田中 克彦 2007/ 4/19(木)
いびきは睡眠中の上気道の狭窄による摩擦音によって生じるといわれます。つまり、睡眠中にのどの奥の部分の狭くなっている部分につばなどがたまったときにいびきの音は大きくなります。
鼻の部分をやや拡張してもその奥に狭い部分があればいびきは消失しません。ご質問の方はデパスという抗不安薬も内服しており、その筋弛緩作用によりさらに上気道が狭くなっている可能性はあります。
いびきは睡眠時無呼吸を伴うことが多いため注意が必要です。睡眠時にいびきをかいている最中、呼吸が止まっていないか御主人にまず確認する必要があります。聞いてみてください。
いびきの大きさが気になったり、睡眠時に無呼吸があるようであれば耳鼻咽喉科を受診し、上気道部に狭窄がないか(扁桃の肥大もその原因になります)確認し、また、呼吸のパターンを検査する方法もありますので、無呼吸の程度などを確認するのが良いと思います。
田中 克彦 2007/ 4/19(木)
追加です
医学的な治療方法は、狭くなっている部分を手術で解除するという方法もあります。
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