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やまぐちめぐみ作品集

49歳で夭逝した人気画家やまぐちめぐみ初の作品集

やまぐちめぐみ作品集

2018年4月24日発売
A5・96p(カラー80p)・上製本
定価(本体2,000円+税)
ISBN978-4-902744-90-3 


画学生風な試行錯誤を経て、色彩と形がやさしく調和した温かな作風が確立されていくのだけれど、その絵を観ている自分の心も温かくなっていることに気付くのだ。 ―奈良美智


49歳で夭逝した人気画家やまぐちめぐみ初の作品集。観るものを惹きつけて離さない優美な色彩で描かれた正面を見つめる少女、異国の景色など、本格的に制作をはじめた30代半ばの初期作品から、難病を発症し自由に動かない身体と向き合いながら描いた花、天使、青い目の少女や猫などの後期作品まで、膨大な作品から厳選した80点を掲載。絵を描くこと、文章を綴ること、生きることを最後まで楽しんだ生の全記録。


めぐの絵は語りかけてくるようで、物語や心象風景を想像したりして、観にいくというより会いにいく感じなんじゃないかな。めぐの世界になっていて、楽聖じゃないけど〈画聖〉になって、もう何を描いてもいいんだよ、っていうところまでね。めぐは絵の神様になっちゃった。【原マスミ(画家・音楽家)本文掲載談より一部抜粋】


◎やまぐちめぐみ 
1966年大阪府生まれ。30代半ばから制作活動を開始。2000年セツ・モードセミナー入学。病と闘いながら絵描き、物書きに専念し個展、グループ展に参加、多数の作品を遺す。2015年9月1日に49 歳で永眠。2016年2月、制作途中だった作品に絵本作家とりごえまりが加筆して完成した絵本『コトリちゃん』を出版。多くの人にその絵が支持されており、イラストレーター、画家のファンも多い。亡くなった後も毎年のように作品展が開催され毎回大盛況となっている。今回、たくさんの方々から熱望され、本作品集が発売されることとなった。


*サンクチュアリ・パブリッシング扱い