田中 克彦 2007/ 3/12(月)
アレルギー性鼻炎があり、慢性の副鼻腔炎を併発しているようです。
ご指摘の通り、抗生剤を長く服用すれば、その効果が減弱する可能性や耐性菌を作る可能性があり、それを心配されるのはもっともだと思います。
しかし、慢性の副鼻腔炎では、14員環マクロライド系抗生剤(ご質問のクラリスがそれです)の少量長期投与の治療方法が最も一般的で、教科書的には最大3ヶ月を目安に投与するようです。おそらく、鼻汁・鼻閉の症状がひどいためになかなか副鼻腔炎の状態が良くなっていないのではないかと思います。
現在の副鼻腔炎の状態から、抗生剤を内服し副鼻腔炎の状態を回復する利益とその反対の耐性菌出現など長期内服による不利益のバランスについて、担当の耳鼻科の先生にしっかり相談し、治療方法を選択するのが一番良い方法だと思います。
身体のこと、病気のこと、何でもお気軽に書き込み下さい。
※年令、性別、症状などできるだけ詳しくお書き下さい。
なお、プライマリケア(一般の診療)の領域外のご質問に
関してはお答えできない場合がありますのでご了承下さい。
婦人科疾患のご質問はご遠慮下さい。
プライベートな内容や深刻な内容はeメールでどうぞ。
tanakam@ruby.ocn.ne.jp