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Schneider - KREUZNACH XENON 50mmF1.9(EX)です。
Sonnar、Biotar、Planarは20世紀の高速大口径のダブルガウスレンズとして有名です。今回ここに登場するのは決してそれらに引けを取らないレンズです。
1925年、アルブレヒト・ヴィルヘルム・トロニエ氏が、シュナイダー・クロイツナッハで設計したレンズです。ライツへはF1.5,コダックへはF2が供給されています。ただ競合相手のツアイスのビオターに比べると商業的には大敗でした。当時の写真家はビオターの方を評価したのです。 コダックのKodak Retina搭載されたXenarは市場で最も供給されたレンズです。これはRetinaの影響も大きかった。
今回紹介するレンズは。一眼レフカメラに供給されたクセノン Xenon 50mm f1.9でトロニエ氏がシュナイダーから移籍後に後任に見直され再設計されたレンズです。その見直しをした人物はPrimoplanやTelemegorを手掛けたシュテファン・ロシュライン氏のようです。
プリモプラン好きの私にとってはこの上ないレンズです。またノクトンやウルトロン、ウルトラゴンの設計者のトロニエ後を引くレンズなので、やっと手に入れた嬉しさが一杯です。いつでも手に入れられると思い今まで手にいれずに来ましたが、やっと私の手元に来ました。
ジオグラフィック 5月23日(火) 18:31
PORST COLOR REFLEX MC50mmF1.7 Macro の試写
PORST COLOR REFLEX MC50mmF1.7 は5群6枚のウルトロンです。実はこのレンズマクロレンズなんです。初期の55mmF1.7は4群6枚のダブルガウス型でした。後期になって設計変更されているようです。
マクロといっても、最短撮影距離を短縮化させて1/3倍撮影を実現させたマクロレンズです。この時期各光学メーカがよってたかってこの仕様をレンズの搭載したようです。その元となったのが有名なKERN-MACRO-SWITAR 50mmf1.8 (ALPA)です。
このレンズのレンズ設計した会社は、MACRO-SWITARをかなり意識して光学設計したようです。しかも描写の味付けは設計会社の意図をしっかり受け継いでおり、MACRO-SWITARとはまた違った描写を楽しめます。MACRO-SWITARは最短距離は28cmですが、このレンズは27cmなんですね。でも市場にはホント稀に出てくるレンズです。
手に入れたレンズは新品とほぼ違わないほど綺麗です。しかもPORST銘のはいったキャップが付いております。
裏の御店主が描写をどうしてもみたいということで今回緊急掲載となりました。(半分嘘ですが)では描写をお楽しみください
ジオグラフィック 5月18日(木) 20:26
Hugo Meyerの2本のレンズ
長居公園バラ園のは、2本のBiometarの試写をしにきたのですが。久しぶりに使いたいレンズがあったもので、ついすけべ心が出てしまったようです。使うと試写しているレンズはもう忘却の彼方に行ってしまいました。まずはその1本Hugo Meyer PrimoPran75mmF1.9です。もう1本のHugo Meyerレンズよりはおとなしめなのですが、ビオメータよりもさらに上の癖玉でしょうね。
ジオグラフィック 5月17日(水) 08:37

 Biometarのレンズはすぐに思い浮かぶのがローライフレックス2.8B(2000台ほどしか製造されていない)か、35mmF2.8コンタックス(カール・ツァイス・イエナ製レンジファインダーマウント)戦後の1950年頃の製造です。Tコーティング。4群5枚構成1500本しか製造されていないようです。今回手に入れたのはこの初期のビオメータの血を引くレンズです。ビオメータは80mmF2.8がM42とエキサクタ、プラクチナマウント、16mmシネレンズ用として開発されてました。今回はエキサクタの第2ロットの初期型のレンズを手に入れました。ビオメータは1958年以降レンズの再設計を行なっており、微妙に描写が違います。ローライ2.8Bの描写と、その後のペンタコンシックスやブロニカのビオメータの描写は違ってきています。これらのレンズは裏のご店主所持しており、実際に撮影して経験しています。今回のエキサクタのレンズは初期の設計のレンズでもありかなり期待をしております。
ジオグラフィック 5月16日(火) 18:52



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