2014年12月31日 (Wed)

あたたかな募金のこと



へこんだり 悩んだり 迷ったり 
色んな壁にもぶつかりながら歩いた一年が終わろうとしています

2009年 4月 新潟市での天然酵母ぱんの店 キッチン工房 粉粉 の開店から
2013年12月閉店までの4年9ヶ月
粉粉ぱんの売り上げの中から一個につき5円を「あしなが育英会」の募金箱に 
毎週ぱんを買いにきてくださるお客さまからも温かなご支援いただき
多くのみなさま方とあたたかな募金活動に参加させていただきました
新潟から埼玉に転居の際にその募金活動の引き続きを快く引き受けてくださった
新潟市のストアー・ルームさん  ありがとうございました
その後も善意の募金をお店にきてくださるお客様のご協力で
続けていてくださるというお知らせに心温まる思いです

2014年もあと24時間
今年もキッチン工房 粉粉 に関わってくださった多くのみなさま
本当にありがとうございました

新しい年も幸せなぱんの作り手になれますように
毎日をゆっくり丁寧にぱん生地と向かい合って暮らしていきたいと願っています

今年も新潟の三根山園農場の長津さんからつきたてのお餅が届きました
懐かしい故郷の味をゆっくり楽しませていただこうと思います

また新潟の生徒さんからお正月用のお花の贈り物をいただきました


何処にいても沢山の方々と繋がっていられる幸せを噛みしめて
新しい年を迎えたいと思います

ここにきてくださるすべてのみなさまもどうぞ良いお年をお迎えくださいますように。
2014-12-31 00:19 in | Comments (6) #

2014年12月28日 (Sun)

今年最後のお教室



ぱん教室 基礎の白生地4回目の生徒さんが焼かれたウィンナーぱんです
毎回一生懸命にぱん作り 酵母起しも手捏ねも本当に上手にこなし
2回目のぱん生地発酵の合間には賑やかなランチタイム
なんだかレストランでランチしているみたいですとお褒めにあずかり
昨夜試食用に焼いておいたフランスパンも喜んでいただけて
無事に2014年最後のお教室が終わりました。

6月から再開しましたお教室に地元の沢山のみなさまにお越こしいただき
新潟から遠路はるばる通ってくださったみなさま
本当にありがとうございました。
来年も皆さんと楽しい時間を紡げますように
新しいぱんに添えるお料理も考案していけたらと考えています


先日新潟のぱん屋時代のお客様から送っていただきました新潟五泉産の里芋
厚揚げと一緒に煮込んで美味しくいただきました

今年もあと3日 小さな家のことですからお掃除するにも手間はかからず
おせちも大したものは作りませんから
暮れと言っても普段とあまり変わることのない暮らし時間
それでも気持ちだけは1年の締めくくり気分
1週間のお休みはレシピ作りで終わりそうです
2014-12-28 23:27 in | Comments (2) #

2014年12月25日 (Thu)

キッチンの作業台



我が家の小さなキッチンには作業スペースが全くない
作業台として使っているのはスチール製のシェルフ 900×450×800
このシャルフは焼いたぱんを冷ましたり、食事の下ごしらえを並べたり
洗った食器をのせて朝までしっかり乾かしたりとフル回転で大活躍


キッチンが狭ければ狭いなりになけなしの知恵を絞り出して悪戦苦闘
必要なものが直ぐに手にとれて
振り向けばぱん用の電気オーブンに料理用のガスオーブン
冷蔵庫にぱん捏ね器にぱんスラスサー

この狭い空間でよく150個のぱんが焼きあがリますねと生徒さんたちは笑う
狭いからこそ段取り上手になれるよう特訓中


お隣のご主人さまから本日のいただきもの
無農薬野菜のみずみずしさにしばし見とれてしまいました

今年もあと一週間
お掃除も家の整理もため込んで一気にやるのがものすごーく苦手なので
気がついた時にやるように小さなルールを決めて実行
掃除機は軽いマキタですいすい リビングの掃除は五分で完了
後は一週間に一度蒸気のでるモップで拭き掃除
日々の暮らしに面倒はため込まないことが一番らくちんです
2014-12-25 00:10 in | Comments (2) #

2014年12月21日 (Sun)

お歳暮ぱん



お教室の合間にお歳暮ぱん作り
60個のぱん発送をやっと済ませて一安心

今日はぱん教室に新潟からお二人来てくださって賑やかな一日
長年通ってきてくださったお二人ですからもうすっかりベテランさん
全粒あんぱんとちーずぱん30個 少しづづ形を変えてのアレンジぱん
ぱん作りの合間に三ヵ月溜まってたおしゃべりにも花が咲く

本日のランチ

里芋グラタン   ほうれんそうとブロッコリーのポタージュ   フランスパン
デザートは ル・レクチェのアングレーズソース  紅茶

教室が終わって近くの加藤牧場にパターの買い出し、クーラーボックスに保冷剤
お二人とも大荷物でお帰りに 。。。。 楽しい時間はあっという間
また来ますね 。。。。 駅でのお別れに涙腺が緩みました
2014-12-21 23:58 in | Comments (2) #

2014年12月17日 (Wed)

保存食作り



生姜の佃煮  
<生姜 4個 お酒 50㏄ みりん 50㏄  砂糖 大匙1 醤油 大匙4

鍋に入れて ときどき混ぜながら水分がなくなるまで20分から25分炒り煮
そのまま箸休めにしたり、刻んで胡麻を加えてお結びにしたり
魚を煮るときに一緒に入れたりとこっくり美味しく出来上がりました


レンコンのきんぴらはぱんにのせて 。。。。 和食と粉粉ぱんはベストマッチ
国産小麦と和食材 相性がいいのは当たり前ですね


新潟のぱん屋時代のお客様から 新潟五泉産の里芋を沢山送っていただきました
里芋グラタン  里芋酒粕の味噌汁  里芋チップ  煮物  里芋と豚バラ中華風

暫くの間 新潟の味を楽しませていただけます
S様 本当にありがとうございました。


ぬくぬくお風呂、これもまた新潟のお客様から頂きました鉢植とほっこり置物
慌ただしい年の瀬もお風呂に入るたびにゆっくり癒されてます
引っ越したにも関わらず新潟の皆さんといつも繋がっていられる幸せに感謝です
2014-12-17 11:33 in | Comments (4) #

2014年12月14日 (Sun)

温かな想い


今朝 上りの上越新幹線が雪のため6時間も立ち往生ニュースに目が点々
昨日 始発の同じ新幹線で新潟からぱん教室にきてくださった生徒さん
もし今日のレッスンだったらと思うだけで冷汗
人生 何時 何処で 何が起こるかわからないこそ 
一日一日を感謝して生きることが大切なのだと思う

夕方は温かな明かりが恋しくて キッチンでもコトコト温もり煮込みが恋しい
寒い季節の煮込み料理を一手きに引き受けてくれるガスオーブン
取っ手のないステンレスのお鍋に材料を入れゆっくりゆっくり煮込んだカレー
一晩寝かせるとまろやかでスパイシーな味に変身してくれる
ほっこり優しい手抜き料理 結果が良ければすべてよし
あれこれ手を加えるよりもたまにはほったらかしも必要
ぱん作りにも言える物つくりの極意 美味しいにも不味いにも訳がある


広島の旅人さんから甘酸っぱいお蜜柑をいただきました


粉粉ぱんが紡いでくれた温かなご縁 

両手に包むと温かな想いが伝わってきてゆるゆる涙腺が緩みます
ありがとうの想いが広島まで届きますように
2014-12-14 20:34 in | Comments (2) #

2014年12月10日 (Wed)

食ぱん



ナンブ小麦 自然水 自然塩  ホシノ丹沢天然酵母
シンプルな材料で捏ねた生地を12時間発酵させ成型
1.5斤の型に入れて約120分 型の8分目まで仕上発酵
蓋を閉めて焼けば 角食ぱん  蓋なしで焼けばイギリスパン
同じ材料なのに 角食ぱんはきめが細かくしっとりと焼き上がり
イギリスパンはさっくり香ばしく焼きあがる
その日その日の気分に合わせて作るけれど最近はさっくり気分で
網で両面こんがり焼いて岩塩とオリーブオイルでいただくのがお気に入り
ランチの場合はキンピラやおからの煮物やひじきの煮物をサンドすることが多い
一週間に二回 4本焼いて充分と思いきや姪や妹が
まるで焼きあがるのを知っていたかのように出没するので我が家の分は何時も不足気味
お隣さんや宅急便のおにーちゃんからいい匂いしてますねぇとお褒めの言葉にあずかれば
ほいほい調子に乗って3枚 4枚 どうぞどうぞということになる
ぱんで繋がる素敵なご縁  笑顔の贈り物をいただけました


娘の華は陽が差す場所を移動しながら本日もソファーの背もたれで爆睡中です

2014-12-10 23:56 in | Comments (4) #

2014年12月8日 (Mon)

暮らしのものさし


引越しの際に沢山の食器をお嫁入りさせ
本当に必要且つ好きなものだけをを厳選して残した食器
いつも使うものは限られていたことに気付く
朝食または昼食用の食器

おやつ用のお皿とカップ


夕食用の食器


ハレの日もケの日もはたまた来客があった日も
我が家のテーブルに並ぶのはこんな感じの器たち
食器棚を置くスペースがないのでエレクター三段に
朝食用  昼食用  夕食用 と並べている
小さな暮らしのものさしで選んだ中に来客用の食器はありません 
耐熱用のガラスのカップは茶碗蒸しの器にもなり
夕食用の黒い漆器はワンプレート皿にもなる重宝皿
何にでも使い回しの利くものばかりに囲まれて 不便 を楽しんでます

埼玉の朝夕はほんとうに寒く今朝目が覚めて室温を見れば8度
新潟では寒冷地仕様に作られている家もこちらでは窓の結露に驚く始末
それでも日中は眩しいくらいに陽が差し込んでガスクリーンヒーターのお蔭でぬくぬく時間
新潟の生徒さんから市内の写真が届き思わず寒さを思い出してます


2014-12-08 00:00 in | Comments (6) #

2014年12月3日 (Wed)

ご縁の贈り物



新潟でのぱん屋時代のお客様から りんごの贈り物が届きました

2009年4月のopen当初から閉店までの5年間

毎週欠かさず キッチン工房 粉粉に来てくださり

雨の日も 風の日も 雪の日も ただ通い続けた客とご自分でも笑っていらしたU様

メッセージカードに添えてくださいました暖かいお言葉です

落ち込んで生きていくのが辛い時に何時も笑顔で迎えてくださり
何も聞かずに暖かいお茶をふるまっていただき本当に嬉しかったです
色んな問題を抱え迷い悩んでいた時にも
人生は楽しいものだということを実践して見せてくださいました
リンゴはわたしから心配をおかけした気持ちです
皆さまと食べてください
埼玉でのご活躍を祈っています
またお会いしたいです
2014.12.2 L・U

毎週お元気なお顔を拝見して元気をいただいたましたのはわたしほうでしたのに

見知らぬ土地で暮らしを気遣ってくださりありがとうございました


また新潟産の ル・レクチェをお送りくださいました お客様の N様からは

「 新潟を忘れないで下さい 」とメールをいただきました

そのままでも本当に美味しいル・レクチェですが

工房で皆さんといただいた懐かしいデザートを思い出して

ル・レクチェのグラタン アングレーズソースを作りました


洋梨 卵 グラニュー糖 生クリーム というシンプルな材料なのに

温かくて 懐かしくて 美味しくて

いただいた沢山の 想い と ご縁  大切に大切に心の中に収めました
2014-12-03 17:35 in | Comments (2) #

2014年11月30日 (Sun)

桐のまな板



新潟県加茂市 桐の箪笥で有名な  桐の蔵  さんからオーダーまな板届きました
我が家の狭いキッチンは洗った食器を置くだけでいっぱいいっぱいのスペース
小さなまな板でお野菜を切ったり 使ったお鍋はすぐに片づけたりと試行錯誤

いろいろ考えて九州の 榧(かや)の木 で注文まな板を作ったものの
縦に置く式にしてしまったので長いお野菜がまな板からはみ出す
使い勝手を深く考えないで注文してしまったと  反省 !!
今度は失敗しないように以前桐の衣装箱を作っていただいたお店にお願いした
電話で 590×240 の物を作って欲しいと話すと
大きいですね  と驚かれましたが使い道を話して写真のまな板完成です

桐のまな板は軽くて包丁のあたりも柔らか、濡らしてもすぐに乾く
まな板として使わない時は作業台の代わりになって大活躍
お教室の生徒さんたちからも  このまな板いいですね とすこぶる好評判

こんな風に存在感あります


以前作った 榧(かや)の木のまな板 
どちらも大切なキッチンでの相棒 シミもまた味わいを増してきています
2014-11-30 17:20 in | Comments (10) #

2014年11月26日 (Wed)

無農薬野菜



お隣のご主人さまが趣味でやられている家庭菜園お野菜たち
これからお鍋の野菜を採りに畑に行くけど必要な野菜ある?
夕方になると何時もお声掛けいただいてお福分けにあずかっている
泥も付いてるし虫もいるからよく洗ってねぇ  作り手さんの朗らかな笑い声
瑞々しいお野菜たちが美味しいのか虫さんたちも居心地よさそう
温かなご近所付き合い  長閑かな田舎暮らし 


たっぷりキャベツは豆乳コールスローサラダに
ちびっこ白菜はお豆ときのこの中華風に
青々ほうれん草は胡麻和えに変身 

昨日いただいた里芋は味噌汁に
ほっこり暮らしの夕餉の支度
だんだん新潟暮らしが遠くなる
故郷は遠くにありて思うもの 。。。。。 日高暮らし8カ月目は雨降りです
2014-11-26 15:26 in | Comments (2) #

2014年11月23日 (Sun)

ただいまお昼寝中



我が家の6歳娘「華」はただいまお昼寝中
10分 15分 20分 この姿勢のままおくつろぎ遊ばして
その間物音を立てないように 抜き足 差し足 音楽もテレビも禁止時間
他の部屋で寝てくれればいいものを
何が何でもキッチン横の居間を我が物顔で占領し爆睡中
穏やかな寝顔に思いっきり親ばかを発揮してされるがままに嬉々として
何時しか見ているわたしまで静かな午後の陽を浴びてこっくりこっくり
おやつの催促に起こされる始末
晩秋の日暮れはとても早くぽつぽつと灯る家々の明かりが温かです
2014-11-23 23:51 in | Comments (6) #

2014年11月19日 (Wed)

おやつの時間



本日のおやつ
ノンオイルの紅茶リキュールシフォンケーキ
日高 加藤牧場のホモ牛乳のミルクティー添え
14㎝の小さなモールドで作る食べきりサイズ
その時々でモールドを 12㎝  14㎝  17㎝  と使い分け
12㎝ 卵2個  14㎝ 卵3個  17㎝ 卵4個 
卵黄も卵白もすべて使い切りレシピ 豆乳もしくは牛乳使用
出来るだけオイルは少量 レシピによっては使わない 
紅茶リキュール  珈琲リキュール  チョコレートリキュール
香りづけ程度に加えたおうちおやつ
パレットナイフもシフォン用のナイフも必要なし
焼きあがったケーキを冷蔵庫でしっかり冷やし
上から手でむぎゅむぎゅと押しつぶして型を逆さにして取り出す無鉄砲さ
型から取り出す際に下手にパレットナイフを使おうものなら
見るも無残に周りがぼろぼろ  お菓子作り初心者の怖さ知らずの型抜き法
地元日高で採れたブルーベリーをジャムにして
本日も幸せなおやつの時間です


来週はA.R.Iさんの本レシピをアレンジしてローカロリーマフィンに挑戦
朝食用の野菜マフィン  お豆のマフィン おからのマフィン
プロのケーキ屋さんから学ぶ美味しいおやつ
作りやすい分量のアレンジを考えながら本の素敵な写真に見とれてしまう午後です
2014-11-19 14:37 in | Comments (2) #

2014年11月17日 (Mon)

秋風に背中を押されておやつ作り



待つことで美味しくなるものがある
ぱんで言えば  食ぱん レーズンぱん  カンパーニュ
焼きたてよりも一日置いた方が香りも深く味わい深いぱんになる
日本古来の発酵食品も時間が美味しくしてくれる
お菓子で言えばしっとりとした風味が味わえるパウンドケーキ 
ふるふるに湯煎焼きにしたプリンも一晩冷蔵庫で休ませることによって
たまごと牛乳が相思相愛の仲になる
家で食べる「おやつ」はちゃんとした立派なものではなくていいし
身近な材料を使って簡単&日持ちのいいおやつ作り
新潟で一年ほどお菓子作りを学んだけれど中途半端に材料が余ったり
香料がきつかったり 油脂もどっさり でお菓子作りは挫折のままだったけれど
最近はお菓子教本片手に自己流にアレンジしながらレシピの組み換え
ゆるり時間の風に吹かれおうちおやつ作り
ずっと作り続けるおやつはシンプルで懐かしいものばかり
さつまいもにバターとお砂糖を入れコロコロ丸めて
フライパンで焼いてくれた母のおやつを思い出す
昔のお菓子道具を引っ張り出してかんたんおやつ作り楽しんでます

2014-11-17 00:57 in | Comments (4) #

2014年11月12日 (Wed)

自転車


折り畳み式の自転車がいいのか
サイクル自転車がいいのか
サイズは 20インチ  24インチのいずれか
色は 白 ベージュ オレンジ色から
買いたいと思ってから丸5年 いまだに買えずにいる
新潟の家の真ん前に自転車さんがあって
窓から眺めては 買いたい 買えない 買いたい 葛藤&葛藤
以前 母が使っていた真っ赤な自転車を直して
調子に乗って走り回り 電柱に衝突するわ 道端の花壇に突っ込むわ 
以来家人から自転車使用禁止令が発令された
埼玉ではゴミ捨場も遠い 
当番制でお掃除の公会堂には駐車場が無いのでかなりの距離を徒歩
ご近所さんは自転車で颯爽とご活躍
ここに来てまた 欲しい!! 気持ちが勃発
置き場所に思案
雨ざらしにもしたくない
買っても週に何回乗るのか
考えたら意気消沈 結論出せぬまま 悩む 悩む
決断力欠如 この性格は治りません

本日のおやつ 日高は美味しいもの沢山です

2014-11-12 16:47 in | Comments (10) #

2014年11月10日 (Mon)

学びのかたち


昨日の天然酵母レッスン お二人の生徒さんのほっこり優しい表情のぱんです

レッスン二回目の生徒さんが作られたカンパーニュ

レッスン三回目の生徒さんの作られたバタール

先月のレッスンで手捏ねされたものをご自宅に持ち帰られて
一次発酵12時間 仕上げ発酵50分  焼成15分
発酵のデーターをお聞きしたり、作る過程写真を見せていただいたり
ぱん作りの一生懸命さが伝わってくるようで
お伝えする側も負けてはいられない気持ちになりました
学びのかたちはそれぞれに違っても
美味しいぱんが焼けるようになりたい気持ちはひとつ
20年ぱんの道を歩いてきて学びに近道などなかったこと
同じように作っても決して同じぱんにはならなかったこと
いつもいつも試行錯誤の繰り返しだったこと
毎回メモしつづけたデーターから成功と失敗の原因を探る日々
その大量のデーターから学ぶことはとても多かった
ぱん作りが何より好き 。。。。 同じ気持ちで集ってくださる生徒さんたちと
共にぱん作りが出来る時間はわたしにも学びの時間
ゆっくりゆっくり先を急がずぬくぬく優しいぱん作り
試食時間は皆さんの美味しい笑顔に癒されてる時間です
2014-11-10 00:37 in | Comments (2) #

2014年11月5日 (Wed)

夢のちから



我が家から車で5分 「加藤牧場」 で新鮮な バター 牛乳 チーズ
反対方向に走れば 「地元物産直売所」 で生みたての自然卵
そこからすぐ近くにオーガニック食材を扱う 「アリサン」 の本社で
レーズン  クルミ  地粉  バニラ  シロップ  豆
ナンブ小麦と天然酵母以外のぱん用食材がほとんど手に入る
必要な時に必要なものを
新鮮で安心して使えるぱん食材が買えること
考えてもみなかった神様からの素敵な贈り物 
見知らぬ土地に根を下ろし再び粉粉ぱんを作り続けられる幸せ
躓いたり 泣いたり 笑ったり 弱音ばかりの日々も過ごした 
幸せなぱんの作り手になりたい 。。。。 そんな小さな夢を追いかけた
毎日の暮らしを丁寧に誠実に
ぱん生地と向かい合って生きることの意味は大きい
ぱん作り時間を心から大切に楽しんで歩き続けられる夢のかたち
明日も幸せな時間でありますように
2014-11-05 22:11 in | Comments (4) #

2014年11月2日 (Sun)

湯たんぽ



朝夕の風がとても冷たくて夕夜から湯たんぽと仲良し
80度のお湯を 1000㏄ これだけで朝まで足元がぽかぽか暖かい
時には膝にのせて 時には椅子の後ろにおいて
ゆっくり ゆっくり 心まで温めてくれる
暑いのは苦にならないのに寒いのはとても苦手
秋の夜長膝にのせて毛布を掛ければインスタント炬燵
エアコンの何倍も何倍もあたたかでぬくぬく
本を読むのも途中でいつしかこっくりこっくり
幸せってきっとこんな時間なのかもしれない


今週はフランスパン作り、酵母さんもとても元気です
2014-11-02 22:33 in | Comments (2) #

2014年10月30日 (Thu)

赤毛のアン



子供の頃 夢中になって読んだモンゴメリの赤毛のアン
久しぶりにアンの世界の住人になってみる

「赤毛のアン」
「アンの青春」
「アンの愛情」
「アンの友達」
「アンの幸福」
「アンの夢の家」
「炉辺荘のアン」
「アンをめぐる人々」
「虹の谷のアン」
「アンの娘リラ」
「アンの想い出の日々 上下」

赤毛のアンシリーズは全部で12巻 
アンの「わたしはいつも誰かが必要とするするような人間になりたいわ」
この一行はいつ読み返しても心に響く
小さなキッチンから生まれる一個の粉粉ぱんも
食べてくださる方にぬくぬく幸せな気持ちになっていだきたい
日々の暮らしの中に埋もれてしまいそうなささやかな願い
優しい気持ちでぱん作り アンから学ぶことは本当に大きい


今日のおやつはブルーベリーマフィンです
2014-10-30 00:51 in | Comments (2) #

2014年10月27日 (Mon)

おやつ



      素朴だけれどしみじみ美味しいおやつの定番  焼きプリン
      材料はたまごと牛乳とグラニュー糖だけ
      シンプルなおやつだけにたまごと牛乳だけは新鮮なものを
      ひとつのボールに材料を全部入れて
      泡立て器でカシャカシャ カシャカシャ
      お湯を張ったオーブンで30分
      カラメルの焦げた匂いがキッチンに充満
      それだけでなんだか倖せな気持ち
      黄昏時に暮れゆく空を眺めながら
      昨日のぱん 明日のぱん 考えながら
      少し遅いお茶の時間
      明日も良い日でありますように
2014-10-27 00:07 in | Comments (2) #

2014年10月22日 (Wed)

夢を追いかけて 。。。。 Openです



キッチン工房 粉粉の天然酵母ぱんレッスンに来てくださっていた生徒さんの
長年の夢が形となり 日和山五合目 がOpenしました

以下はいただきましたメールです

******************************
ご無沙汰しております。
ようやくお伝えできるときがきました。
日和山五合目ですが10月10日にオープンしました。
営業は、金・土・日・月の11時から16時です。
オープンまでにいろいろなことがありました
先生からパンをいただいたあのころは、介護の日々、悩める日々でした。
先生のパンに癒やされました。
そんな中、振り返ること 先のことを考えること、それよりは
今できることをやることにしました。
主人にはいつも感謝しています。
母の状態を診ながらで、あまり広くお伝えせずにおりましたが
安定しつつあり、長くなりそうとのことで、連絡させていただきました。
頑張りすぎず、楽しみます。
粉粉さんのショーケースはまだ出番待ちですが、夢は続いています。
寒くなりました、体調を崩しませんように。
ありがとうございました。

********************************

沢山の事を抱えながらも夢に一歩踏み出されたとのお知らせに心から拍手を送ります
粉粉ぱんが紡いでくれた温かなご縁
「天然酵母ぱんはまだお客様にお出し出来るまでには至っておりませんが
何時かはという夢を持って頑張ります」とお電話で伺いました
わたしもいつの日か日和山五合目の
とびっきりのトーストとコーヒーと彼女の笑顔に会いに伺う日が楽しみです。
2014-10-22 23:41 in | Comments (4) #

2014年10月20日 (Mon)

小さなあしあと



焼いたぱんをオーブンから取り出すための耐熱&滑り止め付きグローブミトン
オーブンの熱で焦げ、ぼろぼろになっても捨てることが出来ない
新潟でぱん屋を開業した日に友人から贈られた最初のミトン
そしてぱん屋を閉じる日まで使っていた最後のミトン
左の二つは現在片腕になってくれている相棒ミトン
五年間に使い古し処分したミトンは数知れず
ただこの二束だけはわたしにとって別格扱い、一緒に引っ越してきました
一週間に一日 それもたった二時間しか営業しないぱん屋
ひとりですべてをこなすにはそれが精一杯のぱん作り
そんなぱん屋を支えてくれていたのはわたしの手の倍もあるグローブミトン
開業の時と閉店の時の記念すべきミトン 
迷った時に再び歩き出せる勇気をくれた宝物
なによりもなによりもぱんを作れることが本当に嬉しかった日々
躓いたり へこんだり 道に迷ったり ぱんと共に歩いて20年
やっとぱん作りというものが少しだけ見えてきたように思える
これからどこに向かって旅が続くのか分からないけれど
いつもこのグローブミトンが道案内 ぱん作りは終わりのない旅 
好きな道を歩ける倖せ噛みしめてガンバレ わたしです
2014-10-20 01:18 in | Comments (2) #

2014年10月17日 (Fri)

今日も一日無事日和


先日新潟から天然酵母レッスンに来てくださった生徒さんから

「粉粉ぱんの味が変わりましたね 以前より優しい味になった気がするんです」

とありがたいお言葉いただきました

新潟の暮らしから日高での暮らし、何もかもが一から手さぐり状態

引っ越して真っ先にぱん種の酵母起し どうなることかハラハラドキドキ

ホシノ丹沢天然酵母種 500グラムに対して1.5倍の自然水 750cc

それを恒温器で20度の温度を保ちつつ7日間ゆっくりゆっくり発酵させる

文字にすればたった2行の酵母起し作業

その間の温度 湿度 は微妙 恒温器の温度も上がったり下がったり

3個の温度計もてんでバラバラに数値 。。。。 そこはそれで作り手も超アバウト

7日間かかって出来上がった酵母はそのまま冷蔵庫でおやすみタイム2日間

やっと使える酵母の完成です

新潟と埼玉の酵母起しのやり方が別段変わったことは何もないはずなのに

確実に酵母の味が変わったことに気が付いたのはわたしだけではなかった

酵母の味に変化があったことに生徒さんは気が付いたのです さすがです

埼玉で起した酵母がとても元気で味もまろやか 風味もお酒の大吟醸なみ

時間がたってもへたりが無いのには驚く

今までの酵母が決して悪いのではなく

作り手の心の在り様が味に変化をもたらしたに相違ない

やはり心穏やかに暮らすことが何事にも必要なのだと改めて反省

先へ 先へとこころばかりがはやり 小さな変化を見逃していた

手を抜いたつもりはなくてもどこかで馴れというものに染まっていた

自分の未熟さと向かい合って改めて知るぱん作りの奥の深さ

1個の粉粉ぱんが教えてくれる心の在り様 初心に帰ろうです


沼津のhalさんから3か月待ちで藤原千鶴子さんのルームシューズが届きました

年に一度 頑張った自分に褒美のルームシューズもこれで4足目

先輩の3足もあちらこちら繕いながらもまだまだ現役ですが

1日も長く共に暮らすために1足づづに酷使も分担

小さな暮らしの小さな幸せ この一足の作り手に心から感謝です
2014-10-17 00:30 in | Comments (4) #

2014年10月13日 (Mon)

ありがとうをこころから


一日の始まりに家中の窓を全開にする

朝日が眩しいくらいに輝いてキッチン&居間は光の大洪水

その景色は本当に美しく光の中でしばし見とれてしまう

小さな家の陽だまり 倖せって多分そんな時間の中にいることなのかもしれない

そんな光の中で迎えた誕生日 生んでもらったことを感謝する日

新潟のぱん教室の生徒さんから おめでとう のプレゼント

朝からうるうる涙腺全開

最近目が疲れて 。。。。。 と愚痴をこぼしたのを覚えていてくれ

ハーブ入りのアイマスクは目を休めてくれますよとメッセージ

わざわざ有給休暇を取って誕生日のレッスンに駆けつけてくれた生徒さん

みなさん 本当に本当にありがとうございました。

いつ心穏やかな気持ちでいなければ倖せぱんは作れない

それを何時も心に刻み ありがとうの心をぱん生地に包んで

倖せぱんの作り手になれますように
2014-10-13 00:51 in | Comments (4) #

2014年10月9日 (Thu)

愛すべき小さいもの


キッチンで使う小さい物達が迷子にならないように

全部見えるように吊るして使ったら定位置に戻す

味噌漉しの代わりに持ち手付の急須用の茶こし 二杯分の味噌汁にはこれで充分

沢山の物が混在しないようにお玉もしゃもじも菜箸もゴムぺらも全部一個づづ

お鍋もメインは14㎝ 蒸し器もフライヤーも大きなザルも全部処分

5年前に炊飯器が壊れてからご飯は小さなストウブ鍋で炊くようになり

毎日の暮らしに大きな鍋や一見あれば便利そうなキッチン電化は必要なく

気がつけば普段使っているものは全部小さいものばかり

なんだか子供の頃のおままごとキッチンを思い出す

我が家の食事は一汁三菜 お肉の日 お魚の日 お豆の日 お野菜だけの日  

どの日もメインの三倍の温野菜を添え塩分控えめ 腹七分目

ここ日高はお野菜が新鮮且つ無人野菜販売所がいたるところにあるので

有機野菜 お豆 お豆腐 と特別に構えなくても自然に毎日の食卓は低カロリー

おやつもほとんどが簡単な自家製なので甘味も塩分も自由自在

心のびやかに道草していればストレスも溜まらない

毎日酵母さんと仲良く 日高暮らし7か月目です
2014-10-09 00:43 in | Comments (2) #

2014年10月6日 (Mon)

心の貧困


物質的に豊かになりすぎたわたしたちの暮らし

それと引き換えに失われつつある 質素倹約 という生き方

子供の頃から食べ物を粗末にするということは決してしてはならない

食卓に並べられた食べ物に対して好き嫌いなど言ってはならない

普段は優しい明治生まれの祖母はこと食べ物に関してだけは厳しかった

なのに祖母から譲り受けた糠床はダメにするし

冷蔵庫に入れたままの食品を期限切れにしてしまったり

そのたびに罪悪感に陥って猛反省 

祖母の生き方に少しでも近づきたいと思うのにまだまだ願うだけの日々

わたしたちが生きていくために肉や魚や野菜たちの命をいただいていること

新鮮なものをあまり手を加えすぎないで自然な形でいただくこと

改めてこの半年間 ナチュラルフードの勉強を通して学んだことは大きかった

いろんな壁にぶつかったり 曲がり角で道に迷ったり 

生きていくことはそんなに容易いことではないけれど

祖母の写真の前で何時も心だけは貧しくならないようにと叱られてる気がする

ぱん作りも毎日のごはん作りも心から楽しんでたとえ簡素な食事であっても

作り手に感謝の心を忘れないように 。。。 祖母の教えを思い出す

食べ物を作るということは人の命を預かるという事

丁寧に日々の暮らしを営んで迷ったら基本に立ち返ろう

ゆっくりゆっくり先を急がす暮らしていても

何時か何処かで何かのお役に立てる日が来たら

すっくと立ち上がって自分に出来ることを躊躇せずにやれる者になりたい

そんな夢の欠片を持ち続けて 。。。 ガンバレ わたし

2014-10-06 00:45 in | Comments (8) #

2014年10月2日 (Thu)

道草ばかり



午前中は集中してレシピ作りに専念するつもりが

秋空に見とれて 気持が ふわふわ ふわふわ 何処までも飛んでいきそうで

なぁんにも手つかずの仕事がたまる一方

やり始めると時間を忘れてもやっている割にはあーでもない こーでもないと

迷いが生じるとすぐに思考力が止まってしまう 。。。。困った性格は治りません  

裏のポッポ道と呼ばれている散歩道は色とりどりの花でいっぱいだし

近くの畑ではコスモスが咲き乱れているし 

マロンの里と呼ばれている日高のあちらこちらは見事な栗がたわわに実っているし

なんだかんだと言い訳をしつつ机の仕事をほったらかして市内を探索

これではいけない 明日から頑張ろう 。。。。 そんな反省を繰り返す毎日

そんなわたしがひとたびぱん生地に向かってしまうと家事もなにも心ここに非ず

4日前に岩手の製粉会社から製粉したての25キロの粉が出発しているのに届かない

粉が行方不明 ハラハラ ドキドキ そんな心配をよそに

運送会社のドライバーさん 日にち指定がなかったので 。。。。と涼しい顔

これってありですか ? 腐るものでもないけれど言い訳が気に入らない

新潟では注文したら翌日か翌々日には必ず新鮮な粉が届いていたのに

埼玉では遅配達なんて当たり前なのか3社ある運送会社全部がこんな調子

のんびりが県民性と言ってしまえばそれまでと怒っている自分がばかばかしくなる

郷に入れば郷に従え 。。。。 ますますのんびりに拍車がかかる日高暮らし

今夜も ぱん生地さんも ゆっくりゆっくり 発酵中  

遠くで虫の声が聞こえる秋の夜です
2014-10-02 00:55 in | Comments (6) #

2014年9月29日 (Mon)

小さな決め事


暮らしの中のきまりごと

何事もきっちりきっちりは苦手だから自分に緩い決まり事を幾つか作る

家仕事  ぱん作り  本屋さん通い Caféでお茶  

一つ一つの暮らしのリズムはその日その日で違っても

一日の終わりにその日出来なかったことが多すぎでも緩い自分の中の締切時間

沢山の事を抱えても気ばかり焦って結局は振り出しに戻る

ゆっくり歩くのと忙しなく歩くのとでは散歩の景色がまるで違う

明日出来ることは明日すればいい 。。。。 そんな甘さも時には必要不可欠

暫し休んでまた歩き出す 季節の替わり目の風が心に優しく感じられる日高暮らし

青とも蒼とも違って見える 秋色の空 

引越し騒ぎはとってもとっても大変だったけれど過ぎてみれば懐かしい

長閑な景色にカーテンまで秋色に染まる夕暮れ時

酵母さんのご機嫌がとてもいいのでわたしもご機嫌です

広島の旅人さんから

何時も美味しい粉粉ぱんをありがとう のメッセージと梨が届きました

粉粉ぱんが紡いでくれる小さなご縁に感謝して

明日もいい日でありますように 

2014-09-29 00:12 in | Comments (4) #

2014年9月25日 (Thu)

秋支度



すっかり秋色に染まった日高路

夏の喧騒も過ぎ去ってそろそろ緩んだ気持ちを引き締めて心も秋支度

生徒さんたちに背中を押されてお料理教室の準備に取り掛かる

地元の食材を使って  コース料理のレシピ作り

日高野菜  サイボクポーク  地鶏  お豆腐  お豆  を使って

心と身体に優しいお料理のご提案 + 天然酵母ぱん

華やかではないけれどしみじみ美味しい家庭料理が忙しい毎日を支えてくれる

4月から始めたナチュラルフードコーディネーターの講座も来月には卒業見込み

少しだけ生まれた生活時間の中であれやこれやと詰め込みすぎないで

ゆっくり のんびり オーガニックのお勉強を基礎からやり直し

粉粉ぱんもゆっくり わたし時間もゆっくり  どちらもただいま成長中です
2014-09-25 00:02 in | Comments (6) #

2014年9月22日 (Mon)

季節のごあいさつぱん



すっかり秋色に染まった日高から季節のごあいさつのぱんをお送りしたくて

受け取ってくれる友人の顔を思い浮かべながら120個のぱんの発送準備

作るぱんの数だけ食べてくださる方々に幸せをお届けしたくて

仕込から焼きあがるまで三日間 心静かな気持ちでぱん生地と向かい合う

肩に力を入れて出来ないことを望むより

目の前にある小さな幸せを感じながら暮らす時間

揺るぎない想いさえ失わなければ道に迷うこともない

ぱん作りはいつもスタートラインに立ち 謙虚に丁寧に誠実にと自分に戒める

ぱん生地は正直な自分の心の鏡 慢心な気持ちでいると恥ずかしくなる

どれだけ沢山のぱんを作ってみても同じものは出来ない

だからこそ日々穏やかな気持ちで暮らすことの意味を問われる

作り手の主張を押し付けるのではなく食べてくださる方の気持ちに総てををゆだねて 

娘をお嫁に出すような気持ちで粉粉ぱんを送り出す

酵母の神様  粉の神様  オーブンの神様 に手を合わせ明日もいい日でありますように

2014-09-22 00:24 in | Comments (2) #

2014年9月18日 (Thu)

ぬくもり



新潟から日高に旅立つ前日に生徒さんからいただいたレース作品

ひと針 ひと針 細かい作業の手仕事 

一体どのくらいの時間をかけて作ってくださったのか想像もつかないくらいの緻密さ

〇〇刺繍なんです 。。。。 と伺ったのに名前をすっかり忘れてしまいましが

ときどき出してきては丁寧な針さばきに見入ってしまいます

「先生に差し上げたくて出発ギリギリでやっと間に合いました」と届けてくださった

そのお気持ちが温かく伝わってくる作品に一歩踏み出す勇気をいただきました

見知らぬ土地で心が折れそうになったとき無言の励ましに慰められ

もう後戻りは出来ないのだと小さな覚悟が持てました

人の心を包んでくれるぬくもりの大切さ

粉粉ぱんも食べてくださるどなたかの心にぬくもりを感じていただけるように

丁寧に暮らすことの大切さを学んだ気がします


今月の東京世田谷の花屋 花子さんのアレンジフラワーです

花子さんの四歳のお嬢さんとわたしの誕生日が同じで

粉粉ぱんをお送りすると一生懸命美味しいとほおばるんですとメールをいただきました

粉粉ぱんが紡いでくれる小さなご縁 幸せの輪が広がりますように。
2014-09-18 01:53 in | Comments (2) #

2014年9月15日 (Mon)

上質な時間



昨日の天然酵母ぱんレッスンは新潟からの生徒さんを交えての楽しい時間

五年もレッスンに来てくださっている生徒さんの手さばきはさすがに見事です

1.5斤の食ぱんをスライサーでカットしてお持ち帰り

片道三時間  「先生に会いに来れて嬉しいです」 とにこやかなお顔に

嬉しいやら申し訳ないやらの気持ちが交差 

せっかくの時間を楽しんでいただけるよう心の準備もしっかりとしなくては

試食用のバケットに添えた本日のレッスンランチは

完熟トマトのポタージユ  お野菜のマリネサラダ  無花果のムース

見学に来てくださった方とご一緒のランチ 大勢でいただくと美味しさも倍増でした


新潟の ストアールームさん からこれからの時期に活躍するパーカーが届きました

長年のお付き合いで大好きなものをご存じですから身につけるものは安心してお任せ

奥様がデザイナーさんなのでわたし仕様に直していただけたりと我儘言わしていただいてます

丁寧に暮らしを営むことは上質な時間を過ごすこと

目に見える豊かさよりも心豊かな時間を過ごすこと

上質に作られたものを大切に丁寧に使用すること

人も物もご縁あって出会えたこと いつも忘れないで暮らしたいと思います
2014-09-15 00:31 in | Comments (4) #

2014年9月11日 (Thu)

我が家の困り事


新潟市のゴミの分別はかなり細かく、ゴミ箱も最低4個は必要でしたが

ここ日高市は太平洋セメントという会社があってゴミを燃料として焼却

燃えるゴミもプラゴミ(リサイクルできるプラスチック以外)も一緒が可能

瓶、缶、不燃物はそう多くは出ないので小さな箱に分別し保管

キッチンに1個ゴミ箱があれば充分でキッチンの場所ふさぎになる事もない

困るのはダンボールの空き箱 小さくたたんでも溜まると置き場所がない

月に一回玄関先まで業者が古紙と一緒に回収に来てくれるまでの置き場確保に難儀

あっちに運び こっちに移動 えっちらおっちら  一仕事

ふと思いついたのは使っていない犬用のサークルを逆さまに使用すること

下にクッション性のある台を置いてサークルを組み立ててはめ込む式のものを

逆さまにしてブロックで囲み下に敷く台を蓋にするという単純なもの

裏庭の邪魔にならない雨にも当たりにくい場所に置いてみましたら

かなりのダンボールや不要発泡スチロールや不燃ごみの置き場所になり

これでひとつ困り事が解決 。。。。 困りごとはまだみっつほどあるのですが

まだいい案が浮かばないので思案続行中です

趣味で畑をやっておられるお隣さんからいろいろお野菜を頂戴します

顔を合わせるたびに  奥さん~玉ねぎある? 茗荷は? カボチャは?

ご近所さんが何かと気を使ってくださって新参者は心丈夫

日高の夕暮れは早すぎて静かに夜が更けていきます
2014-09-11 00:39 in | Comments (4) #

2014年9月8日 (Mon)

千の風になって



9月5日 亡き友の三回忌

10年もの間 入退院を繰り返し 退院すると必ず我が家に顔を出してくれた

そして 帰り際に玄関で振り向いて何時もこう云った

「病院にお見舞いには来ないでね あなたには元気なわたしを見ていて欲しいから」と

美しいものが大好きで何時もお洒落さんだった

書道教室の日はいつも二人で寄り道ばかり

書道展の作品作りに朝方までかかってやっと仕上げ、墨だらけの手をみて笑い転げた

天国に旅立つ少し前 工房で粉粉ぱんをほおばりながら

「わたしに何かあってもお仏壇参りなんてしないでよ」笑いながら手を振って別れた

お葬式にも新盆にもわたしは彼女との約束通り墓前で手を合わせることもしていない

亡くなった日は彼女の誕生日 そう思うことで二度と会えない友への想いを抱きしめた

毎年 花屋の花子さんから枯れることのない ブリザーブドフラワーの花束を贈る

痩せ細った彼女の病床の姿を見なかったことで

わたしの中では笑顔のままの元気な顔が目に浮かぶ

今を懸命に楽しんで生きる 。。。。。 それがわたしに課せられた友からの想い

今もきっと千の風になって苦しみから解放され 自由に大空を舞っていると信じて

二人で旅した磐梯山 いつかまた訪れてみたい  

青い空はどこまでも青く澄みきって友の命日を祝ってくれた

元気で頑張っているからね   空を見上げて報告です



2014-09-08 01:12 in | Comments (2) #

2014年9月4日 (Thu)

暮らしの軸


面倒なことは出来るだけ省いて暮らしたい  

そんな今まで省いてきた時間が今はその 面倒 が楽しい

粉粉ぱんに向かう時の気持ちと暮らしを整えることは同じ物差しの延長線

日々目にする暮らしの景色はバランスがとれていれば心が元気でいられる

手放すものは潔く 受け入れるべきものは保留と決断

今の自分に必要なものは沢山はいらないし自分を自分以上に見せる必要もない

自分の 弱さ 欠点 数え上げればきりがないけれどそれもまた 自分 

歳を重ねて出来なくなる事 歳を重ねて見えてくるもの

自分の心と身体の ON OFF スイッチの入れ替えは難しい

暮らしをリセット まずは重いものからひとつひとつ排除

値段ばかり高くて重い掃除機を手放してマキタの充電式バッテリー外付けタイプ

某有名な外国の掃除機一台分の値段で一階用と二階用を二台買った

一回の充電でかなり長い時間可動することが出来る

マキタは色々種類もあり 一万円台から四万円台まで幅広

でもやはりそれなりのお値段の物は馬力が全く違ってくる

小さな暮らしの延長線上にある 面倒 を何故という形でひも解くパズル

暮らしの軸は普通である事 それが今のわたしにはとても大切

思いっきり面倒な暮らしを楽しんでます


地元 日高野菜と豆乳と大豆 豆乳マヨネーズもシンプルな我が家の味

たっぷりお野菜 我が家の定番はかなり地味 

日高暮らし6か月目 やっと道に迷うこともなくなりました            
2014-09-04 01:41 in | Comments (2) #

2014年8月31日 (Sun)

たおやかな風



少しづづ秋の気配を感じるたおやかな風が作業台を吹き抜ける

ふと仕事の手を休めて見上げる空の青さ 水色とも青とも蒼とも違う秋色の空

10月生まれとは無関係にしても秋は一年で一番大好きな季節

日高の暮らしには都会の喧騒も華やかさもないけれど

緩やかに流れる時間に身を置くといつしか心も静かに静かに時を刻む

母のいる施設の窓からは遠くに秩父の山並みの景色が額縁のように切り取られ

無機質なコンクリートの壁を和らげてくれるかのように風に木々が揺れている

明日という日

わたしたちを取り巻く自然環境の中で 必ず 来るという確証はない

だからこそいまを丁寧に生きるという意味が問われるのかもしれない

母のつぶやく声にならない声の中に

ありがとうともごめんねともとれるような小さな声に頬擦りする

いろんな方々に支えられて今を生きられること

沢山の心配で生きるより澄んだ空気の空を見ている幸せを大切にしたい

母と見る木立の緑が目に染みるほど鮮やかで眩しい

車いすの母は前だけを見つめて振り向くことは決してない

その背中に感謝をこめて  ありがとう と思う秋

歳を重ねて見えてくる  親の想い  子の想い  

秋は少しだけセンチな想いの風まで運んでくる気がします 
2014-08-31 00:21 in | Comments (6) #

2014年8月26日 (Tue)

たまごのきもち わたしのきもち



粉粉ぱんに使うたまご探し 

たまごかけご飯に合うたまご  

驚くほど黄身が濃い高価なたまご

烏骨鶏のたまごに名古屋コーチンのたまご

一個80円のたまごは高いのか 安いのか 美味しさは値段に比例するのか否か

日高に来てから試験的にどれだけのたまごを使ったのか分からないくらいのたまご探し

ぱん屋時代は神奈川県の七国峠で放し飼いの自然卵を

お客さまや生徒さんと一緒に購入していたのでなんの苦労もなかったけれど

粉粉ぱんに使うたまごは使用頻度が少ないので買い置きせず必要な時に新鮮なものを買うことに

しかしそのたまご探しは本当に 難儀 難儀

地元の農協では何種類ものたまごが陳列してあっておすすめも人それぞれ 

黄身が濃いとぱん生地が黄色くなる 白っぽいとコクがない

やっとこれならばと見つけた放し飼い鶏の自然卵たまご

ようやく肩の荷がおりました ほっ です

試験的に使った100個以上のたまごの行方 。。。。 

全部シフォンケーキに化けました  我ながら賢い選択 一個たりとも粗末にできません

たまごのきもちも大事  わたしのきもちも大事 

でももっと大事なのは粉粉ぱんが美味しく出来るかどうかで妥協はできません

たかがたまご  されど  たまご おっきいのからちっちゃいのまで本当に綺麗です

思い出すのはぱん修行時代に師匠がおっしゃった忘れられないお言葉

「腕が未熟だからこそ いい食材といい道具に助けてもらいなさい」

上手くなったらいいものを購入しょう それまでは安物でがまんと思っていたので

師匠のお言葉は目からウロコが何枚も何枚も落ちました

安価な道具は 安物買いの銭失い 本当に諺通り 

師匠からぱん作り以外のことを沢山教えていただいたのだと改めて感謝です

ぱん作りの道は長くて険しいけれど何事も手抜きをしないで丁寧に丁寧に

暮らしのすべてがぱん作りに繋がっていく

今までのぱん  今のぱん  これからのぱん

迷っても 悩んでも 初心に立ち戻れる気持ちが大事

今日も 明日も 明後日も 毎日ゆらゆら揺れながら迷いながら

粉粉ぱんと一緒に歩いていける倖せを抱きしめてます
2014-08-26 00:13 in | Comments (4) #

2014年8月20日 (Wed)

ぱん屋のあしあと



新潟での ぱん屋時間 五年間の財産はぱんのレシピとお客様のご予約ノート

師匠から受け継いだぱんレシピとオリジナルぱんレシピの粉粉ぱん

小さな足跡 すぐに消えてしまうような儚い足跡

そんなぱん屋のあしあと 書き留めては修正を 繰り返し 繰り返し

夜が更けるのも忘れて綴った そんな時間が懐かしい 

週替わりで作る14種類 150個ほどのぱんの6割はお馴染み様のご予約済

沢山の方々に支えていただいた「幸せなぱん屋」でした

そんな時代の宝物レシピ 毎日少しづづ縮小版に作り替えてます

いつかこの小さなノートが日高の地で何かのお役に立てる日が来ることがあったらと

ささやかな小さな願いを込めて書き記して残したい

これからは日高からのぱん作りあしあと綴り

新潟と埼玉では気温も湿度もかなり違うので酵母起しも発酵も少しづづ違ってくる

そんなわたしの心配をよそに今日も「酵母さん」は元気にぷくぷくご機嫌です
2014-08-20 23:34 in | Comments (4) #

2014年8月16日 (Sat)

こころときめくもの


新潟で長年共に暮らした家財道具や食器を6割以上処分

手元に残したのはぱん教室用は別にしてわずかな漆器とお気に入りの器だけ

それでもぱん作り機材が8割を占めるキッチンに置き場がなく

やむなくチェストを食器入れとして活躍してもらうことに

取りあえずのはずが 。。。。。 なかなか使い勝手がよく

お茶用の引き出し  ガラスの引き出し  漆器用の引き出し 

それぞれに  ここに入るだけ  と決めてしまえば収まりがとてもいい

ここで暮らす物たちの条件はたった一つ  心がトキメクかトキメカナイカ 

これからの暮らしにいつもこころときめいてたいから選ぶ基準も慎重に

家中を風が通り抜けるようにすべての物たちに陽をあててあげたい

小さな暮らしの小さなこだわり 。。。。。 器も日光浴です 


キッチンではいつもお鍋がコトコト 本日はお豆と日高野菜の生姜スープ

残ったスープはブレンダーにかけてポタージュに

キッチンの湯気は小さな幸せの香りです 
2014-08-16 00:13 in | Comments (4) #

2014年8月10日 (Sun)

倖せひとつふえました



新潟でのぱん屋のお客様から

 「京都の手仕事の「ごまいり」です 二個買い求めましたので粉粉さんにも使ってほしくてお送りします」

京都の職人の技 見ていてほれぼれしてしまう美しい金網を頂戴しました

物づくり人の持つ繊細かつ緻密な手間暇を惜しまない姿かたちは見る人の心を魅了すること

そこには一切の誤魔化しも妥協もなく 伝統を受け継ぎつつ新しい命を吹き込む

物つくりもぱん作りも出来上がるものは違ってもそこにある本質は同じ

美しいもの 美しいこと ひとつひとつに手をかけて慈しんで仕上がるものに

同じ物つくり人として大切なことを学ばせていただきました

粉粉ぱんも食べてくださる方の心に寄り添って丁寧に丁寧に時間を紡ぎ

幸せな食卓でご飯のように食べていただけるぱんを焼き続けたい

お客様からいただいた宝物 「迷ったら初心に帰る」

これからの道しるべにさせていただこうと思います


昨日のぱん教室の生徒さんが作られた田舎ぱん画像

「ぱん作りは初めてなんです まったく何もわかりませんが教えていただけますか」

ご近所にお住まいで一年前に日高に転勤で来られたと伺いました

お教室用に前日から仕込んだ生地を丸めて二次発酵 クープを入れ Ovenで焼くこと15分

これがぱん作り初めてのぱん?? 綺麗なクープと形に二人で大歓声

粉粉ぱんが紡いでくれる素敵なご縁に感謝です

埼玉でも粉粉ハウスがみんなで集える温かな場所で在れますように。


2014-08-10 23:49 in | Comments (6) #

2014年8月5日 (Tue)

足さなくていいもの



暮らしの中の小さなこだわり  何を足して 何を引けば  いいのか

暮らしも ぱん作りも お菓子作りも  同じ視点で考えてみる

基本の粉粉ぱんの材料は 国産小麦 天然水 自然塩 天然酵母種 のみ

お菓子もまた必要最低限の分量で作れないのか 素人の考えで試行錯誤

17㎝のシフォンケーキ  オーガニック薄力粉と自然卵4個 有機豆乳

オイルなし 砂糖は30グラム程度  卵黄も卵白も使い切りサイズ

たったこれだけの材料なのに卵の力だけでふんわりふんわり膨らんでくれる

ぱんもお菓子も足さなくていいものは足さない

我が家のおやつはかざりっけのまるでないシンプルなものが一番似合う

他に足すものは生姜かはちみつ 引くものは手間と時間

ゆっくりゆっくり暮らすには毎日が足し算と引き算

のどかなローカル線のような埼玉暮らしの五ヶ月目です
2014-08-05 23:12 in | Comments (12) #

2014年7月30日 (Wed)

ぱん教室時間



新潟から新幹線と八高線を乗り継いで三時間 レッスンに来てくださった生徒さんたち

前日から仕込んでおいた生地はフランスパンと全粒粉のホッドドックロール

新潟での最後のレッスンから半年のお休みをいただいたにも関わらず

優しい手から順番に成型されていく。。。きれいな流れです

お二人ともぱん作り時間が何より 好き と優しい眼差しで生地と仲良し

フランスパンのクープはわたしよりもずっと綺麗 負けました !!


レッスンのランチメニューは「夏野菜のバルサミコマリネ」「アボガド豆乳スープ」

デザートはシフォンケーキとお豆腐ムース 。。。。 楽しい時間は短い


日中の陽射しが和らぐ夕暮れ時 ゆっくり読書の邪魔をするのは娘の華です

道行く人を眺めながら尻尾を振っているひょうきんな娘

風がゆっくりゆっくり通り抜けお隣の風鈴に癒される時間です
2014-07-30 23:48 in | Comments (6) #

2014年7月26日 (Sat)

お中元ぱん作り



連日33度を超える猛暑のなか 我が家のオーブンはフル回転

お送りする友人たちの顔を思い浮かべながら8種類のぱんを焼く

どんなに暑くてもぱん屋が暑いなんて言っていたら仕事にならなかった新潟での暮らし

そんな時間に鍛えられたお蔭でここ埼玉でもぱんを焼いている時だけは

暑さをものともせずに頑張れる 。。。。 幸せなぱん作り時間

幸せとは 「得る」 ものではなく 「受け取る」 ものだとぱん作りから学んだ

悲しみや不安は何かに逆らい抗うことから生まれるものだから

何事も自然の流れに心を委ねてみる 

大丈夫 大丈夫 大丈夫はわたしのオマジナイの言葉

生きているぱん生地を相手に抗って 出来 不出来 に凹んだり喜んだり

ぱん作りは 毎回 毎回 未熟な自分との戦い

先を焦って作ったぱんは味に深みがないような

ぱん生地と対話をしながら作ったものは心なしかふっくら焼きあがるような

ぱん作りに始まりも終わりもないように今日もスタートラインに立っている

真っ直ぐに 真っ直ぐに だだ真っ直ぐに自分に問いかける

食の安全とはやはり手をかけた分だけ自分に返ってくる

いい加減に作ったものはいい加減という形で

利益だけを追求し安価な材料のみに走れば築いてきた絆が断ち切られる

人が人であるためになすべきことの大切さは

丁寧に暮らした人にだけ得られる幸せなのだと信じたい
 
2014-07-26 00:04 in | Comments (4) #

2014年7月19日 (Sat)

苦手 。。。。 克服時間



わたしには苦手なものが多すぎ

お洗濯大好きだけど  畳んで収納するのが苦手

整理整頓大好きだけど  整理しすぎて大切なものまで行方不明

洋裁&編み物に至っては母に言われて学校に入学したものの  一日で挫折

ケーキの先生について本格的にガンバロー    志は半年も続かなかった

そんなわたしが埼玉暮らしで苦手を少しづづ 克服  に挑戦

近くの阿里山Caféでいただいたチャイのシフォンケーキがあまりにも美味しかったので

家族の再三にわたるリクエストに重い腰をヨイショと上げてシフォンケーキ作り

まずは形から入門  今のところレパートリーは10種類 日々奮闘

お味は画像から推測ということで 。。。。。 修行中


友人から引越し祝いにいただいてたIH対応土鍋をようやくキッチンの仲間に

一日かけて糊止めを施し  さっそく白米を炊いてみました

ストウブ鍋ともル・クルーゼの鍋ともクリステル鍋とも保温鍋とも違う食感

昔から使われてきた日本の炊飯道具  再確認の味

硬からず  柔らかすぎず ほんのり甘味のあるご飯

二合のお米を水に30分浸して15分炊き  15分蒸らし

ゆるりとほぐした後は  木の蓋  に取り替えておひつとして使用

子供の頃食べたほかほかご飯の味を思い出し

ランチョンマットをお膳に替えてご飯の味を満喫中

手間暇をかけるという  ごはん時間を楽しんでます
2014-07-19 10:25 in | Comments (6) #

2014年7月14日 (Mon)

雨 のち 晴れ のち 雨



毎日のお天気がめまぐるしく変わる毎日

広島の旅人さんから広島の隠れ名産

「酵素栽培馬鈴薯 安芸津の赤ジャガイモ」 をいただき妹や姪にもお福わけ

ここ日高の地に転居したにも関わらず粉粉ハウスには美味しいいただきもの沢山

小さな暮らしにであっても心豊かに暮らせる倖せ噛みしめてます

新潟での時間に追われた暮らしから一変して日高では毎日がゆるりゆるりと時間が流れ

その流れに流れているうちに何もかもすべてが スローモード + ドジ踏みの日々

階段下の物置の掃除をすれば狭い出入り口にしこたま頭を打ちたんこぶ作り

車に乗れば頭と身体のバランスがバラバラ状態で 右手をしっかりドアに挟むし

中身の入ったビールの缶を思いっきり足に落っことして青あざ その痛さに悶絶

そんなこんなの埼玉暮らし4か月目 


大好きなキッチンクロスを眺めつつ狭いキッチンでは

ちょっとでも使い勝手が悪い物はさっさと場所替え、すぐに使わないものは物置に待機

1日がとても長い埼玉暮らしです
2014-07-14 10:02 in | Comments (4) #

2014年7月10日 (Thu)

暮らしの優先順位



慌ただしい新潟暮らしからゆるりゆるりの埼玉暮しにも少しづづ拍車がかかり

暮らしの時間割も少しづづ変わって

姪におだてられれば苦手なケーキ作りに精を出し 天気が良ければ日向ぼっこ

雨の日は小さなチェストの整理 小さな暮らしをするためにだけ残したアンティークな器たち

出したり 収めたり 眺めたり 見入ってしまった手が止まる

我が家の暮らしの優先順位は 暮らすこと 食べること 始末をすること

ひとつひとつが大切暮らしの時間割です

先日のblog 夢のお福分け 。。。。ご紹介の続きです

完成したお店 日和山五合目 coffee & gallery の画像が届けられましたが

お母様が体調を崩されて入院、openが延期とのこと 驚きました


いただいたメールからの抜粋です

***************
先生 お元気ですか

「日和山5合目のオープンを7月11日としておりましたが母の具合が悪く

暫く見合わせることにしました。残念ですが、家族が一番大事です。

人生まだまだ5合目です ゆっくり歩めということでしょうか

先のことを考えると悲しくなるので今の小さな喜びと幸せを感じ過ごしていこうと思います。

時間を作って、ぱんを焼きたいです。」

****************

辛い状況下にあっても「ぱんを焼きたいです」と結んでくださるお気持ちが嬉しく

人間大変な時こそ何かに打ち込める事があれば頑張れるのだと教えられた気がします

新潟での天然酵母ぱん教室に通ってくださっていた時も大変の連続だったにも関わらず

何時も笑顔でぱん生地と向かい合って「お教室が楽しいです」と言ってくださったこと

彼女のまっすぐな眼差しを思い出して勇気をいただいているわたしです

無理なことを望むより与えられた場所で与えられた時間を楽しむことの大切さ

困難を乗り越えて夢が叶う日を一緒に待たせていただきたいと願う粉粉です
2014-07-10 00:57 in | Comments (4) #

2014年7月5日 (Sat)

暮らしによりそうもの



長年連れ添ってきた ル・クルーゼ鍋 三兄弟 左から 25㎝  20㎝ 14㎝

可愛いけれど重いのが 難といえば難 しかし 離れがたくて日々愛用鍋

これから先 この重い鍋をいつまで使い続けられるのかは 体力 次第

左のオーバル鍋はトウモロコシを茹でたり カスタードクリームを作るのには必需鍋

いつかこの鍋を持つのが無理という日まで暮らしの道づれ


ホィッパーしやすい深いボールをずっと探していてなかなか  これ というものに出会えない

先日 ふと  ひらめいた 。。。。 考え方の視点を変えてみれば何か見つかるかもしれない

電動ミキサーにも耐えられ なおかつ手に持っても滑らないボール

待つこと二年  見っけました 早まって使い勝手の悪いものを買わないで良かった!!

本来の使い道はケーキなどを作る際に使う電動マシーンの替えのボール

持ち手がついて 深さもあって ホィッパーしても材料が飛び散らない

その上使わない時には  ひょいとひっかけておける優れもの

ぱんの粉を計るにも2キロはゆうに入るので 。。。。 お買い得価格 2.020yen


暮らしに寄り添って心豊かにしてくれる物達との出会いは簡単ではないけれど

必要なものが出てきたらまず身近に代用品を探してみる 。。。。 それで事足りることも多い

簡単には物を増やさない  使ったら必ず元に戻す  定期的に暮らしを見直す

そんな暮らしの引き算を楽しんでます


先日 新潟のぱん教室の生徒さんから送っていただいた 「サクランボ」

心ゆくまで美味しいを堪能しました

今日の日高は涙空  明日天気になりますように 青空が恋しいです  

2014-07-05 16:27 in | Comments (4) #

2014年6月29日 (Sun)

味覚の鍛錬 。。。。修業は続く



わたしのお二人目のぱんの師匠 今は高知におられるピッコリーノの伊藤先生から

一年に一度修行時代を忘れないように師匠のぱんを送っていただいて初心に帰る

師匠からいただいた最後の修了書には

「今後益々研鑽されあなた独自の境地を開拓されることを期待して止みません」

と重い言葉が並んでいる

基本のぱん  食ぱん 田舎ぱん カンパーニュ  

それ以外の粉粉ぱんはオリジナルなものが多い

にも関わらずやはり一番美味しいと感じるのは  基本のぱん

この基本のぱんがかなり 手ごわい けれど年中作り続けている大好きなぱん

それでも少しづづ その日の気温や湿度や生地の出来具合によって独自のやり方をプラス 

いつも違っていつも新しい発見  ぱん生地は生きていることを思い知らされる

人の味覚はそれぞれに違うけれど  美味しいという基準にばかり立つのではなく

作る過程を楽しむということ  大好きな人を慈しむようにぱん生地と向かい合う

それが何よりもわたしには大切なことだと改めて師匠のぱんを前に

「どうでもいい暮らしではなく どう暮らしたいのか」を問われている気がする

何事も  きっちり きっちり 暮らすのは苦手だけれど

その日  その時  今できることを見つけながらゆるりと暮らすこと 

これからの暮らしはそんな時間を大切に  「ぱん」 と暮らしたい

師匠からのお手紙に

「どうしてもこちらでは白生地の良い味が出せません でも頑張ってみます

お互いに頑張って本物のパンを広めましょう!」  とありました。

83歳の師匠がまだ探究心を持たれて頑張っておられる真摯で謙虚な生き方に

いろんな意味で学ばせていただくことばかり

埼玉の粉粉ハウスもそんな夢を紡いでいただける場所でありたい

小さな暮らしを丁寧に丁寧に 。。。。時を紡いで歩きます 


新潟からぱん屋時代のお客様が故郷の笹団子を送ってくださいました

粉粉さんに会いたいです 新潟の工房が懐かしいです と結んでいただいて涙腺が緩みました



雨上がりの緩やかな風 たおやかな時間 今日も幸せな一日ででありますように



2014-06-29 11:06 in | Comments (4) #

2014年6月24日 (Tue)

夢のお福分け


先日 新潟の天然酵母教室にきてくださっていた生徒さんから

ご夫婦で長年の夢を形された近況メールをいただきました。

ブログでのご紹介その二です 


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ご無沙汰しています。

先生 お元気ですか?

先生のブログを拝見し元気をいただいています。

日和山5合目はハードの方は屋上の手すりを残すだけになりました。

オープンは7月の予定です。

かなり遅れていますがこの時を大事に楽しんで過ごしています。

パンもお菓子もと欲張って動くと、家事がつらくなり迷惑をかけてしまうのが現状です。

欲張らず、まずはおいしいコーヒーをお出ししたいと思います。

一階は日和山コーヒー、二階はギャラリー(日和山資料館)としました。

入り口の両脇に、粉粉さんからいただいたオリーブ木が花を咲かせ、迎えてくれます。

休憩では、粉粉さんで使っていた素敵なカップで癒やされ支えていただいています。

今できることを楽しんで過ごします

また、近況をメールさせていただきます

先生もお元気でお過ごし下さい。

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色々な問題をご夫婦で乗り越えられて夢が間もなく形になります

ここまでの長い道のりと葛藤はいかばかりだったかを傍で見て知っているだけに

Openのお知らせに涙腺がゆるゆる緩みました。

たった一個の粉粉ぱんから夢を紡いただいて

いつか いつか という想いが実を結ばれたこと

キッチン工房 粉粉の存在にも大きな意味があったと教えていただきました

長い道のりをご夫婦で共に歩いてこられたNさんに心から賞賛の拍手を送ります 

どうぞお二人のお子さんたちにどんなに辛くても困難な問題に立ちふさがれても

決して夢をあきらめないで悲しみを笑顔に変えたお母さんの姿を見せてあげてくださいね

わたしも負けないで沢山の温かなご縁を何時も両手に抱きしめて

日高の地で夢のお福わけをいただいて

真摯な気持ちでぱんと向かい合ってゆっくりゆっくり自分の足であるいていきたいと思います


天然酵母のお店Openの際 お祝いに生徒さんたちからいただいたピカソのリトグラス

日高の粉粉ハウスに飾って毎日慰められてます
2014-06-24 11:31 in | Comments (2) #

2014年6月18日 (Wed)

狭いながらも楽しい我が家



キッチンの作業台が狭すぎて何をするにも不便 。。。。

それを少しだけ解消してくれたのが  オーダーまな板

厚さ3センチの榧(かや)の木で作られた頑強まな板をシンクに渡して作業台に

一つしかない引き出しをいかに効率よく使うか 悩む 迷う 悩む

出したり 図ったり 傍からみたら多分滑稽にしか見えないことを繰り返し

ようやく出番の多い 包丁とジプロップコンテナの置き場所に 


物入れがあったらあったで なければ無し で臨機応変という学習の暮らし

ゆるゆる時間のほとんどを暮らしの形の再発見


今年の梅仕事はジュース作り 洗って乾かして冷蔵庫でおやすみタイム

こんな小さな暮らしの時間 丁寧に暮らすというパズルを楽しんでます
2014-06-18 16:16 in | Comments (4) #

2014年6月15日 (Sun)

風のとおり道



四方から爽やかな風が通り抜ける日曜の朝 

器を日光浴させながら地域の子供会の廃品回収に出すものを用意

道路を挟んだお隣さんは車の屋根に収穫した 麦 を陽に当てている

新潟では見たことのない光景に思わず質問!!  「これはね干して麦茶にするのよ」

麦茶まで手作り 。。。。。 日高のお年寄さまは  偉い!!

そういえば裏の通称ぽっぽ道と呼ばれている地域の散歩道には季節のお花が咲き乱れ

いつもどなたかが手入れや花苗を植えていられる 花を愛でているという眼差し

我が家は駐車スペースを三台とったために庭が無い

新潟の家は広すぎて庭の手入れも庭師さん+毎日の水やりもかなりの重労働だったので

もう庭はいらない宣言 ご近所さまの綺麗なお庭を眺めて楽しませていただくラクチン暮らし


日差しが緩やかなリビングで我が家の6歳の娘 華は気持ちよさそうにソファーの背もたれでお昼寝

キッチンからいい匂いがしてくると目を開けてはおやつを催促

日高暮らし三か月目 近くの中学校から子供たちの声が聞こえて

長閑という言葉がぴったりの日曜日

酵母の仕込も終わってゆるゆる時間が流れていきます


2014-06-15 10:10 in | Comments (4) #

2014年6月10日 (Tue)

日高からの航海


日高で最初のぱん教室

新潟からの生徒さんと地元の方々との4時間のレッスンが無事に終わりました

ご縁をいただきました地元のみなさま 粉粉に集ってくださってありがとうございました

この地で師匠から学んだぱんの味をどこまでお伝え出来るのかわかりませんが

丁寧に丁寧にぱんと向かい合って暮らしていこうと思います

前日に友人や新潟の生徒さんから沢山の激励メール ありがとうございました

15年続けてきたレッスンであってもやはり当日は緊張するものですね

友人のあさこさんが 新天地(日高から)の再航海始まりますね おめでとうございます

とお祝いのプレートをくださいました

あさこさんには5年前にも 新潟でキッチン工房 粉粉のOpenの際にもどっさりおやつと

粉粉丸の出向に 疲れたら立ち寄る港は沢山ありますよと 見送っていただきありがとうございました。

ゆっくり ゆっくり 道草しながらゆっくりと新しい旅を続けますね


ご主人と一緒にお飲みくださいね、ぱん屋時代のお客様から絞ったままの美味しいジュースのお届け

いつも温かく励ましていただいたりご指導をいただいたり本当にありがとうございます。


ここ日高も梅雨にはいり毎日雨ばかりですが日高野菜も甘味をまして美味

お野菜プレート  毎日の我が家の一皿です



2014-06-10 10:50 in | Comments (2) #

2014年6月4日 (Wed)

天然酵母ぱん教室。。。日高の粉粉ぱん



日高の粉粉Houseでの 国産小麦 天然酵母ぱん教室 キッチン工房 粉粉

2014年6月8日(日曜日) 新しいスタートの日を迎えます

「一期一縁」新潟のお客様からいただいたこの言葉を大切に心に刻んで

ゆっくりゆっくり丁寧に時間を紡いでいきたいと思います

埼玉暮らしも3か月 暮らしのリズムが変わって戸惑うことばかりの日々でしたが

有機野菜とオーガニックぱん食材には今のところなんの不自由もなく入手出来

Organic Café 阿里山のショップではオーナーさんのお蔭で

週に二回のショップの日でなくてもオーガニック食材を快く分けていただいたり

顔見知りになった宅急便のおにーちゃんの 

「ここの家の前を通ると何時もぱんのいい匂いがして倖せな気分になれますよ」

の心強い? 励ましに日高時間の流れに流れてみようと思います

ここにたどり着くまでの二年間 

ぱん屋を閉店するという覚悟  14年間続けたお教室をやめるという決断

故郷  友人  生徒さん  総てと決別して別天地で暮らすという人生の岐路に立ち

みなさんから沢山の励ましと背中を押していただいて

施設にいる母の近くで暮らしたい 。。。 ただその思いだけで新潟からの旅立ち

いまは話すことも歩くことも、小さな粉粉ぱんを口にすることも出来なくなった母

何があっても温かい手で抱きしめ育ててくれた母 今度は母の手をわたしが握って歩こう

人生の三分の二を母のお蔭で幸せに暮らせたこと 。。。。ありがとうお母さん

埼玉の地で粉粉ぱんが紡いでくれるご縁を思い玄関に小さな手書きの看板掲げました


昨夜 新潟でのぱん屋のお客様から温かい励ましのお言葉とお心遣いのお菓子が届きました

言葉にならない 文字にならない感謝の想い

これから踏み出す小さな一歩 その一歩の重みを大切に

いただいた沢山の温かなお言葉のひとつひとつを大切な宝物にして

粉粉ぱんと丁寧に暮らしていけたら。。。小さな今の思いです。
2014-06-04 11:48 in | Comments (8) #

2014年6月1日 (Sun)

故郷の香り



先日遊びに来てくださった生徒さんからの新潟のお土産

新潟から新幹線、高崎から八高線で乗り継いで高麗川駅で4カ月ぶりの再会

お会いできたのも新潟のお土産も懐かしく新潟の地が恋しい時間

大勢の生徒さんたちの近況も伺うことが出来ました

ここのところ毎日の猛暑に温度計は33度を越し四方から入る風も心なしか温風

クーラー苦手  その上Ovenの温度は300度 ぱん修行に終わりはない

さすがに  暑い 。。。。 仕方なく扇風機と仲良しです


ここ日高の名産 「高麗豆腐の味噌漬け」 フランスパンにきんぴらと挟むと絶妙な味

日本の小麦で作ったぱんは洋風の組み合わせよりも和風の組み合わせでいただくことが多い

中でも きんぴら ひじきの煮物 など冷蔵庫の作り置きお惣菜のサンドが我が家の定番

お豆腐の白和え  茄子の辛味炒め  お野菜をコトコト煮たみそ味ポタージュ

子供の頃から慣れ親しんだ日本のお惣菜の力は偉大 

牛乳よりも豆乳  コンソメ味よりもみそ味 ポテトチップスよりも大学芋

母の作る和惣菜よりも友人の家でご馳走になるハンバーグが珍しくて母に文句を言ったこと

お母さん ごめん  。。。。。  もう謝っても母には届かないけれど

代わりに姪たちにせっせと母の味を伝える

5歳と8歳の姪の子供たちは 「けいちゃんのサンドイッチ美味しいね」

きんぴらサンドもいつか叔母の味になっていくのだろうか

ご近所から聞こえてくる風鈴の音が涼やかな午後

ぱん修行 ガンバレ ワタシ です  
2014-06-01 15:33 in | Comments (8) #

2014年5月25日 (Sun)

お豆腐料理



日高市はお豆腐屋さんがとても多い

先日新潟から遊びにきてくれたぱん教室の生徒さんと一緒に近くの

お豆腐屋さんがやっている「お豆腐ランチビッフェ」に出かけてきました

少しづついただいたプレートに乗っているのは全部 大豆 料理

朝食が遅かったので 少しだけ のつもりが二人でたっぷりいただいて一人960円也

写真には写っておりませんが大豆ご飯にお豆腐カレー 。。。。 美味しかったです

みなさま !! 日高にお越しの節はご案内いたしますので是非いらしてくださいね 


ここのところフランスパンの水分量を3%づつ増やして高加水ぱん作り試作

水分60% かなり手ごわい生地になりました

あとどのくらい水分を増やせるのか目下のところ課題、その上ゆるゆる生地のクープに難儀

二次発酵時間と温度  焼成時間 またまた壁に激突しながら毎日毎日試行錯誤

そんなこんなのぱん作り時間 。。。。 修業は続くよ どこまでも です。
2014-05-25 23:19 in | Comments (4) #

2014年5月18日 (Sun)

ナチュラルフード



日高に暮らしてみてお野菜の美味しさに開眼

natural food の勉強を始めるきっかけを貰えました

以前に二年間ほど マクロビオテック のお料理教室に通ったことはあったものの

目の前で先生が作られたお料理を試食するという形のレッスンだったので記憶も曖昧

改めて勉強不足を補うためにも一から勉強し直すチャンスと思いテキストと格闘中

玄米の炊き方一つにしても使うお鍋によって出来上がりがもっちりだったりあっさりだったり

今はネットで答案や課題のお料理画像を送ったり。。。。時代の移り変わりを感じてます 

昨日は新潟からお花屋さんに勤めている生徒さんがわざわざ有機栽培のハーブを持って

我が家のミニガーデン作りに泊りがけで来てくれました。


二人で半日かけて土を掘り起こし、ふるいにかけて小さな石を取り除き

有機肥料 腐葉土 堆肥 をタップリ入れて苗を植え素敵に完成ました。

また近々伺いますね 。。。。 何とも頼もしいお言葉 ありがとうございました。  

これでお料理に使うハーブには事欠かなくなって本当にありがたいです。


今月の  東京世田谷の花屋 花子さん の初夏のアレンジメント 

新潟のぱん屋時代からのお付き合い、埼玉にも毎月送っていただけることになり

「一期一縁」 大切に紡ぎたいご縁に感謝です
2014-05-18 23:16 in | Comments (4) #

2014年5月12日 (Mon)

上質な暮らし



贅沢ではないけれど好きなものだけに囲まれた上質な暮らし

壊れたらたとえ新しいものが買えるほど修理代が掛ったとしても

その金額の捻出が可能であるか否か、暮らしに必要か不必要かの判断基準を

クリアしたものに限り修理を施したい

岐阜県多治見市「ギャラリーももぐさ」安藤雅信さんのこの小さな14㎝の小皿

大切にしていたのに一年前に不注意で一枚欠けさせてしまいギャラリーに

金継ぎを依頼すると折り返し電話をいただき 

 。。。安藤の作品は「金継ぎ」よりも「銀継ぎ」をお薦めします  

どのくらい時間がかかるかはわかりませんがお預かり致します  。。。 とのこと

このたび無事に修理が終わって我が家に戻ってきました

銀継ぎ代金 4.500円+送料  一枚新しいものが買える金額

それでも大切なお皿が戻ってきたことが嬉しくて一番上に乗せて眺めては嬉々

物との付き合い方の基準は人それぞれ  大切にしたいものも違う

何処にお金をかけるかよりも日々の暮らしの 「 好き 」が最優先

なにかを倹約してどこかにゆとり 。。。。 わたしにはそのための努力は必要不可欠


地元 日高野菜の小松菜とゴボウとジャコ天の煮びたし

親戚のお寺で朝掘りたてのタケノコご飯

一汁二菜 腹七分目 埼玉暮らし二ヶ月目 やっと道迷子から抜け出せそうです
2014-05-12 11:10 in | Comments (6) #

2014年5月4日 (Sun)

暮らしの引き算



新潟から持ってきた愛着のあるキッチン道具たち

小さな暮らしには必要ない大きな鍋だったり 沢山のキッチンクロスだったり

ひとつひとつを見直す暮らしの引き算時間

一番出番の多いのは換気扇フードにひっかけた14㎝の小さな鍋たち


煮込み用のストウブ16㎝のラウンド鍋 


一合のご飯を炊く17㎝のオーバル鍋

クリステルの20㎝のフライパンと中華鍋 照宝の18㎝の蒸籠

本当に必要なものは沢山ではなかった 。。。。 こと

手を伸ばせば何でも取れて 振り向けば料理専門のガスオーブン

暮らしを快適にするにはミニミニサイズがなりより便利だった 。。。こと

時間さえあれば 出したり 収めたり 並べたり まるでパズルのような暮らし

6月からの再開の天然酵母レッスンに埼玉在住の方々からのお申し込みをいただいたり

ゆるゆるとささやかな時間を過ごしながら粉粉ぱんレシピもミニサイズ版に移行中 

日高生まれの酵母さんも元気に育ってくれてます
2014-05-04 23:36 in | Comments (6) #

2014年4月27日 (Sun)

小さなこだわり




キッチンの左の取っ手と右の取っ手 一見見た目には違いがなさそうなのに

右の取っ手 カタログで見ただだけではわからなかった 。。。。 とにかく角に引っかかる 

それでもこの一か月半 もったいない精神で使ってみたけれど  もう限界

ネットで 一個 360円 左のなだらかな取っ手を見つけて6個注文しさっそく交換

見た目も大事ながら使い勝手最優先 小さなこだわりの総額 3888yen+送料

何度もキッチン作りや改装やったけれどそのたびに

どこか見落としがあったり考えが甘かったりの試行錯誤

365日気持ちよく使えるキッチン 。。。。 思案はまだまだ続くです

毎週土曜日は近くの阿里山オーガニックカフェに出かけてしばしのお茶時間と無農薬野菜の仕入れ





夕食はお野菜たっぷりワンプレート 野菜海苔巻き すべて日高野菜

ひよこ豆コロッケも姪たちに好評 。。。。 おだてられ調子に乗って喜んで

日高暮らし48日目 ゆるり時間が過ぎていきます
2014-04-27 15:28 in | Comments (6) #

2014年4月21日 (Mon)

背伸び



毎日 まいにち マイニチ 一生懸命に背伸びしてます

生きることや学ぶことに一生懸命背伸びしてるのではなく

恥ずかしながら 。。。。 思いっきり手を伸ばして物を取る暮らしの背伸びです

コーヒーミルで豆を挽く  棚の上の物を取る  高いシェルフの食器の出し入れ 

効率よく好きなものだけに囲まれて暮らすには目に見える形で物を並べたい

収めるものを限定してもやはり置き場所は限られている我が家

片付けてしまったモノは取り出すのに時間がかかり結局使わないままに

背伸びにちょっと不便でも見えるところに置いて数少ないものを使い回し

そんな暮らしの駆け引きを楽しめる気持ちの余裕が少しだけ 。。。。 埼玉時間


出来るだけ雑用は午前中に済ませ 午後はゆっくりコトコト新鮮なお野菜でスープや保存食作り

埼玉はとにかくお野菜がとても美味しいのでにわかベジタリアン 

サイボクハムで飼育されている「ゴールデンポーク」 

豚肉が甘い!!は初体験 揚げ物苦手なわたしがトンカツを揚げてます

住み慣れた新潟を離れて戸惑うばかりの一か月半

ゆっくり時間がありすぎるというのも貧乏症のわたしには少々困りもの

新潟でのキッチン工房 粉粉のお客様や友人や天然酵母ぱん教室の生徒さんたちが

代わる代わるに電話やメールで ガンバレッ と励ましてくださる

そのたびに皆さんが懐かしくて涙腺がホロリ ホロリ と緩む

「6月のお教室再開が楽しみです もうすぐ先生に会えますね」

戴いたメールに今夜はぬくぬく心が温かいものに包まれる

粉粉ぱんが紡いでくれたご縁の輪 倖せは目には見えないけれど

見えないものをしっかり抱きしめて  ガンバレ わたし 

ありがとうの心を忘れないで今夜も酵母さんと仲良し時間です    
2014-04-21 23:50 in | Comments (4) #

2014年4月13日 (Sun)

小さな工夫



全体の2/3をOvenとぱん機材が占めている我が家のキッチン

狭いながらも楽しい我が家 。。。。 そんな悠長な心境にはなれませんが

狭ければ狭いなりに考えるもので眺めてはあっちこっち入れたり出したり

ラクチンにするつもりがどこに収めたのかわからなくなる始末

窓の下にアイアンのポールを取り付けエコバックを吊り下げて

ゴミ袋  ラップ類  お茶  おやつ等々 こまごましたもののしまい場所に





ぱん捏ね器の下はストック野菜の置き場所に 。。。。 すき間探しの日々です

新潟で使っていた食器&鍋&キッチン用品は必要最低限の1/4にまで減らし

毎日のお掃除も暮らしもずいぶん楽になりなんでもすぐに手が届く溜めない暮らし  

思い立ったらすぐにやってしまえばあとは お昼寝とお茶時間

慌ただしい新潟暮らしをご存じの方が見られたら あらら 粉粉さん大丈夫 !!

なんて言われそうですが  はぃ 大丈夫です !!

暖かな日差しと四方からの風が交差する居間で日がな一日なぁんにもしないで読書三昧

小さな恒温器で酵母さんも気持ちよさそうに発酵中 5日目です
2014-04-13 22:02 in | Comments (6) #

2014年4月7日 (Mon)

日高野菜



お世話になった皆さまにお送りする粉粉ぱんを100個近く焼き上げて発送

久しぶりにゆっくりのんびり自分時間

まだまだ  これで良し と言えるほど片付いていない我が家のことは目をつぶり

地元のスーパー 農協の直売所 朝どり野菜販売所めぐり 




自然卵を見つけては嬉々  搾りたての牛乳を見つけて嬉々  新鮮野菜に嬉々

ここ日高市で作られている野菜をたっぷり買い込んでシンプルに蒸し料理

人参が甘い!! トマトが美味しい!! 瑞々しい小松菜。。。こんなの今まで食べたことない

自然卵も生みたて 。。。。スクランブルエッグもつやつや

何より嬉しいのは無農薬野菜がすぐに手に入る事

オーガニックぱん材料「アリサン」の本社が我が家から車で10分程の近さ

オーガニック 「阿里山カフェ」でランチやティータイム ここはわんちゃん入店OK

これから住む町のことを調べもしなかった転居までの二年間 どうなることかとかなり凹んだのに

ここ埼玉県日高市は自然に囲まれ桜がいたるところに咲き乱れる穏やかな所でした

小さな町の小さな家で小さな暮らしが始まりました

この町で粉粉ぱんを焼ける幸せ 。。。。しっかり抱きしめてガンバレわたしです
2014-04-07 00:09 in | Comments (6) #

2014年3月31日 (Mon)

粉粉ぱん日和



新潟から運んできた天然大理石の作業台が動かないように二方向から筋交いを入れてもらい 

三か月ぶりに粉粉ぱん作り再開  Oven も無事に稼働

埼玉で一週間前から新しく起こした酵母さんもご機嫌の様子

仕込みから12時間 新潟と 温度 湿度 の違いを心配したものの

ほっこり発酵生地が出来上がりまずはほっと一安心


時々新潟の大工さんが心配して電話をくれたり

生徒さんたちからの mail の激励があったり

キッチン工房 粉粉のお客様からお電話をいただいたり

沢山の皆様のおかげでやっとゆっくりぱん生地と仲良し時間が持てました

何をしていても 何処にいても 考える先にはいつも粉粉ぱんがあって

暮らしの全てがぱん作りに繋がっていきます

母にはもう食べてもらう事は出来ない粉粉ぱん それでもそっと母の手に乗せてあげたい

娘の顔を忘れてしまっても 話すことができなくなってしまっても

粉粉ぱんはいつも母の記憶の中に留まっていてくれると信じたい

埼玉の地で粉粉ぱんが紡いでくれるご縁を信じて小さな一歩が踏み出せた日

丁寧に 丁寧に ぱん生地と暮らしていける幸せが何より大切に思えた一日が終わりました
2014-03-31 00:11 in | Comments (6) #

2014年3月23日 (Sun)

まだまだ続行中です



引越しの荷物が少しづづ片付いてちょっぴり家の中に空間が生まれ

まぁ急がないで ゆっくり ゆっくり 。。。。は本当は言い訳

時間が空けばいそいそと母のところに出かけたっきり連絡不能状態

近くのスタバに行ってはお茶  少し荷ほどきしてはお茶 

椅子に腰を下ろせば再稼働までしばし間が空く

そんな中 月曜日から始まった浴室工事 

聞くとはなしに聞こえてくる水道屋さん&電気工事屋さん&ガス屋さんたちの会話

まるで掛け合い漫才をしているようで思わず 貰い笑い

のんびり仕事を楽しんでいるようで急かしてしまうとこっちが肩身が狭い


そんな工事関係者を横目に取り合えずぱんの型の手入れ

納まるところに収まって一安心

妹に ぱん屋を辞めたのにこんなに沢山の型必要なの と突っ込みを入れられても

これだけは手放せない 。。。。 修行時代からの宝物

埼玉暮らし二週間目

小さなキッチンの大半を占める電気OvenとガスOven、ぱん捏ね器にぱんスライサー

まるで飛行機のコックピットさながらの中で狭さを楽しんでいる自分に苦笑

四方から風と光が入りついつい こっくりこっくり時間

暖かな日差しの中で三日前に仕込んだ酵母さんも気持ちよさそうに発酵中

本日は有機穀物で作ったドライタイプの天然酵母を使って食ぱんの試作

ナンブ小麦との相性 香り 操作性 発酵時間 まだまだ修行は続きます

2014-03-23 10:36 in | Comments (4) #

2014年3月16日 (Sun)

荷ほどき 荷造り


新潟から届いた荷物の荷ほどき時間

お気に入りの物だけを 。。。。 と厳選して箱詰めした引越し荷物

大丈夫 絶対大丈夫 と思っていた考えがいかに甘かったのかを思い知らされた

持ってきたものの 1/3 が納まらない緊急事態

こうなったら腹をくくって再度仕切り直し

幸い新潟の生徒さんたちが  「 先生ちの荷物引き受けます!! 」 の

有難いお言葉に甘え再び荷造り 新潟に向けて本日発送準備完了

ゆっくり ゆっくり 片づけをと思いつつも

キッチンだけは何とかしなくては  眠るところも確保しなければ

右往左往しながら埼玉時間が流れていきます

朝日の当たる小さな家で小さな暮らしが始まりました

来週から二週間 浴室工事が始まる粉粉House

束の間の静かなお茶の時間  ゆるり ゆるりと過ぎていきます 


2014-03-16 10:46 in | Comments (6) #

2014年3月8日 (Sat)

夢の懸け橋



5年間ともに歩んできたショーケースが

天然酵母レッスンにきてくださっていた生徒さんご夫婦が長年夢を温めてこられて

2014年6月 Open予定 町歩き拠点となる Café日和山5合目 に無事お嫁入り

先日まだ建築半ばのお店を 「埼玉に出発の前に是非見てください」 とご案内をいただき

お二人の夢の欠片を分けていただいてきました

一階が Café 二階が 日和山及び新潟の町歩き資料室&展示室 

三階から新潟の町が見渡せる小さな展望台とのこと 。。。。 

高所恐怖症のわたしは三階の階段が怖くて途中で挫折 情けなゃ

随所にご主人のこだわりが施されていて気持ちのいい空間が広がっていました

「お金はかかりましたがここで妻が楽しんでくれたら、そして来てくださる方々がこの景色に

憩ってくださったらもう充分に元は取れていると思っています

夢の主役はわたしたちではなくこの日和山の素晴らしい景色なんです」

そう語るご主人の眼差しには一片の迷いも躊躇も見当たりませんでした

キッチン工房 粉粉から夢に向かって歩んでくださった方々がおられたこと

小さな願いから夢が広がって沢山の方々の夢の懸け橋へと歩き出してくださったお二人に

心からおめでとう そして 涙腺ゆるゆるありがとう


引越し荷物で手狭な工房で我が家の娘はヒーターの前に陣取ってお昼寝中

ネット環境が整うまで暫くブログはお休みですが引越し時間楽しんでます
 


2014-03-08 17:09 in | Comments (6) #

2014年3月3日 (Mon)

暮らしの足跡





日々の暮らしを営んできたキッチンのすべての物を箱に詰め終えて

空っぽになった空間  32年の時間を旅をする

家業の仕事の合間に大勢のスタッフの昼食を作り

みんなが寝静まった真夜中に翌日の食事の下ごしらえ

1998年の秋から2008年に工房が出来るまでの10年間

ぱん教室とお料理教室時間をここで大勢の生徒さんたちと過ごした場所

この狭い空間で へこんだり 笑ったり しながら過ごしたわたしのお城

埼玉の粉粉ハウスはこのキッチンの半分以下の広さしかないけれど

来週には新しい旅立ちの時  楽しい思い出だけを道ずれに旅立ちたい

いままでありがとう 。。。。。 いろんな思いが交差して最後の掃除がなかなか進まない

あと一息 。。。。 今週は凹んでいる時間の余裕は全くなし

ガンバレ ガンバレ ガンバレ わたし


2014-03-03 22:02 in | Comments (4) #

2014年2月24日 (Mon)

のんびり ゆっくり 時間が過ぎていきます



ゆっくり時間が流れている工房で天然酵母ぱんレッスンのレシピと仲良し

慌ただしい日常から離れて過ごす時間は何年ぶり

心の中ではぱん生地に触れない葛藤と辛さを味わいながら過ごす時間もあったり

毎日のようにわたしを気遣って代わる代わるに顔を出してくださるお客様に生徒さん

しばし手を休めて過ごす時間は 温かなご縁時間


レシピ作り  お茶時間  読書時間  ふと手を休めて見る青空に癒されて

「僕は匙のような小さな働き者が好きだ」 。。。。三谷龍二氏の本を片手に夜が更ける

先日 毎週欠かさず四年間 キッチン工房 粉粉に来てくださったお客様からメールを頂戴致しました 

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お久しぶりです。
いかが お過ごしでしょうか。

いよいよ 来月には、埼玉での 新しい生活が始まりますね。

四年前 粉粉さんのパンと出会い 毎週末 工房に伺う事が楽しみで、
工房には 私の憧れが沢山詰まっていました。
何より 粉粉さんの 話は、日々の生活に とても役立ち、ためになる
ものでした。

埼玉に行かれる前に もう一度、粉粉さんに伺い、直接 お礼を言い
たかったのですが色々な雑務に追われる日々を過ごしています。

いつも前を向いて歩き、努力を惜しまない粉粉さんのパン。
四年間、美味しいパンをありがとうございましたm(_ _)m

埼玉に行かれても、 キッチン工房 粉粉さんの 優しくて 美味しくて
楽しいパンを作り続けて下さい。

まだまだ 寒い日が続きます、
くれぐれも自愛ください。

メールにて失礼します。                N・T

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T様 こちらこそ長い間本当にありがとうございました

小さな一個の粉粉ぱんが紡いでくれたお客様との大切なご縁 

何時も皆さんから助けていただいてぱん生地と暮らして来れたことの幸せを噛みしめました

「将来は粉粉さんのようなぱん屋になりたいです」と製パン学校に行かれた中央高校の生徒さん 

「何時かはみんなが集まれるCaféを作るのが夢なんです」と天然酵母教室の生徒さん

そんな夢が少しづづ形になって Café日和山五合目は6月Open予定(未定)

キッチン工房 粉粉は沢山の方々のsteppe boardになりたいと願っておりましたのに

背中をおしていただきこれからの道を歩く勇気をいただきましたのはわたしでした

まだまだ引越しの準備は途中の小休止  ガンバレ わたし!!
2014-02-24 21:17 in | Comments (4) #

2014年2月17日 (Mon)

お嫁いり 。。。。 待機中です



求む嫁杁先 お婿さん募集中 「クイジナート」のフライヤー 

サイズは大きからず 小さからず 28×18×19

このコロンとしたフォルムにころっと参って手に入れたものの

必要迫られて年に二度ほどしか揚げ物をしない我が家では活躍の場がなかった子です

揚げ物は大の苦手 キッチンが汚れるからではなく油の匂いにめっぽう弱く

実はもう時効なので白状しますが辻調理師学校の通信課で揚げ物の写真を送る必修科目に 

友人宅で揚げて貰い写真にして点数稼ぎをしました 。。。 ばれなくてほっ

そんなお恥ずかしい話の前置きはどうでもよくて

このフライヤーをお嫁にもらってくださる方募集中です

三度ほどしか使ってなくて迷いに迷って最後まで別れる決心が揺らいでましたが

ここは女の度胸 いぇ 決断どき いぇ これ以上一緒にいたら別れが辛くなる

その前にお婿さん探しを 。。。。 欲は言わずに お姑さんでも結構ですが(笑) 

持参金も箱も付属品もありませんが是非にと思われる方はご一報ください


お知らせ
お陰様で3月3日 無事にお嫁入りすることができました。
2014-02-17 21:32 in | Comments (6) #

2014年2月10日 (Mon)

暮らしのリセット



久しぶりに陽が差した午後の工房の片隅で片付けの手を休める時間

膨大な稼業時代の書類もあらかた片付いて、ぱんの道具も埼玉に見送り

椅子やショーケースや冷蔵庫のお嫁入り先も決まってやっとぱんのレシピ整理に着手

先日は引越し先の埼玉県日高市にお住いの方からお教室のお問い合わせをいただき

慌ててHPにお教室案内をさせていただきました。

小さな家での小さな暮らしは思っていたよりもっと簡素且つ整理も余儀なく

今までのたっぷり収納場所や間取りの広さにが当たり前に思っていたことを反省

暮らしをもう一度見直す時間にあと二週間はかかりそうです

暮らしのあれこれ  あればあったで  なければないで  済む物がいかに多かったのか

絶対に必要と思っていたものがそんなに必要でもなかったこと

洋服は 1/4 に減らし  食器&調理器具も 1/5 に減らし

大きな家具は処分 本は小さなトランク一個分だけ残し全部手放した

やっと暮らしのリセットが出来る 。。。。。  と安堵も束の間

すっかり忘れていた家人の持ち物と大量の蔵書に大慌て

持ち物を再度見直しと考え方を仕切り直し

お蔭で鈍かった心もとない決心もどこかに吹っ飛んで笑うに笑えない週末

今週も新潟は雪模様 そんな中訪ねてきてくださる生徒さんとしばしお茶の時間

埼玉に行ったら知り合いも居なくて寂しいと愚痴をこぼせば

先生 メールも電話も24時間対応ですよ 。。。。 と慰めていただいたり

土曜日のショップがなくなってもぬくぬく温かい工房時間です


2014-02-10 21:35 in | Comments (4) #

2014年2月4日 (Tue)

繋がるご縁


1月11日を最後にぱん屋の仕事を廃業して三週間

日々片付けと残務整理に追われ一日があっという間に終わり

夜更けのがらんとした工房でふっと過ぎていった時間に思いを馳せてひとり心が宙を舞う

そんなわたしを気遣って毎週土曜日にはお客様や友人が訪ねてきてくださり

また沢山の差し入れにしばし幸せな時間をいただいてます

たった三週間ぱんを作っていないだけなのになぜかもう何年もぱん生地と

ご無沙汰している気がして 。。。。 凹んでいる自分が情けない

埼玉の電気工事屋さんには  絶対 絶対 絶対 三月末にはOven可動して欲しい

もうこうなったら てこでも譲らない 覚悟で当たる気構え

でも根が軟弱なものでどこまで頑張れるか 。。。。。 自信なしだけど

一日でも早くぱんが焼きたいの一念 ぱんを焼く以外に何のとりえもない自分に苦笑

引越しの準備は これまたゆっくりゆっくりで進行中

30年暮らした家に築いてきた時間と物と倖せ時間

その総てを断ち切るには小さな覚悟と大きな決断が必要

それでもこれから自分がどういう生き方をしたいのかを自分自身に問うてみる

ぱん作りが出来たら他に何にもいらない 。。。。 答えはすでに出てました

そんなこんなの新潟での残り時間

Nordic Lounge 工房に流れる音楽は軽やかです。



2014-02-04 22:46 in | Comments (6) #

2014年1月27日 (Mon)

諦めることも大切


キッチン工房 粉粉の閉店をご存じなくていらっしゃってくださるお客様

転居閉店 ~ 残念ね と惜しんでいただき

「埼玉に行っても元気でね」の温かいお言葉に毎週涙腺が緩みっぱなし

寄せ書きを見つけられたお客様がお気持ちを書き込んでくださったり

土曜日は様子を見に来てくださる方々で賑わってます

そんな中 あれもこれもと詰め込むことが出来ない埼玉の 粉粉ハウス に運ぶ荷物選別の日々

お客様の一言 
「粉粉さん 時には諦めることも大切よ」のお言葉に目からウロコが何枚も落ちました

どんなに大切にした来たものであっても多様に使うものをまず考えるべきで

出番が少ないだろうと思うものは待機してもらうこと

目いっぱい欲張らないで、まずはぱんを焼くに必要なものとそれに付属するものを選ぶこと

ほんの少しの調理器具と日常使いの器たちと共がこれからの小さな暮らしの助っ人 

埼玉ではぱん屋は出来ませんがぱん教室は再開したいと思ってます

ゆっくりゆっくり暮らしの形を整えて倖せぱんの夢を紡いでいきたいと思います。
2014-01-27 13:58 in | Comments (4) #

2014年1月22日 (Wed)

思い込み



新潟から埼玉へ大工さん三人でぱん道具とOvenの移動設置が無事に終わりました。

Ovenの電気工事は埼玉の業者さんに二カ月前からお願いしてましたのに

工事と東電の申請は3月半ばかなぁ 。。。。。 となんだか  のんびり ゆっくり 

3日間かけて大工さんの仕事は完了しましたのに肝心の電気工事が進まない

まっこれも仕方がないと妥協することに 。。。。。 万事この調子

その上考えに考えたはずのエレクターの置くスペースがない

愛着と妥協  必要と不要  思い込みだけで箱に詰めた  物達

物置を増やせばなんとかなる 。。。。 そんな安易な考えがいかに甘かったのか

諦めも肝心と新潟に持ち帰る決断も必要でした

絶対に必要と思ったものの置く場所に苦慮するならば潔く手放そう

そう言い聞かせた今回の大移動 失敗から学ぶことが沢山

物を増やしても心が疲れてしまうのならば意味のない事を知る

まだまだ小さな暮らしに向けての大きな覚悟が続く日々

もう一度これから自分がどういう暮らししたいのかをゆっくり考えて

持ちすぎない暮らしの設計図を引いてみなければと反省時間を過ごしています

2014-01-22 01:31 in | Comments (6) #

2014年1月12日 (Sun)

宝物のノート



Ovenの移動が始まりました。

連日生徒さんがお手伝いくださってぱん作りの道具だけが一足先に埼玉に向けて出発

がらんとした工房でお客様からのいただきましたご注文ノートを広げて感傷に浸ってます

毎週お客様からのご注文ぱんノートに書き記された発酵時間と工程表

仕込からショップのOpenまで三日間 一人で焼けるぱんは限られていて

その上小さなOvenで焼くぱんはそれぞれに焼成温度が違って

間違ったら大変 。。。。。 とそれぞれの生地に温度計とタイマーを乗せて

その数なんと16個  鳴っているタイマーがどのぱんなのか時々こんがらがってしまうことも

そんなちっちゃなぱん屋が5年近くもの間 沢山のご予約をいただき

いままた新しい出発を見送っていただける倖せ

思い出せば本当に沢山の涙と笑いと紡いでいただいた温かなご縁の時間でした

工房の隅っこに置いたこのノートにはお客様が直接ご注文のぱんを書き入れてくださったもの

このノートはこれからの行く道にきっと勇気と元気を与えてくれるノートです


お客様のお名前のプレートと共に大切な大切なキッチン工房 粉粉の宝物

明日から1週間 Oven設置やぱん捏ね器の棚などの製作に大工さんと埼玉へ

どんなハプニングや笑いが起こるのか。。。。。 不安でもあり楽しみでもあり

寒波到来に寒さも忘れてドタバタ頑張ってます。


2014-01-12 22:03 in | Comments (6) #

2014年1月7日 (Tue)

お年始のぱん



お年始のぱんを焼きながら雑事をのんびりゆっくり

あちらこちらにお年始に伺ってご馳走になったりお話をさせていただいたり

工房の整理も生徒さんが手伝ってくださったりと新年も7日も過ぎてしまいました。

Ovenも14日には埼玉に向けて大移動、

Ovenが新潟にある間はぱんを焼いてくださいね

お客様からのご要望に ぱん屋冥利に尽きるの一言、本当にありがたいです。

キッチン工房 粉粉Openから4年9ヶ月

粉粉ぱん 1個販売につき 5円 「あしなが育英会」 にご寄付させていただき

お店に置かせていただきました募金箱にも

お客様が温かいお気持ちを寄せてくださったり

総額 488.652円 

「あしなが育英会東日本大震災レインボーハウス建設資金」

にご寄付をさせていただきました

昨年末のキッチン工房 粉粉閉店につきこの活動も中断致しましたが

このたび   ストアー・ルームさんがご賛同くださり

レジの横に募金箱を設置してくださいました。


ひとりひとりの力は微力であっても

皆で手を携えたら大きな力になる事をこの活動から

教えていただきました

キッチン工房 粉粉のお店はなくなりましたが

これからも多くの方々とご一緒に自分に出来ることを

探しながらゆっくり歩いていきたいと思います。

これからもスローペースながら

ブログの更新を続けていきますのでコメント欄にどうぞ足跡を

残していただけましたら嬉しいです。


2014-01-07 23:13 in | Comments (4) #