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「選句・推敲遊びD」 双掌 10月18日(水) 19:16

俳ソサエティの皆さま

当方、越谷市による後期高齢者健康診断とやらによる一連のガン検査で、胃・大腸・肺の3臓器いずれも「異常なし」の診断がいただけました。大いに安堵しました。

ここにPDFファイルで「読売俳壇」(2023-10-16)を添付します。アイコンをクリックして表示できます。ご気楽にご参加をどうぞ。



「昴」墜つ  双掌 10月19日(木) 10:28
俳ソサエティの皆さま

過日、歌手であり、 卓越した詩人でもあった谷村新司氏が逝去されました。彼の歌の歌詞には得もいわれぬ情感があり、その朗々たる歌声と相まって我らを励まし、癒してくれました。

とりわけ「昴」は、確か 明陽さんの持ち歌でもあったと記憶します。谷村氏は我らからすれば弱冠74歳で彼岸に旅立ってしまったわけで、間もなく傘寿を迎える当方など 「いつ何があってもおかしくない」の思いを強くします。謹んで哀悼の意を捧げる次第です。

【ならふなら月に寄り添へ六連星 双掌】

荒人 10月19日(木) 12:50
双掌さま、皆さま、有能な人がまた去ってしまい寂しい限りです。

 昴は戦雲漂う中東の地ではthurayya(スライヤー)と呼ばれ、彼らの好きな詩の中にしばしば登場します。砂漠に暮らす人々の中には、あの星の群れの中に20個以上の星を識別できる人がざらにいると言われます。すごい視力と空気の清澄さですね。これは余談です。

 私も追悼句を作って、亡き才能を惜しみ冥福を祈りたいとたいと思います。
  再びのアリスかなわず星流る

選句あそび5  井静 10月22日(日) 23:08
双掌さま:3臓器ともご無事で何よりでした。当方も定期検診を受けました。結果はまだです。
選句あそびを以下にいたします。井静

◎ 選 正木撰−−二度揺すり守宮窺い雨戸引く
 状況を共有し、まったく同じ心境です。
推敲 原 宇多撰−半分は空半分は大稲田
  推敲 大稲田空と宇宙を分け合って
推敲 原 矢島撰−鳥海山近寄りて見ゆ秋近し
  推敲 亡き友のふるさと鳥海秋ふかし
 故修さんを思い出しています。もう冠雪です。
  


 

「選句・推敲遊びD」  双掌 10月23日(月) 17:28
井静さま
俳ソサエティの皆さま


健康診断って、必要不可欠ではあるけれど、不安の元でもあり、寿命が縮む思いがしますよね。井静さんも無罪放免であるよう、祈ります。

今回の「選句・推敲遊びD」は、当方の一人遊びになるかと心配でしたが、ご参加いただき、有難いかぎりです。

当方の選句:
 天:宇多喜代子選【手を置きし墓石のぬくみ秋彼岸】
 選:同 利根川を越せばふるさと秋の雲
 選:矢島渚男選【新涼や小さな指と積み将棋】

推敲:
 宇多喜代子選【教室のみんな見ている秋の虹】
 みんな見ているは軽い→誰も見てゐる、か。

 小澤實選:【居眠りの隣起こさず夜学の子】
 居眠りの、には違和感→寝入りたる、か。

鳥海山の句に故・修風さんを偲ばれた由、当方も先般山本武彦氏と会食しましたが、今回も佐藤・斉藤・玉木という酒豪トリオが話題になりました。いずれも強烈な個性の強者でしたからねぇ。
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