Canon EOS 7D 1/640sec F6.3 ISO100 -0.3EV
コグンカンドリ(幼鳥) 2017年7月15日 葛西臨海公園(鳥類園南側水路護岸上空)
【2017年7月15日】
※葛西臨海公園(7:45〜14:00) 到着時は満潮で、その後徐々に潮位が下がり正午過ぎ頃からは干潟が大きく広がった。最初に公園中央部を経由してクリスタルビュー付近から渚周辺を遠望した後、アメダスポイントに回った。昨日コグンカンドリが観察されているということで水路周辺を中心に探索したものの見当たらなかったが、午前9時過ぎの観察センター開館に合わせてセンターに上ったところ汽水池南側護岸上空にコグンカンドリを見つけることができた。その後はコグンカンドリを確認しながら観察センターや水路護岸を中心に探鳥し、正午前からは西渚に出向いた。先週確認したカラシラサギは見ることができなかったが、コムクドリの群は引き続き見られた。西渚には久しぶりに幼鳥連れのコアジサシ群が集結しているのが見られた他、ウミネコ群中には今年生まれの幼鳥も5羽混じっていた。主なものは次のとおり。
○カンムリカイツブリ 2羽(東西渚間水路や西渚北側水路付近など) ○コグンカンドリ 1羽(鳥類園南側水路護岸上空など。昨日から見られているとのことであった。いただいた情報によると昨日午前8時頃に発見され、夕方まで旧江戸川河口から荒川河口にかけて帆翔していたのが観察されたとのことであった。本日は午前9時過ぎから探鳥を切り上げるまでの午後2時頃まで、ほぼ鳥類園南側水路護岸上空付近に見られた。頭部が白いことから幼鳥であることは容易に判別できたが、コグンカンドリかオオグンカンドリかは自信をもって判断できないものの、大きさや嘴長などからコグンカンドリと判断した。なお、遠方からの観察となったが、西渚で探鳥中に旧江戸川河口付近に降下し、再上昇した際に魚を捕らえていたことから採餌行動を取ったものと思われた。この魚を空中で放り出して再度くわえ直して食べる様子が観察できた。本種は当地では2〜3回の観察記録があると思われるが、我々が当地で観察できたのは初めてであった。なお、我々の湾岸フィールドでの本種の観察は2004年6月19日の船橋三番瀬海浜公園での記録に次いで2回目となった) ○コアジサシ 約50羽(西渚干潟など。幼鳥が30羽近く見られ、幼鳥に給餌するのが見られた) ○ヒメアマツバメ 1羽(汽水池上空) ○イワツバメ 2羽(汽水池上空と公園中央部上空で確認できた) ○コチドリ 7羽(汽水池。幼鳥も見られた) ○シロチドリ 4羽(東渚干潟上) ○コゲラ 1羽(鳥類園観察センター付近) ○コムクドリ 約30羽(汽水池周辺。観察センター周辺で数羽から10羽程度の群が見られた。樹木内に潜り込む傾向が強く観察しづらかったが熟し始めたミズキの果実に飛来している個体も見られた)
以上。
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