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羽子板の飾り物 みずえ@管理人 1月23日(土) 22:12
 
毎年お正月に、掲示板に登場する、我が家の羽子板の飾り物のことです。
今年は、少し詳しく書こうと思います。

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この羽子板は、我が家には珍しく、豪華な飾り物です。
これは、私の友人(昔の職場の後輩でした)のYさんからの頂き物です。

多くの友人達のお陰で家が再建できて、震災から1年半後に、神戸へ戻る
ことが出来た私でしたが、その後、Yさんから、羽子板を貰って呉れないか
と、連絡がありました。

どういうことかと聞きますと、昔、彼女が結婚するとき、彼女の伯母さんが、
お祝いに手作りの羽子板を作って下さったそうです。
彼女の親戚は、手先の器用な方が多いそうで、その伯母さんもこの木目込み
人形以外にも、和裁や、刺繍や、色々な手先の仕事が巧みな人だったそうで、
Yさんのお父さんも又、料理や大工仕事など、玄人はだしだったそうです。

Yさんは、この羽子板を、長年、箱に入れたまま、押し入れに仕舞っていた
そうですが、ある時、彼女の娘さんが年頃になったので、「いずれ結婚する時
には、この羽子板を持って行きなさい。」と言うと、きっぱりと断られたと言
うのです。

そんな時、私が震災後、神戸に戻ってから、一念発起、職場を辞めて、コンピ
ューターで何か始めたいと思い立ち、試行錯誤の後、グラフィックに辿り着き、
まだ今から、その勉強を始めようという段階でしたのに、はや「・・工房」と
いう屋号を付けていましたので、何か、買い被られたのかも知れません。
美的な仕事に参考になるかも知れないから、ぜひと言うのです。

私は、そんな大切なものを頂くのは抵抗があって、何度も断りましたが、遂に、
羽子板は我が家へやって来ました。

彼女が運んで来てくれた羽子板は、何十年の月日を経ているとは信じられない
ほどで、お顔なども汚れの無い純白で、あまりにも美しく、私はすっかり驚き
ました。
私はこの羽子板が大好きになりました。
以来10数年、この羽子板は、我が家の大切な宝となりました。

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ここに登場するYさんとは、ご存知の方はご存知、あのお抹茶のYさんです。
彼女のことは、ブログの、<カテゴリー「Yさんのこと、そして彼女のチタン鍋活用法」>
http://blog.goo.ne.jp/miracle-titan/c/aa72d090ef8d1ee9a928081d467d2b9f
にまとめております。


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