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1241: 冬本番 編集長 2022-12-21 Wed

このところ寒さが一段と厳しくなり、夜から朝にかけて氷点下に冷え込むことも珍しくなくなってきました。

ダウンジャケットやブーツ、手袋などの防寒グッズの出番ですね。

自分達だけでなくワンちゃんやネコさん達の真冬の備えはできていますでしょうか。

真冬にワンちゃんとお散歩に行く時には、特に生後数ヶ月の仔犬、小型犬、ドーベルマン、ラブラドール、イタリアングレーハウンドのような短毛種、そして大きさに関わらずシニア犬には防寒対策をしてあげてください。

お留守番時は火気厳禁ですから暖房には電気を使用することになると思います。

しかしながら節電と電気料金値上げのこともありますからエアコンを長時間使うのは躊躇してしまいますね…。

ならば!冬は“ワンポイント暖房”でいいと思います。

部屋全体を暖めるのではなく“うちの子”が普段ゆっくり寝そべっているお気に入りの場所やケージ、サークルの中などに1箇所“暖まれる空間”を作ってあげるのです。



お勧めとしては「湯たんぽ」。

すぐに冷めてしまうイメージがありますが、今は充電蓄熱式のものがあり、15分程度の充電で8時間ほど暖かさが持続しエコ効果抜群。

温度設定やタイマー機能が付いているものも多く、コードレスなので、遊びながらコードを噛んで感電してしまう恐れはありません。

しかも「湯たんぽ」と言いながら、充電式は水を入れない仕様のようで手間いらずでもあります。

ただし、蓄熱式は冷めないので、低温火傷を起こさぬよう必ず温度設定で「じんわりあったかい程度」にしておくことと、カバーを付けることが重要です。

動物達に使う前に私達自身が使用して、どのくらい暖まるのかを試してみると安心ですね。



そして環境です。

穴の中にいるようなイメージで整えてあげると犬や猫達は落ち着き易く、暖かさも逃げにくくなります。

ドーム状のクッションベッドを選んだり、ケージ全体を毛布で覆ったりするといいですね。

え?クッションやケージを買わなきゃいけない?

いや、上のイラストをご覧ください。いいものがあるではないですか。

もし利用できるのなら、猫や小型犬の場合は電源を切ったコタツの中に湯たんぽを入れてあげてみてはどうでしょう。

完璧な暖かい洞穴のできあがりです。

中型・大型犬には身体全体がやや沈み込むようなクッション性のある敷物を準備の上、湯たんぽを使うといいと思います。

それからフリースを使う場合、軽くてとても暖かいのですが、静電気がすごいので注意してください。



遊び盛りの仔犬や子猫、物を破壊したり、異物を噛んで飲み込んでしまう行動がみられる子にはお勧めできない物もあります。

十分考慮してからお使いください。

年の冬は色々工夫して、人も動物達も気持ちよく過ごしましょう!
1240: この記事を見て下さっていたら幸いです! 編集長 2022-12-21 Wed

(この記事はホスピタルタイムス12月号に掲載させて頂いたものです)



当院ご利用の柴犬・くうちゃんのご家族様から掲載依頼がありました。

11月23日(祝)の午後7時頃、ご家族はくうちゃんの姿が見えないことに気づきました。

外に出て行った形跡があります。

その晩は雨がザーザーと音を立てて降り続いていました。

くうちゃんは14歳。

心臓病で倒れたこともあり腰痛も持っています。

ぐっしょり濡れた体で歩いていただろうくうちゃんが、どこでどうしているのか不安でたまりませんでした。

不運なことに、たまたま名前と連絡先が書かれた首輪も外していました。

場所はヨークベニマル愛島店付近。

みんなで雨に濡れながら何時間も探し回りましたが見つかりません。

疲れ果てたご家族は「ダメ元で警察に連絡してみよう」と電話を入れます。

すると柴犬が一頭保護されていることが分かりました。

くうちゃんでした。

「警察に届けてくださった方がいる!」

ご家族はホッとしたと同時にお礼を伝えたいと警察に確認しましたが、その方は「連絡などいらないので名前や連絡先は言わないで欲しい」と言い残していかれたそうです。

それ以来感謝してもしきれない思いをずっと抱えたご家族は、「そうだ!あの紙面に載せてもらったら、目に留まるかもしれない。気持ちだけでも伝えたい。」と考えました。


「大雨の中、本当にありがとうございました。お陰様でくうは元気にしています。」


くうちゃんのお母さん、泣きたいほど有り難かったお気持ち、このような未熟な文章で十分伝わるかどうか分かりませんが、どこかで繋がって、この記事がご本人様のお目に留まる事を祈っております。

くうちゃん、暖かいおうちに帰れて本当に良かったね。いつまでもずーっと、ご家族と一緒にね。
1239: BASE1・BASE2の工事に関して 編集長 2022-11- 6 Sun

外壁の工事が予定より長引いておりますが、今月初旬には終了予定です。

その後、隣のBASE2の屋根の補修に入りますが、BASE1に設置した足場をそのまま利用することになりました。

引き続きご理解の程、宜しくお願い致します!
1238: フィラリアの予防はいつまで? 編集長 2022-11- 6 Sun

フィラリアの予防薬、11月分まではしっかり飲ませてください。

ネコさんも11月まではレボリューションプラスをつけてあげてください。

その後一ヶ月間の最高気温をチェックし15℃以上の日が数日続いたら、12月にも予防をしてあげると安心です。

予防効果を100%にしたいのでどうしても細かいお話になってしまいます。

詳しい説明はいつでもできますので、どうぞご遠慮なさらずにスタッフにお声をおかけください。

来シーズンは5月から始めてあげれば大丈夫!

気温が高くて心配という方は4月から。

体重測定、血液検査をしてからお薬を処方いたします。



一方、ノミ・マダニの予防は11月頃までで大丈夫だと思いますが、居住地域の環境によっては注意して下さい。

また野生動物が多く生息する場所へ犬をお連れになる場合には冬でもお出かけ前に予防してあげる事をお勧めします。

ノミ・マダニ予防の春の開始時期は、草木の多いエリアを散歩させている場合には3〜4月から。

そうでなければフィラリアの開始時期に一緒に始めてあげましょう。

尚、病院にお泊まりする際には夏冬問わずノミ・マダニの予防が必要です。

ご承知おきください。
1237: 11月号タイムス冒頭より 編集長 2022-11- 6 Sun

10月のある日、まだ紅葉の見頃には少し早かったのですが、丸一日時間ができたので長老湖に行ってきました。

ここは心穏やかになれる大好きな場所の一つです。

そしてそこから森林の中を独り歩き。

全く運動をしていない弱った脚で歩くこと900m、およそ20分。

東北一という全長120mの「やまびこ吊り橋」に到着。

不忘山や渓流を眺め、トトロが出てきそうな元の道をハァハァと息切れしながら登り戻るという、まるで修行のようなハイキングを終え、再び長老湖の素敵な景色をゆっくり眺め、癒やされて帰って参りました。

本当に久しぶりに心身共に羽を伸ばせた一日でした。

みなさんの癒やしのスポットはどこですか?

(編集長)
1236: 11月3日は 編集長 2022-11- 2 Wed
明日11月3日は祝日ですが、木曜日のため休診日です。

お休みですのでよろしくお願いします。
1235: 看護師コラム 編集長 2022-10- 4 Tue

今回の担当は看護師のMasamiさんです。


* * * * *


病院には日々たくさんの動物達が来院されます。

喜んで診察室に入って来てくれるワンちゃん達がいる一方、それとは対照的に猫ちゃん達は緊張した様子が多く見受けられます。

警戒心が強く環境の変化に敏感な猫ちゃん達の緊張を少しでも和らげるために、先月から3番の診察室に「フェリウェイ」という製品を設置しました。

「フェリウェイ」はフランスで開発されたフェロモン製品で、猫の頬から分泌される「フェイシャルフェロモンF3」の合成類縁化合物が含まれています。

フェロモンとは体から分泌される化学物質のことで、ある特定の行動や生理的変化を起こす作用を持っています。

犬や猫は上顎から鼻腔にかけて繋がっているヤコブソン器官と呼ばれる部分でフェロモンを感知しています。

猫が匂いを嗅ぐ時にポカンと口を開けていることがありますが、これは「フレーメン反応」と呼ばれており、ヤコブソン器官にフェロモンをたくさん取り込んで情報を得るための行動です。

フェロモンは犬や猫にとって大事なコミュニケーション手段の一つで、生存や繁殖に重要な役割を果たしています。

そのフェロモンの中でもフェイシャルフェロモンF3は猫に安心感を与え落ち着かせる働きを持っています。

日常生活で猫がよく人や物に顔をスリスリしてくるのはこのフェロモンを擦り付けている行為なのですが、お気に入りの人や場所に匂いを付けることで猫自身がリラックスすることが出来ると言われています。

フェリウェイはこのフェロモンを模して人工的に作られた製品で、猫がこの匂いを嗅ぐとリラックス効果が得られるということです。
  
フェリウェイは以下に示したようなお悩みのある猫ちゃん達にお勧め致します。

・尿によるマーキング  ・不適切な場所での爪とぎ  ・ストレスによる食欲不振

この様な不安やストレスからくる行動はフェリウェイを使用することで改善が期待されます。

その他、お引越しやお部屋の模様替え、動物病院への通院や車での移動、多頭飼育や新しく家族が増える時など様々な場面でご活用いただけます。

フェリウェイには「ディフューザーで拡散するタイプ」と「スプレータイプ」があり、使用方法は簡単です。

薬とは違い自然に動物の行動をコントロールし、今のところ副作用も報告されていません。

そしてフェロモンは同じ動物種の間でしか効果を発揮しませんので、人には全く影響がありません。

ご興味のある方はどうぞお気軽にお声掛けください。
1234: 明日から一部フードが価格改定 編集長 2022- 9-30 Fri

明日10月1日から処方食の一部に価格改定がございます。

スペシフィックシリーズ・ドライフード及び缶詰フード

缶詰フードでは
100g缶が24円、300g缶が42円ほど上がります。

どうぞ宜しくお願い致します。
1233: トリミングルームの外壁工事のお知らせ 編集長 2022- 9-29 Thu

トリミングルーム(一番道路寄りに建っている白い建物・BASE1)の外壁工事を行います。

期間は10月6日(木)〜10月21日(金)です。

この間もトリミング業務は継続致します。

安全を確保して工事をして頂きますので安心してください。

ただ、足場を組むため駐車スペースが狭くなります。

また建物が防護ネットで覆われますので出入りも煩わしいかもしれません。

少しの間ご不便をお掛けすることとなりますが、ご理解頂きますようお願い致します。

尚、来年1月には内装の工事も行う予定です。

期間の詳細が決まりましたらお知らせいたします。
1232: 9月です 編集長 2022- 9- 2 Fri

朝晩は随分気温が下がり過ごしやすくなってきました。

早くも虫達の歌声も聞こえてきており、秋の到来を感じます。

今年の夏も暑かったですが、ギラギラとした太陽のイメージよりも雨が多く、蒸っし蒸しの気候でした。

今まではマスクがとても煩わしく感じましたが、気温が下がれば顔を覆ってくれる暖かいアイテムに早変わり。

どんどん空気が乾燥していきます。

引き続き感染症に気をつけて過ごしましょう。
お役に立てたことがありましたら幸いです。


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