ができました。

〇小澤選:行く秋やグラタン皿に残る焦
   その焦げがとてもおいしいのです。

推敲:宇多選:鳥海も月山も見ゆ冬支度
   二つの山の姿がとても美しいのです。

推敲:矢島選:大根干す大和三山借景に
   すっきりした句になったでしょうか?

井静

的確  双掌 11月29日(水) 08:08
井静さま

「選句・推敲遊び」Hへのご参加、有難うございます。

推敲の2句、いずれも的確で、お説通り、句調がよく、すっきりした句と愚考いたします。

明陽 11月29日(水) 16:40
「選句・推敲遊び」H

今回は秋の大きな広がりが感じられる3句に好感を持ちました。

 ◎土屋吟 借景に大和三山大根干す
    ⇒秋の風物詩大根干し、しかも香具山・畝傍・耳成の大和三山を借景に干す、なんと贅沢なことか。

 ○兵田吟 鳥海山も月山も見ゆ冬支度
    ⇒幼い頃いまは亡き斎藤修風さんも見たであろう雄大な景色。

 ○岸下吟 山霧の落ち込む谷の深きかな
    ⇒山霧が流れ込む深い谷、それだけ高い急峻な山にいま立っていることがわかる。

更に 川上吟 息継ぎもできないくらい金木犀 も平易な言葉でありながら感情移入できる。

このところ冷え込みが厳しく寒暖差が大きいせいでしょうか、例年より紅葉が一段と濃いように感じられます。

  いつに増し紅黄の濃く冬もみじ  明陽

「選句・推敲遊び」H  双掌 12月 1日(金) 09:01
双掌の選句:

天:宇多喜代子選
 【老眼鏡掛けて外してそぞろ寒】
 →はしなくも双掌、出句一覧を見るためにメガネを はめました。

選:矢島渚男選
 【借景に大和三山大根干す】
 →遠景と近景を捉える視野の広さ素晴らしい

同:矢島渚男選
 【思い出に脚色をして日向ぼこ】
 →しなきゃ良かったという悔いの数々

推敲:
矢島渚男選:運動会戦さ最中の国旗あり
 =中七の語呂悪し→戦下の国旗混じりあり
小澤實選:【あつあつの大根のどを通りけり】
 =上五は熱々として、文字もあつそうに。
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