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タネコなどに異変 山村辰美 7月29日(金) 21:45
                               
稲が伸びると田には昆虫などが集まり、実るとズミも集まりそれらを狙ってマムシやアオダイショウまでも。それらの頂点にたつのがツシマヤマネコ。これらの昆虫などを食するために田の中を徘徊し、皆さんが言うタネコとなって農家の皆さんや観察にくる皆さんに親しまれていたが、昨年あたりからあまり見られないようになった。対馬では激減していたコウライキジも近年は田の中でよく見られるようになっていたが、どちらも少なくなってしまった。
 今回も稲穂が見られる時期になったが、ヤマネコを見たと言う情報も少なくなり自分も定期的に観察に行くが、昨年あたりからあまり見られないようになった。原因は田の中に数年前から猪が入るようになり、場所によっては畔などをでんぐり返し、稲穂が出てくると実る前の稲穂を噛み潰し、汁を飲んでいると農家の方は話す。農家の皆さんもメッシュワイヤーを張るなど色々な工夫もされているが、それらも猪には関係ない様でいたちごっこと言うか猪ごっこの様に思われる。
 農家の皆さんもイノシシ対策で油断もできず、田んぼの見回りに行く機会が多くなったことから、ヤマネコが警戒するようになり、コウライキジまでも田んぼから遠ざかったのではと考えられる。
 コウライキジは田んぼだけでなく、増えた猪の被害で山の下層植物はなくなり雛なども育てない環境になったように思う。

山村辰美 7月29日(金) 21:47
田んぼの畔でくつろぐツシマヤマネコ。

山村辰美 7月29日(金) 21:51
減少していたコウライキジが一時期、田んぼに来てよく見られていたが数年前から少なくなった。山で増えた猪の被害に遭っているのではと考えられる。

山村辰美 7月29日(金) 21:55
写真は以前の撮影で年月日があります。キジの雛が一時期増えたので良かったのですが、今後は少なくなっても増えることは無いと考えられます。

山村辰美 7月29日(金) 21:59
こちらの写真は今日、29日の撮影になりますが以前は、田んぼの中では網など張ることは有りませんでしたが、今後は防護柵ももっと増えて来ると考えられます。
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