2015年2月26日 (Thu)

優しい時間



瑞々しい収穫したばかりのお野菜のお福わけにあずかり

大切に作られたお野菜を前に優しい時間が流れます

たっぷりの鶏がらスープの中でお野菜を コトコト コトコト 

粗塩と胡椒を加えただけなのに時間が美味しくしてくれる

素材の新鮮さは言うまでもなく無農薬の土作りから手間暇を惜しまず

丹精込めて作られたものには作り手の命が伝わってくる気がする 

優しい作り手から生まれたものに命があるように

粉粉ぱんもそんな優しい味の作り手になれたらと

今夜もぱん生地のご機嫌を伺いながら 。。。。 カンパーニュ焼き上がりました


2015-02-26 01:58 in | Comments (4) #

2015年2月23日 (Mon)

お出汁



丁寧に昆布と削り節でとるお出汁は美味しいけれど

わが家のお味噌汁二杯分のお出汁は簡単に作る

昆布と削り節を容器に入れお湯を注ぎそのまま放置

使う時にストレーナーで濾してお味噌汁や煮物に使う

手抜きであっても市販のインスタントだしよりはるかに美味しい

お外ごはんも美味しいけれど 簡素ながらやっぱりお家ごはんが一番好き

先日 巷で流行りの 〇〇シックスという会員制のお試し半額キャンペーンで

特別に作られているという宣伝に心がぐらりと動き

お野菜 牛乳 たまご 豚肉 野菜ジュースの詰め合わせをお取り寄せ

地元日高のサイボクハムの豚肉 有機野菜  加藤牧場の牛乳 自然卵と

どこがどう違うのか 。。。。 あくまでも個人的意見ながら

お取り寄せしたものを会員になってまで再度食べたいと思わなかった

味覚オンチと言われてしまえば返す言葉は見当たらないけれど

日高は新鮮で美味しいものが沢山あるのだと改めて実感

やっぱりお家ごはんがほっこりぬくぬく美味しいです
2015-02-23 01:46 in | Comments (6) #

2015年2月19日 (Thu)

お野菜プレート



収穫したばかりの新鮮な日高野菜は出来るだけ手を加えないで

シンプルにいただくと野菜本来の甘みや素材の歯ごたえを感じます

有機人参のラぺは白ワインビネガーと荒塩とオリーブオイル + レーズン

カブと葉はレモン汁と細粒塩とオリープオイル

時間が美味しくしてくれるお野菜プレートが我が家のメイン料理です


頼もしい助っ人は ひとつで4役をこなしてくれるのグレーダー 

以前は沖縄で有名な しりしり器 なるもので人参をカットしてましたが

使うたびに手を切りそうでやひやしてました

細目のチーズおろし 荒目のチーズおろし  スライサー  しりしり器

立てたまま使えるこの4面グレーダーに変えてから作業がとても楽

高さも20㎝と小柄ながら毎日大活躍

使ったあとはさっと水で洗ってひょいと掛けておくだけで水切りも簡単に

860円と安価なのもお気に入りです
2015-02-19 01:44 in | Comments (6) #

2015年2月15日 (Sun)

ぱん教室




昨日のぱん教室

レッスン五回目の生徒さんの豆食ぱん

しっとりと美味しそうに焼き上がりました

ぱん捏ね器をわざわざ購入しなくても

家にあるもので間に合えばそれに越したことがないので

生徒さんたちと知恵を出し比べ

長年使っていなかったホームベーカリーを使って

捏ねるところだけ委ねることに

その際のポイントは蓋をしないこと

蓋をすると生地の温度が上がってしまうので

急場しのぎには濡れ布巾をかけてモーターの熱を逃がします

そのほかに一時期流行った餅つき機も使えるので

いろんなことをご提案させていただきながらのぱん作り

ウィンナーロールぱんを作られた生徒さんに

仕上げのコショウの前の霧吹きをを伝え忘れるドジを踏んだり

ランチの後のバレンタインチョコの試食

お紅茶のお代わりをしつつ4時間のお教室

楽しい時間をありがとうございました
2015-02-15 23:29 in | Comments (2) #

2015年2月12日 (Thu)

イベントチョコ



今年もバレンタインチョコレートの季節

我が家にも義理の弟の甥 (yoshinori ASAMI )が作ったチョコレートが届きました

去年は新潟の伊勢丹で作り手の ミスターASAMI がフランスから帰国して実演&セミナー

ぱん屋のお客様のおはからいで特別ご招待にあずかり

生まれて初めてのチョコレートの試食会を体験させていただきました

 一緒に出された高価なシャンパン片手に100名のご招待客が

先を争ってお目当てのチョコレートを購入される光景

知らなかった世界に だだ ただ 唖然 茫然 でした

今年は妹からのいただきもの

義理の弟は甥のチョコレートを3万円も買い込んできたと苦笑

一箱の値段を聞いて またまた唖然茫然  

このチョコレート一粒がスタバのカフェラテ一杯の値段と同じと聞いて

すぐには食べるにはとても 勇気 と 決断 が必要でした

本音を言えば 。。。。 明治の板チョコが一番美味しいと思うわたしには

この高価な箱入りチョコの味がわかるかどうか自信がありません

ミスターASAMI や ご両親様にチョコの味はどうでした? と聞かれたら

どう答えたらいいのか 。。。。 笑うに笑えないイベントチョコの話です
2015-02-12 00:06 in | Comments (4) #

2015年2月8日 (Sun)

牛乳ぱん



低温殺菌牛乳  成分無調整牛乳  絞りたての濃厚牛乳

牛乳の種類によってぱんの発酵時間も少しづつ異なるので試行錯誤の繰り返し

あっさり味  しっかり味  濃すぎてぱんの味が変わってしまうもの

それぞれに一長一短  

出来るだけぱんの味を損なわないように

前面に牛乳の味が出てしまわないように水分調節

あれこれ考えながらぱん生地とにらめっこ

地元牧場のホモ牛乳に足すもの引くもの

まだまだぱん修行は続く  。。。。。 です
2015-02-08 23:44 in | Comments (6) #

2015年2月4日 (Wed)

優しい時間



新潟 ぱん屋時代のお客様から
今年のラッキーカラー"ブルー" と"ベリーレッド"のギンガムチェックの 
タオルのプレゼントをいただきました
添えてくださいましたカードに涙腺が緩みました


また 新潟の生徒さんが 「寒い毎日ですがどうぞご自愛ください」と

新潟のオーガニックカフェのパンケーキの粉を送ってくださいました

何処にいても懐かしい方々と温かなご縁を紡いでいただけて
ぬくぬく温かな優しい時間のプレゼント

いつもいつも道に迷ってばかりなのに
そっと寄り添って手を差し伸べてくれる人たちに囲まれている幸せ
ありがとうの気持ちを決して忘れないで
進むべき道に迷ったら
誰かに喜んでいただける道を選んで歩きたい

戴きました温かな想い
一日の終わりに余白の時間を愛おしむように
心は新潟時間にタイムスリップの夜です
2015-02-04 20:19 in | Comments (2) #

2015年2月2日 (Mon)

時を紡ぐ



三種のチーズを使ったお食事ぱん 甘くないぱんです

ぱん作りの事ばかりを考えていると思いだすのは

ピッコリーノの伊藤先生が常々おっしゃっておられたこと


「バターや砂糖の力を借りれば美味しくなるのは当たり前
粉と水と塩と酵母だけで作るぱんの味
本当に美味しいぱんは時間がたっても美味しい」



粉粉ぱんの原点でもある先生のお言葉

 ぱん生地と向かい合う時いつも思いだす

焼きたてよりも時間を置いた方が美味しくなるぱんもある

たとえば 食ぱん  レーズンぱん は一日置いた方が断然美味しい

南部小麦で作るフランスパンも焼いた直後より三時間ほど置いた方が香りが増す

トースターで焼いたぱんは少し水分が飛んであっさりと

霧吹きをかけてオーブンで温めなおしたぱんはさっくりと

蒸籠でゆっくり蒸したぱんはもっちりいつまでも温かい

その日その日の食べたい気分によって変えてみると新しい発見がある

食ぱんに至っては 厚切り 薄切り とカットする厚みによっても食感が違う

喜びの時も悲しみの時もぱん作りと共に時を紡いだ10年

たった一個のぱんに人生を変える力があったこと

母の「美味しい」の一言が聞きたくて歩いた10年だった気がします
2015-02-02 01:41 in | Comments (4) #