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かがり火

青柳拓次(リトル・クリーチャーズ)と気鋭の画家・北川佳奈が沖縄を舞台に描く不思議なお話

作・青柳拓次 絵・北川佳奈
2016年5月20日発売
B5サイズ・フルカラー32頁・上製本
定価 本体1,500円+税 
ISBN978-4-902744-82-8  
*4歳〜向きの絵本


なみだをながしてよろこぶおばあの顔はみんなの宝物
島の神秘が宿る絵本 ―UA(ウーア/歌手)

沖縄在住の音楽家・青柳拓次(リトル・クリーチャーズ)と気鋭の画家・北川佳奈が沖縄を舞台に描く不思議なお話。沖縄の人々が心のよりどころにしてきた想いが交わりあう、沖縄絵本の名作が誕生!


◎ストーリー
「さいごの漁を終えた日、おばあは遠い海の向こうへ旅立っていった」
村でただひとりの女漁師の「おばあ」は最後の漁を終えた日、長年をともにしたボロボロの木舟を浜辺で燃やすことにした。それは美しいかがり火となって奇跡を呼んだ。昔、家を飛び出していったきりだった息子が、突然おばあの前に現れた。二度と会えないと思っていた息子と再会する感動の物語で、子どもがひとりで読めるシンプルな内容。しかしこの本はもうひとつの顔を持っている。沖縄には「水平線の向こうに〈ニライカナイ〉という別の世界が存在する」という信仰があり、それを踏まえた上でこの絵本を読むと、もうひとつの物語が姿を現す。


◎作 青柳拓次(あおやぎ・たくじ)
音楽家、文筆家。1971年東京生まれ。1990年にLittle Creaturesでデビュー。2010年より沖縄に暮らす。声が渦巻く参加型コンサートCIRCLE VOICEを主催。著書にエッセイ集『手をたたきながら』、絵本『つきのなみだ』(ともに小社)がある。

◎絵 北川佳奈(きたがわ・かな)
画家、イラストレーター。1984年東京生まれ。セツ・モードセミナー卒。母親が沖縄県出身で、幼少のころ、夏の多くの時間を名護市で過ごした。その体験から、沖縄在住の音楽家・青柳拓次に、沖縄を舞台にした話を依頼し、自身初の絵本となる本作が完成した。

*サンクチュアリ・パブリッシング扱い