2015年8月31日 (Mon)

夏の終り



あっという間に夏が通り過ぎて

日高の百日紅の花も少しづつ色褪せて突然秋の風が吹きはじめ

夕暮れの家々の灯りが なぜか心に温かい

我が家の灯りも夏から秋へ 暖色に

静かに静寂な空気を暖めてくれる

くりかえし手にする本も旅の景色が多くなる

日本の四季の移ろい

たわわに実った栗の木が町中に日高の秋を飾っています
2015-08-31 10:34 in | Comments (4) #

2015年8月26日 (Wed)

オープンハウス



よそ様のお宅  見たい気持ちと  見せたくない気持ち

カーテン一枚で遮断の世界

角地の我が家は四方からの風の通り道を最優先 カーテンも常時開放

お教室の皆さんが車の出し入れが簡単なように  門扉もチェーン撤去

通りから丸見えの家の中

宅急便のお兄ちゃんも郵便配達さんも玄関からではなくこの窓から顔をだす

窓辺に置いたベンチに座っていると学校帰りの子供たちの笑顔がのぞく

散歩のご近所さんが声をかけてくれたり  外の気配がいつも身近

隠すものも何もない暮らしの身軽さ 

ぱんを焼く匂いまでも空気に溶け込んだ小さな暮らし

開放的ではあるけれど緊張感も残る
 
そんな暮らしの選択 風と陽の光が心地よい

埼玉暮らし1年6か月  

虫の声が聞こえる2度目の秋を迎えようとしています
2015-08-26 23:50 in | Comments (4) #

2015年8月24日 (Mon)

チョココロネ



豆乳とココアで作ったチョコクリームでコロネ作り


子供の頃を思い出して時々作る懐かしいぱん

クリームがぱんの半分くらいまでしか入っていなくて端っこの空洞が悲しかった

三角の型に油脂を塗りたくないので剥離型のスルトンコロネ型を入手

型の最後までクリームを入れるには一般的なクリーム絞りでは無理なので

ソーセージ用のロング口金と絞り袋を使ったら

最後までクリームが入ったチョココロネが完成

試行錯誤のおやつぱん

バターや卵を使わなくても豆乳と無塩ピーナッツバターで代用し

オーガニックココアを加えてゆっくり絶えずかき混ぜながら練煮30分

しっとりと美味しいチョコクリームが出来上がります

手間暇を考えたら本当に贅沢なおやつぱん

外皮だけあれば中にクリームだけではなく

お惣菜を詰めたらお食事ぱんになる

温々優しいぱん作りには知恵と工夫が必要でした
2015-08-24 01:09 in | Comments (6) #

2015年8月20日 (Thu)

ヴィンテージ ル・クルーゼ



この一年キッチンで 使わなかったもの  出番の少なかったもの

階段下の僅かな空間に押し込まれた鍋たち

大好きなものだけに囲まれて暮らすことは夢だけれど

暮らしを見直す  生き方を見直す

画像の鍋は長い年月ともに暮らしてきた相棒鍋たち

大好きだけれど重い鍋の出番が徐々に減ってきた暮らしのかたち

思い切って手放す  「覚悟」 を選択

古い鍋たちですので市場では買えないものもあります

あしなが募金活動に賛同してくださるご希望方にのお譲りしたいと思います
(詳細はお問い合わせください)



キッチン工房 粉粉でクリームぱんのカスタードを作るのに活躍してくれた

25㎝のママロンドという名のルクルーゼ社の楕円鍋 一番のお気に入りでした

このほかに在った  クリステルのフライパンと土鍋は

ぱん屋時代のお客様が あしなが育英会  募金の為と知り購入してくださいました

小さな歩みでもいま出来ることからひとつづつ

あたたかな繋がりの輪が広がりますように
2015-08-20 01:21 in | Comments (4) #

2015年8月17日 (Mon)

ただいまお昼寝中



娘の華 7歳 新聞紙を寝具代わりにお昼寝中

どういうわけか新聞紙大好き
いつもはやんちゃでお淑やかさとは全くの無縁
畳んだ洗濯物を見れば一目散に散らかすし
おやつはあちらこちらに持ち運び片づけようとすると素早く持ち逃げ
宅急便のお兄ちゃんを見れば吠えまくり
食事の支度をしていれば物欲しそうに足元に座って邪魔をするし

だけど だけど この寝顔 大抵のことは許してしまう
しばし心癒されて静かな午後の時間です


本日のおやつは ココナッツオイルとココナッツシュガーのミニシナモンロール


華がいつもお世話になっている動物病院のトリマーさんが
シナモンロール大好きというので散歩がてらお届けに
院長先生やスタッフの皆さんに 
華ちゃんはおとなしくていい子ですねと褒められて 
華は外では 猫かぶり? 犬かぶり? 
それでもやっぱり嬉しい 親ばかです
2015-08-17 00:18 in | Comments (6) #

2015年8月12日 (Wed)

日高の夏野菜



地元日高の夏野菜を使って保存食作り

胡瓜  茄子  大根  人参  茗荷  生姜  昆布

調味料は 塩 醤油 味醂 酢 発酵を促すために ほんの少しの甜菜糖

夏野菜の福神漬け

温かいご飯に お茶づけに

刻んでお結びに

酢飯に混ぜてちらし寿司風にと大活躍

旬の野菜は季節に合わせて体温を少しだけ下げたり上げたりしてくれる

お醤油を少し控えめにし酢を大目に入れれば簡易ピクルスに

食ぱんに挟んで焼きサンドランチです


ココナッツオイルを生地に練りこんだ食ぱんも我が家の定番ぱん

取りあえず食ぱんがあれば色んなものに応用が利く

1.5斤型 焼く前の生地量800g 市販品の二倍の重量

おからサンド  ひじきサンド  切り干し大根サンド  キンピラサンド

日本の小麦は外国産小麦よりもタンパク質の含量分が少なくグルテンが出来にくい

その分ゆっくり低温で時間をかけて発酵するととても美味しいぱんになる

目指しているのは日本の食卓で食べるごはんのようなぱん

心と身体に優しいぱん作り

ほっこりやさしいぱんの作り手になれますように
2015-08-12 23:55 in | Comments (2) #

2015年8月10日 (Mon)

ごはんの話



我が家には炊飯器なるものが無いので
毎日 鋳物のストウブ鍋18㎝で一合のお米を炊いている
お米を研いで30分水に浸し火にかけて沸騰したら弱火で10分
炊きあがったら15分蒸らし ほかほか のご飯が炊きあがる
盛り付けまでの間 水分が落ちないように蓋と鍋の間に
リネンのクロスを挟んで 。。。。 が今までの手順

重い蓋で旨味をしっかり閉じ込めて炊くので
炊飯器よりもはるかに美味しくて時間もかからない
しかし炊きあがったものをお櫃に移したものとは味が少し違う気が

引越しの際に曲げわっぱのお櫃を手放してしまったので
新しいものを再度購入するのもためらわれるし
なにより手放した2個のお櫃にも申し訳が立たない

他に妙案がないかと思案の一週間
物置に眠っていた 煮物に使う「落し蓋」 を見つけました
その上鍋にぴったりサイズ 
少ないもので豊かに暮らすを実践中 生活の知恵を学ぶです 


炊きあがったら蒸らし15分、軽くほぐして蓋だけ 「落し蓋」 に替え暫く置く
簡易お櫃の底力 しっとりつやつやご飯の出来上がりです


なけなしの知力を駆使していかに美味しいご飯が食べられるか 日々 真剣勝負
そこまでやるかと笑われそうですが本人はいたって大真面目
丁寧に作られたお米を感謝していただく
美味しいご飯の話です
2015-08-10 00:04 in | Comments (6) #

2015年8月5日 (Wed)

夏の窓辺



朝の光がガラスに反射して少しだけ涼しい気持ちにさせてくれる夏の窓辺

我が家で一番のお気に入りの窓

いただいたブルーベリーとラズベリーを小さな薬瓶に入れ

日中の日差しを気持ちだけ和らげてくれる景色


これもお気に入りの北欧の古いスパイスラック

中身を全部取り出して熱湯消毒

陽のあたる場所で日向ぼっこさせてあげよう

家仕事は終わりがない分 ゆっくり楽しめるひとり時間

緩やかな夏の一日 時おり吹き抜ける風に

扇風機の音が交差して静かな家仕事は続きます
2015-08-05 23:20 in | Comments (6) #

2015年8月3日 (Mon)

豆乳ミルクジャム


近くの牧場に売っているミルクジャムがとても美味しくて

でも量がほんの少しでお値段はわたし的にとても高く

ならば自分で作るしかないと 。。。。 頼りは味の記憶だけ

材料は 豆乳(牛乳でも可)と てんさい糖

少し深めのフライパンで中火にかけ沸騰直前に弱火に


後はシリコンの泡立て器でゆっくりゆっくりひたすら30分掻き混ぜる

油膜が出来たらすぐに取り除きとろみがついたら火を止めガラス瓶に入れて氷水で冷ます


その際ミニ泡立て器でぐるぐるすると早く冷える

冷蔵庫で一晩寝かせると作り手がびっくりするほど美味しいジャムの完成

バケットにつけて食べたら止まらなくなる(自我自賛)

あまり日持ちがしないので(4~5日ほど)面倒でも少しづつ作るのがベスト

甘いのが苦手な方でも 。。。。 多分大丈夫

この豆乳ジャムを使ってどんな粉粉ぱんメニューが出来上がるのか

当分心はうきうき暑さを忘れていられそうです 
2015-08-03 00:17 in | Comments (4) #

2015年7月30日 (Thu)

粉粉ぱんのつぶやき



連日の猛暑でぱんの発酵温度を

普段より温度を下げれば発酵時間が長くなりすぎて旨味のないぱんに

温度を上げれば早く発酵が進み過ぎてこれもまた味気ないぱんになってしまう

粉粉ぱんの発酵は長時間低温発酵法

お食事ぱんは20℃で12時間前後 
 
油脂の入ったものは24〜26℃で12時間〜13時間前後

この発酵時間はおおよその目安時間

発酵済の生地を成型して二回目の発酵

お食事ぱんは120〜150分  油脂入りは50~80分

二回目の発酵もまたおおよその目安  

その日の気温と湿度、発酵時間によってOvenの焼成時間も変わってくる

そのちょうどいいを見極めるのが作り手に課せられた最大の課題

ぱん生地は生きていることを忘れて作り手ペースでやっていると

どこかですれ違い 。。。。 大きなしっぺ返しというつけが回ってくる

手ごわいけれど時には優しい粉粉ぱんのつぶやき

色んな失敗も心の傷も時を重ねてその人なりの味になる

おいしいぱんを追いかけるより  やさしいぱんを追いかけたい

ぱん作りは焼きあがった形がどんなに美しくても美味しいとは結びつかない

一つ一つの工程を手抜きしないで丁寧に 。。。。 基本は大事

そんなぱんの作り手になれるよう粉粉ぱんのつぶやきに耳を傾ける真夜中です
2015-07-30 00:18 in | Comments (6) #

Page 83/133: « 79 80 81 82 83 84 85 86 87 »