2013年3月26日 (Tue)

ちょっと贅沢 



ストアー ルームさんで

R&D.M.Co さんの 麻100%の靴下とストール  

ちょっと贅沢なお買い物   言い訳は 「 春が来たから 」

畳一枚ほどの クローゼットは整理しすぎて  スカスカに 

自分の管理能力を試しつつ 小さな暮らし を続行中

なのに なのに  春が来た

それでもやはり  お買い物は  心のビタミン剤

手放すものは潔く  新しい出会いは寛容に 

やっぱり春は財布の紐が緩みます 

粉粉ぱんも  春が来た  ので 全粒粉やライ麦を沢山使って

ほっこり  優しいぱん作りを目指します



東京世田谷の花屋 花子 さんから今月のアレンジメントが届きました

鮮やかな色とりどりの花に心癒されながら今週も幸せぱんの作り手になれますように

              ★  今週の 粉粉ぱん ★ 
■ 全粒ごまバターロール
■ ライ麦はちみつドライトマトのフォカッチャ
■ 全粒豆乳ベーグル
■ 自家製カタードクリームぱん
■ チーズぱん
■ ひよこ豆ぱん
■ ライ麦チョコぱん
■ ズッキーニのピザ
■ 田舎ぱん
■ 食ぱん
■ ライ麦山型食ぱん
■ フランスパン

2013-03-26 23:31 in | Comments (4) #

2013年3月19日 (Tue)

人としての役割


家業の仕事をリタイヤしてはや五年目の春

あらためて気づかされる沢山の責任 。。。。 

いつの時代であっても  どんな時でも

全ての人が人としての役割をもってこの世に存在していること

何気ない暮らしの中でいつ起きるかもしれない  災害 や 災難 や 天災

いざという時自分の役割はなんだろうと考える

子供の頃  第二室戸台風  を経験した

母はわたしたちにいざという時に持ち出す荷物の役割を言いつけた

夜になって風雨が激しさを増し、母の掛け声とともに避難先に向かった

あいにく父は仕事で不在 祖母と母と子供三人

振り向かないで村の公民館へ走ること 。。。。 もうみんなで必死

言いつけに背いて振り向いた瞬間   轟音とともに  我が家が潰れた

母の号令で避難出来たわたし達家族  なにの なのに

わたしは役割の 「おにぎり」 を持ち出すのを間違えて座布団を手に逃げてしまった  

叱られて  叱られて  空腹のまま冷たい床で眠った ひもじさ

年を重ねた今でも時折夢に見る

普段から 備えあれば憂いなし わかっていても出来ない軟弱者

それでも緊急時に自分に何が出来るのだろうと考える

東日本大震災の日は揺れる工房で一晩中ひたすら ぱん を焼いていた

とにかく何があっても100個のぱんがあれば町内の方々の一食分は足りるはず

子供の頃の教訓  空腹  が一番人間の心を弱くしてしまうこと

身を以て知っていたから頑張れた

常日頃 わたしたち一人一人が果たさなければならない役割を持つことの大切さ

時間とともに薄れてしまう地震の夜のこと

まだ悲しみの淵にいらっしゃる多くの方々のこと、忘れないで暮らしたい

自分に出来る小さな役割を思いながら

今週もぬくぬく優しい幸せぱんの作り手になれますように

★  今週の 粉粉ぱん ★ 
     
■ 紅茶バターロール
■ 全粒れーずんぱん
■ 全粒有機人参ぱん
■ チーズミニ食ぱん
■ オレンジとクリームチーズぱん
■ ブルーベリーぱん
■ ライ麦ドライトマトぱん
■ カンパーニュ
■ 田舎ぱん 
■ 食ぱん
■ 全粒山形食ぱん
■ フランスパン

2013-03-19 21:34 in | Comments (4) #

2013年3月12日 (Tue)

美しいもの 美しいこと 


このたび  ご縁 があって (というより無理をおねがいして)

岐阜県多治見市の  「 ギャルリ 百草 」 さんから器が届きました


ごく薄く焼き上げた 白磁 の飯茶碗 と 手削りの竹のお箸

中期古伊万里の写しの そばちょこ

欅材の素朴な  摺り漆椀

山口 和宏氏作の 楢材のトレイ  

そっけないほどシンプルなのに美しい佇まいに惹かれます

ずっと長いこと  安藤 雅信氏 の暮らしと器に魅せられ

余分なものを全部そぎ落として凛とした器と

ギャルリから丁寧に暮らすことの大切さを教えられます

物の作り手にとって 日々の暮らしの 食事をおろそかにしてはならない

沢山のものを手に入れるより本当に心から安らげる

ほんの少しのものだけを大切にして暮らしていきたい

暮らしの中の静かな礼節  自分の暮らしに沿う美しいもの

目先の物だけを追い求めるよりも身の回りの美しいことに目を向けて

素直な気持ちで日々を心地よく生きるために簡素な豊かさを学びたい


繕いながら10年履き続けた藤原 千鶴さんのルームシューズがもはや限界に

半年待ちで新しい後輩シューズが届きました

これでまた先輩シューズも出番を少しづづ休めて二足を代わりばんこに使用できます

幸せが  ひとつ  ふたつ  みっつ

繋がって  繋がって  心が  繋がって  

今週も幸せぱんの作り手になれますように


★  今週の 粉粉ぱん ★ 

  ■ 全粒 バタールロール
  ■ ライ麦 いちじくのフォカッチャ
  ■ 全粒 黒糖ベーグル
  ■ くるみとクリームチーズぱん
  ■ ウィンナーぱん
  ■ 全粒 あんぱん
  ■ 有機 豆乳ぱん
  ■ 全粒 カレンズぱん
  ■ 田舎ぱん
  ■ 食ぱん
  ■ フランスパン
  ■ 玄米ごま山形食ぱん

2013-03-12 22:54 in | Comments (4) #

2013年3月5日 (Tue)

目にはみえないけれど 。。。。


人様より10年早く訪れた  更年期  で心が壊れた日 。。。。。 

頑張っても  頑張っても 毎日が暗い闇のような時間との闘いだった

そんなとき目にした雑貨を扱うお店の かわら版  の短い一行

   「 自宅でばん教室やってます 」

その文字に吸い寄せられるように先生のお宅の門をくぐった17年前

先生のもとで5年間ぱん作りだけではなく色んなことを学ばせていただいた

あの時  ぱん  との出会いがなかったなら

あの時  かわら版  を見ることがなかったなら

あの時  先生に出会えてなかったら

今のわたしは存在していなかった

先生のお教室は温かなサロンで

いただいた美味しいお紅茶の味は一生忘れられない味となった

先生が天国に旅だたれ寂しさに打ちひしがれていたときも助けてくれたのは

先生の入れてくださったお紅茶の味と教えていただいたぱんの味

あの日から  いつか  わたしも先生のように生きたいと願った

そして  辛い時  悲しい時  人は夢中になれる 何か を 助けとすれば 

乗り越えていける事をどなたかにお伝えすることの大切さを学んだ

人の心は目には見えないけれど  

見えないものを大切に生きることを学んだ 

最初の先生から学んだ  イーストぱん  

その後  ピッコリーノの伊藤先生から学んだ  天然酵母ぱん

勉強の仕方はそれぞれ違った  ばんの道  ではあるけれど

お二人の先生から学ばせていただいた  二つの粉の道 

キッチン工房 粉粉(ここ)の店名はお二人から学んだ二つの粉から頂戴して付けました 

打ち込めるものは人それぞれ違っていても

努力をして手に掴んだものは決して無駄なものはないはず

キッチン工房 粉粉は温かな人たちとの出会いの場所であってほしい

そんなささやかな願いから船出をさせていただいた場所

「 美味しいものはみんなで食べたらその美味しいは何倍にもなる 」が先生の口癖

工房の看板を下ろすその時まで亡き先生のご意志を忘れないで歩きたい  

そんな粉粉を助けてくれるシニアグラスと二人三脚 。。。。いえ 二物三脚

今週も幸せぱんの作り手になれますように

★  今週の 粉粉ぱん ★

■ 豆乳バターロール
■ 玄米ごまぱん
■ オニオンとベーコンぱん
■ バターブレッド
■ ブルーベリーとクリームチーズぱん
■ オレンジとチョコぱん
■ 全粒レーズンぱん
■ 全粒山型食ぱん
■ カンパーニュ
■ 田舎ぱん
■ 食ぱん
■ フランスパン
2013-03-05 21:13 in | Comments (2) #