[戻る]

編集・削除・レス取消

パスワードを入力し、機能を選択して実行ボタンをクリックしてください。

秋山徹也先生校訂ソナチネアルバム Ichiro Kaneko 2013/ 9月 2日(月) 09:38
秋山徹也先生がソナチネアルバムの校訂楽譜を音楽之友社から出版した。
http://www.amazon.co.jp/ソナチネアルバム-解説付-New-Edition-標準版ピアノ楽譜/dp/4276412218

詳しくはサイトを見て欲しいが、実は、ソナチネアルバムは、自分が弾く曲ではないのでまったく興味がなかった。しかし、最近、数十年前に出版された、最悪の校訂によるソナチネアルバムを目にし、自分が勉強した理論上、あり得ないアーティキュレーションや強弱などが記載されていて、非常に不快であった。そこに、今井先生校訂のソナチネアルバム原典版

http://www.amazon.co.jp/ソナタアルバム-原典版準拠-Zen‐-piano-library/dp/4111012264/ref=pd_sim_sbs_b_30

が出版され、まともな楽譜が入手できるようになった。
 ところが、秋山先生がこれと異なるコンセプトのものを出版したことで、また状況が変わった。もともと、秋山先生の手腕は、ピティナのアナリーゼ楽譜を始めとして定評があるが、これは古典派様式を正しく理解するためには必須の楽譜となろう。しかも、巻末に当時のオーケストラで演奏された形が載っており、指導者にとってはレッスン中に、さまざまなフレーズがオーケストラではどういう楽器なのかということをいちいち説明する時間もはぶけ、イメージもしやすくなるため、素晴らしいコンセプトだと思う。
 また、コンクールの審査やピティナステップアドバイザーなどをしていると、年齢やレベルに関わらず、音大生やハイレベルのアマチュアを含め、古典派様式の誤った表現が多々見受けられる。子供よりも、むしろこういった方々が、この版を用いて古典派様式を学習することが大切なのではないかと思う。
 是非、皆さんも購入を検討されたい。

Password:

1 2 3 4 5 6 7 8 9