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管理人
気象庁が今年の梅雨明けについて6月下旬(東海)という速報値を訂正し、東海は7月下旬を確定値、北陸・東北南部・東北北部は「特定できない」とした。

7/20にぎふチャン・ラジオ本社スタジオから生出演させていただいたとき、

「いくら速報値といえ、余りにも梅雨明けが早すぎる。例年なら梅雨明けと同時にセミの大合唱が始まるのに、今年は見られない。これは小雨のため地中にいるセミの羽化が進まないからで、おそらく9月に梅雨明けの訂正がされるのではないだろうか」

と素人の無謀な考えを、番組でお話しした。
今日の速報値の訂正の報に、そうだろうなぁと納得している。
そしてたぶん昆虫たちも納得していることだろう。

しかしいくら速報値とはいえ、1か月も早すぎる発表ということになり、気象庁の信頼に関わらなければいいが、と素人の心配。

池内了は『科学のこれまで 科学のこれから』(岩波ブックレット)の中で、デカルトの要素還元主義への疑問を呈し、基礎研究がおろそかにされている今日の日本の大学教育に警鐘をならしている。

気象庁は生物季節観測の対象を大幅に削減した。これによって、たとえば「ホタルの初見日」もまた観測から外された。
一見して地味で、長年にわたる観測が必要な観測対象を合理化によって削減してきた。これについても池内了は警鐘を鳴らしている。

史上最も早い梅雨明けは、実は昆虫の方がとっくに間違っていることを言い当てていたのではないか、そんなことを考えている。

       (篠田通弘)