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影のない女 金子一朗 2012/ 3月26日(月) 19:53
ぼくは、ぼくが勤めている教育機関で生徒のオペラ鑑賞の企画に携わっているが、演目を選ぶのにはさまざまな妥協点を見つけなければいけないことに苦慮している。ほとんどの生徒がオペラ鑑賞は初めての体験であり、事前学習を入念に実施しても、全員で鑑賞が可能なオペラは難解なものにはできない。特に、他の一般のお客さんもいる中でのマナー教育も重要だ。だから、たとえば、「カルメン」「トスカ」「トロヴァトーレ」「アンドレア・シェニエ」「愛の妙薬」「椿姫」「ボエーム」「魔笛」「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「セビリアの理髪師」「道化師」などは鑑賞可能であっても、「薔薇の騎士」「カルメル派修道女の対話」「トリスタンとイゾルデ」「ポッペアの戴冠」「ボリス・ゴドノフ」「ヴォツェック」「エレクトラ」「ナクソス島のアリアドネ」「影のない女」などは厳しいだろう。
真に価値のある作品が商業的に成り立つとは限らないことは明白だ。そして、これはピアノソロの演奏会についても同じである。(続)

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