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「選句・推敲遊び」F
双掌
11月14日(火) 19:34
俳ソサエティの皆さま
昨日は
新聞休刊日
のため、<「読売俳壇」が読めませんでした。
「選句・推敲遊び」F
をPDFファイルでご披露いたします。
中心は選句。
この句が好き
という基準でお選びください。
推敲はほんの追加。
わたしならこういう風に詠みたい
という感覚でどうぞ。
選句あそび7 井静
井静
11月15日(水) 15:20
7 回目の選句です。井静
◎矢島選:忘れゆく人の名花の名神無月
まさに共有できる境地です。
〇宇多選:小春日や赤子にもある土踏まず
〇正木選:我が町に蹴る石もなき残暑かな
推敲*矢島選:サロマ湖に落ちる夕陽や七竈
*目を閉じて湯浴みの猿や初時雨
今回は全体に好感のもてる句が沢山ありました。
双掌
双掌
11月16日(木) 08:19
井静さま
早々と
「選句・推敲遊びF」
にご参加を有難うございました。
仰るとおり、当方も今回は面白い句が多いと感じました。とりわけ、正木ゆう子選【わが町に蹴る石もなき残暑かな】には、かの修風さんの名句
【わが村に誇るものなし蝉時雨】
を思い出しました。
明陽
11月17日(金) 14:20
「選句・推敲遊び」F
明陽撰の三句
◎見はるかす上毛三山紅葉燃ゆ
⇒同じ情景句に「遠くまで遠くまで見ゆ山の秋」があるが、
上毛三山
と言い切って全山紅葉の具体性がより一層伝わってくる。
〇荒縄のゆるみ始まる干し大根
⇒昔の生活ぶりを鮮明に蘇らせる一句。
〇忘れゆく人の名花の名神無月
⇒共感することしきり。神無月が言い得て妙。
碧空に梨の粒ほどヘリ一機 明陽
「選句・推敲遊び」F
双掌
11月17日(金) 21:09
明陽さま
。
「選句・推敲遊び」Fへのご参加、有難うございます。短いコメントが明陽さんの感興を的確に表現しています。
当方の選句:
天:宇多喜代子選:
【小春日や赤子にもある土踏まず】
→日の当たる縁側で眠る赤ちゃんの小さな足が目に見えるよう…。
選:矢島渚男選:
【荒縄のゆるみ始まる干し大根】
→農事にいそしむ人の目の確かさ
同:正木ゆう子選:
【見える夢覚めて見えぬ目虫すだく】
→盲人も「夢は見える」という厳粛な事実の重み。
推敲:
宇多喜代子選:
【夕月や空は青さをまだ残し】
=散文めいた響きあり→【夕月や空は青さをなほ宿し】
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