田中 克彦 2008年 5月13日(火)
自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経が緊張状態にあると脈拍が速くなり、血圧も上昇する傾向にあります。また、副交感神経が優位になると脈拍は低下し、血圧も低下する状態になります。
長時間比較的ぬるめのお湯につかる半身浴や森林浴を行なうとリラックスし副交感神経が優位になりますが、何らかのストレスにさらされる状態が持続すると交感神経が優位となり、緊張が高まった状態が持続するため、疲労が蓄積しやすくなります。また、交感神経の緊張状態が長引くと心事故の割合も(加齢に伴い)増える様になります。
抑鬱状態があり、精神的にストレスが強い「サキちゃんママ」の場合、血圧は上昇してはいませんが、脈拍が速くなる傾向にあり交感神経の緊張が亢進している傾向にあると思います。現在の治療を継続することをお勧めします。
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