2011年6月28日 (Tue)

小さなエコ続けてます


わが家のキッチンを見た人が・・・・なにこれ~と指さし「ここまでやるか」と笑う

やっている本人は大真面目で節電しょうと苦心の策なのに笑らわないで欲しい<(`^´)>

しかし電磁調理器の上にガスコンロを置いてある・・・確かに可笑しな光景かも

でもこれで先月の電気代が4000円も安かった

その他にキッチンの照明の蛍光灯を止めてクリップライトにLED電球を取り付けたら

思っていたより明るく家事をするのには困らないし

工房に用があってもいちいち灯りをつけず人感知用の防犯灯で簡単な用は足せた

クーラーは苦手なので工房ではお教室やショップ以外は足元はサーキュレーターのみ

小さいけれど確実なエコ、来月の電気代はどのくらい下がるのだろう 

いま必要なのはひとりひとりがほんの少し今までの暮らしを変えること

わたしの大好きなお店store roomさんが三月の震災直後のブログに

お店のブレーカーの写真と「明日に向かって消せ」と書かれていた記事を読んで即実行

いいと思うこと、出来ることは皆さんも真似っこしてはしてみてはいかがでしょう


  ★  今週の 粉粉ぱん ★ 

■ 有機クルミ&カレンズクベーグル
■ オーガニックひよこ豆ぱん
■ 有機いちじくとクリームチーズぱん
■ ウィンナーぱん
■ ピーナッツぱん
■ マスカルポーネロール
■ 国産有機紅茶ぱん 
■ カンパーニュ
■ 田舎ぱん
■ フランスパン
■ 食ぱん
2011-06-28 21:29 in | Comments (4) #

2011年6月21日 (Tue)

暮らしのあしあと


ずっとずっと以前、フランス製のキッチン道具に魅せられてなけなしの財布をはたいて買った

「ル・クルーゼ」の鍋に重い鋳物製の「ストウブ」の鍋に琺瑯のやかんにキッチン調理小物の数々

持っているだけで美味しい料理が出来ると信じていたおばかさんだったわたし

白い鍋は見た目は綺麗でも使っているうちに中は少しづづ黒ずんで惨憺たる有様になり

近年歳を重ねて 「鍋の重さ」 に音をあげ姪にそっくり譲渡することに。

家業をリタイヤする前はわが家は人の出入りも多く毎日の「まかない」は10人分ほど

鍋も食器もなんでこんなにあるのというくらいキッチンを占領していた

そして気づいた

16cm、18cm、20cmの3個の鍋とフライパンがあれば大概の料理は作れること

ざるもタテに深くなく浅いものの方が使い勝手がいいこと

美しくもカッコ良くもないけれど手にしっかり馴染む調理道具は母から譲り受けたものが多かったこと

大切なのは何を作ろうかということよりも、この鍋で何が作れるのだろうと考える事

廻りには採れたての野菜、新鮮な魚、庭のハーブたちがスタンバイ

あれこれ手を加えるよりも、美味しい塩と良いオリーブオイルが一番の助っ人

「食べたい物しか作らない」それは「自分が食べたいぱんを作る」粉粉ぱんに繋がっていく

暮らしのかたち、暮らしのあしあと・・・・鍋が軽くなった分だけ心も軽くなった気がする

何もかもがきちんとしていなくても、ほっとくつろげる日々の暮らしこそが大切

さぁて これからどなたが訪ねて来てくださるのか楽しみなキッチン工房 粉粉の夕暮れ時です。



  ★  今週の 粉粉ぱん ★ 

■ 紅茶ベーグル
■ オーガニッククルミぱん
■ 半斤型オニオン&ベーコンぱん
■ 有機ココアミニ食ぱん
■ 有機あんぱん
■ チョコ&オレンジロール
■ 有機人参&クリームチーズぱん
■ 全粒カンパーニュー
■ 田舎ぱん
■ フランスパン
■ 食パン


2011-06-21 17:40 in | Comments (8) #

2011年6月15日 (Wed)

風の通る道


工房の四方から爽やかな風が吹き抜ける季節

酵母が緩やかに育っていく一週間の過程をゆるゆると見守る幸せな時間

朝の窓から吹き抜ける風 昼のざわめきの風 夕暮れの涼やかな風

一日中風の通り抜ける様を感じながらの工房で時を過ごす

粉粉ぱんの味の原点は子供の頃に母が作ってくれたおやつ

どんなに良い食材を使ってもそこに優しさが寄り添っていなければ母の味にならない

いまはパーキンソン病とアルツハイマー病を併発し、話すこともままならない母

丁寧に暮らすことの意味と誠実に生きることの大切さ、母がくれた沢山の幸せ

三人の子供たちを慈しんで育ててくれた母をこんどはわたしたちがおぶって生きよう

夕暮れ時、母と歩いた畦道、思い出すたびに目元は何時も土砂降りの雨

母が好きだったあんぱんの味は粉粉ぱんの味

小さくなった母の掌にちょこんと乗せて笑う顔が恋しい

ぬくぬく優しいぱんが母の味に近づけるように

ささやかな幸せを思いながらぱんを作りたい


  ★  今週の 粉粉ぱん ★ 

■ ベーコンベーグル
■ シナモンロール
■ メロンぱん
■ キャラメルクリームミニ食ぱん
■ ごまぱん
■ 自家製豆乳ヨーグルトぱん 
■ レーズンアーモンドぱん
■ 田舎ぱん 
■ 食パン
■ カンパーニュ
■ フランスパン
2011-06-15 00:54 in | Comments (7) #

2011年6月7日 (Tue)

粉くらべ


キッチン工房 粉粉では総てのぱんに使っているのは岩手県産の「ナンブ小麦」です。

いつも東日本製粉に注文をし、その都度製粉していただいた粉を使っていましたが

3月11日の震災で東北の交通が遮断されナンブ小麦が入荷が困難になった際はとても慌てました。

幸い町田の師匠から粉を分けていただいたり、在庫の粉がまだあったので事なきを得たのですが

この先もなにが起こるか分からない、そこで群馬県の「W8号」、九州の「みなみのかおり」という国産小麦を

使ってゴマぱんと食ぱんの試作。

粉によって入れる水分も捏ね時間も全く異なり、二つの粉は4%ナンブ小麦より多く必要で、捏ね時間も

5分~10分多くかかりました。

いずれの粉も師匠がナンブ小麦の次にと推薦された粉だけあって見た目には甲乙付けがたい焼き上がり

でしたがナンブ小麦とはキメの細かさ、味は同じであっても香りが全く違うのです。

あらためてナンブ小麦の底力を知り、師匠がこの粉でぱんを作りたいと思われた意味がわかりました。

国産小麦を使っています・・・・とただ表示するだけではなく農薬を出来るだけ少なくして作られている

ナンブ小麦を使っていますとしっかりとお客様にお伝えすることが大切なのだとも教えられました。

人それぞれ好き、嫌いもあるでしょうが同時に三種類の粉を焼き比べて見てナンブ小麦の香りの良さに脱帽。

この香りを損なわないように出来るだけシンプルなぱんを作りたい、砂糖やバターも出来るだけ少なく

生地の味がしっかりと残るぱんレシピ作成に試行錯誤、これからも心と身体に優しいぱん作り続けたい、

素晴らしいナンブ小麦の味、それを教えてくださった師匠との出会い感謝です。


  ★  今週の 粉粉ぱん ★ 

■ ココナッツミルクベーグル
■ 豆ぱん
■ オレンジ&チョコチップぱん
■ 紅茶ぱん
■ 全粒くるみとカレンズぱん
■ チーズぱん
■ ズッキーニとアンチョビーのピザ
■ 田舎ぱん
■ 食ぱん
■ カンパーニュ
■ フランスパン
2011-06-07 20:40 in | Comments (5) #