Canon EOS 7D 1/640sec F5.6 ISO100 -0.3EV
オニアジサシ(若鳥) 2020年1月3日 船橋三番瀬海浜公園(船橋側堤防上)
【2020年1月3日】
※船橋三番瀬海浜公園(8:30〜14:20)<11:00-11:50は休憩> オニアジサシが越冬中らしいとの情報をいただき、久しぶりに船橋三番瀬海浜公園に出かけた。好天で風も弱かったこともあり、また周辺の方々から情報もいただき、オニアジサシの他、比較的近距離で水鳥類を見ることができた。到着時はまだ干潟がいくらか残っていたものの、多くのシギ・チドリ類は休息場所の船橋側堤防に移動し始めているところであったが、午後1時頃からは再び干潟が広がり始めた。また、カモメ類は特記したズグロカモメを除くと午後になってセグロカモメが70羽を超えた他、カモメ、ウミネコ、ユリカモメが少数確認できた。なお、沖合いのスズガモ群近くにアビと思われる個体も教えていただき、我々もそれらしきものを視認できたが断定できなかったことから参考記録に留めておきたい。
〇ホオジロガモ 3羽(♂成鳥1羽、♀タイプ2羽。船橋側堤防内水面など。このうち♀1羽は堤防上のしぎ・チドリ群に混じって休息した) 〇ビロードキンクロ 1羽(♂成鳥1羽。船橋側堤防水面のスズガモ群中に見られた。休んでいたが、正午前には起きて水浴・羽繕いなどを行っていた。また、午後2時頃には堤防付近で盛んに潜水を繰り返して採餌行動を取っているのが観察できた。なお、同一個体と断定はできないが、船橋側堤防水面のスズガモ群に混じるビロードキンクロの成鳥♂は2003年3月には確認されており、その後も毎年観察されている) 〇ウミアイサ 5羽(♂2羽、♀タイプ3羽。干潟周辺や船橋側堤防水面内など) 〇ズグロカモメ 1羽(干潟周辺や堤防上。成鳥。干潟の出現している時以外も堤防上から飛び立って浅水域を飛翔しているのが観察できた。なお、2羽いた可能性もあるが、堤防上にて休んだのは1羽であった) 〇オニアジサシ 1羽(若鳥と思われる個体。船橋側堤防上に他の水鳥とともに休息したり、飛び立って採餌行動を行ったりしていた。ミヤコドリ群に埋もれるように舞い降りて休むことが多かった。午前9時半頃、午前11時45分頃、午後1時35分頃の3回ほど、飛び立って東方向に移動し、船橋港口・茜浜付近で急降下して採餌行動と思われる様子も遠望できた。飛び立って帰還するまでの時間は20分から50分と一定ではなかった。また、飛び立つ方向も浦安・葛西方面に向かう場合もあるとのことであった。我々の観察時間中は干潟へ舞い降りることはなかった。正午過ぎに帰還してから1時間半近くは脚を曲げて堤防上で比較的長時間休んだ。午後2時過ぎに帰還した際は、すぐに堤防に戻らず、堤防南側の水面に4回ほどダイビングするような形で水浴するような行動が見られた。撮影した映像からは、尾羽などに黒色味が残り、また、翼上面にわずかに幼羽のようなものも見られたことから、昨年生まれの若鳥と思われ、昨年秋ごろから三番瀬や葛西臨海公園などでも目撃されている個体と推測される) 〇ミサゴ 3羽(周辺杭上など。通称、貝殻島に舞い降りている個体も見られた他、ハヤブサと絡んだ個体もあった) 〇ハヤブサ 2羽(堤防上など。午後零時半過ぎに水鳥群から200m以上離れた同じ堤防上に成鳥♂♀のペアと思われる2羽が舞い降りているのに気付いた。シギ・チドリ類を狙っているものと推測したが、午後1時頃に近傍をミサゴが通過したことから、これと絡む形になった。なお、午前10時前には船橋港側鉄塔上に休止するチョウゲンボウと思われる個体も遠望できた) 〇ミヤコドリ 408羽(正面干潟と堤防上。午前9時頃のカウント数) 〇シロチドリ 約20羽(正面干潟上など。到着直後の干潟上には2〜3羽確認できたのみであった。正午頃の堤防上に休んでいるシギ・チドリ群中にも本種は確認できなかったが、午後2時頃に船橋港側から飛来する約20羽の個体群が確認できた) 〇ダイゼン 63羽(正面干潟など。午前9時半過ぎのカウント数) 〇ハマシギ 786羽(正面干潟など。午前10時頃のカウント数) 〇ミユビシギ 61羽(正面干潟など。午前9時半過ぎのカウント数) 〇ダイシャクシギ 5羽(堤防上で集まって休む様子が見られた。昨年は葛西臨海公園で確認されていた個体群が移動したものと思われる) 〇タヒバリ 4羽(後背地。芝生上) 〇ツグミ 2羽(後背地) 〇オオジュリン 約10羽(後背地アシ原内。小さいアシ原に比較的多くの個体が見られた)
以上
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