2015年4月12日 (Sun)

音楽レポート 2015年3月




3月は沢山の演奏会に行ってきました。生の演奏を聴くことは、何よりの音楽の勉強ですし、とても幸せな時間です。

・3月1日 中吹研 スクールバンド演奏会


息子が中学で吹奏楽をやっていた時以来ですから、およそ7年振りに中吹研の演奏会を聴きました。時期的に3年生がほとんど参加できないので、1、2年生の成長の度合いが見られます。楽しそうに参加しているバンドもあれば、すでに来年度のコンクールを意識していると思われるバンドもあります。後者がほとんどですね。それでも久々に聴く中学生のスクールバンドば、初々しくて清々しい気持ちにさせてくれました。


・3月8日 第4回 東日本大震災被災者支援コンサート
「私たちは忘れない!」

今年は主催であるNPO法人まずるか北海道代表 遠藤郁子先生のピアノソロコンサートでした。チケットは完売で、黙祷をささげた後アヴェマリアから演奏が始まりました。


<プログラム>
グノー/バッハ アヴェマリア
シューベルト アヴェマリア

ベートーヴェン ピアノソナタ8番 「悲愴」

「ドンプロフスキ将軍のマズルカ」ポーランド国歌

ショパン
マズルカ op.50-1.2.3
ノクターン 遺作 嬰ハ短調
エチュード 「別れの曲」
ポロネーズ 「革命」「英雄」

ピアノ名曲アルバムのような素敵なプログラムでした。会場がフラットで、演奏者と観客の距離が近く、非常にアットホームなコンサートです。

この演奏会での郁子先生はとても和やかでリラックスされておられ、小学生の時のコンクールのエピソードをとてもユーモラスに語り、会場を沸かせてくださいました。

郁子先生が小6の時、お母様である遠藤道子先生が、コンクールの全国大会で入賞しなければ、会場の銀座のヤマハホールから裸で飛び降りるとプレッシャーをかけたそうですよ。当時は毎日6時間の練習を課されていたとも話しておられました。

その道子先生には、私の長男が小3と小5の時の2度 公開レッスンをして頂いたことがあります。
小3の時、息子の演奏を聴いて、まず「ボクは毎日どれ位ピアノを練習しているの」と聞かれ、息子は「30分位です」と正直に答え、「あらま、そうなの。30分は短いわね。小さい時から5時間も6時間も練習するのは効果も少ないと思うけれど、3時間位は練習してほしいわね。ボクはせめて1時間は弾こうね」と言われました。娘の郁子先生には小学生の時から6時間も練習させておられたのに、この頃の道子先生はだいぶお優しくなられていたのですね。

そしてその時みて頂いた、ブルグミュラーの「タランテラ」に合わせ、その場で踊ってみてと言われ、息子は真っ赤な顔で、8分の6拍子 つまり2拍子で横に手をブラブラさせ、盆踊りのように踊ったことも思い出しました 笑

その2年後、5年生の時は、「この頃になると男の子が急に伸びるわね」と大変褒めてくださいました。曲はバッハのフランス組曲だったと思います。
そんな息子ですが、ピアノは中学3年まで続けたものの、高校入学と同時に野球部に入り止めてしまいました。でも社会人になり、最初に買った大きな物はピアノで、今は趣味で楽しみながら弾いているようです。

郁子先生のエピソードから道子先生が懐かしく思い出され、息子のエピソードまで長々と書いてしまいました。吹奏楽をやっていたのは三男、こちらは長男の話でした。


・3月21日 ピアノアンサンブル・杏の会
第6回コンサート 〜2台ピアノの楽しみ

杏の会は二台ピアノの魅力に取り付かれた個性豊かな四人の先生方の演奏グループですが、私たち五人のピアノ会も毎年発表会で二台ピアノの演奏を行っているので、とても興味深く、そして大変刺激を受けます。レベルはとても高く、いつもながら素晴らしい演奏会でした。

<プログラム>
ドビュッシー 小組曲より 小舟にて、行列、バレエ

デュカス 魔法使いの弟子
インファンテ アンダルシア舞曲
ラフマニノフ ロシア狂詩曲
ホルスト 惑星より 火星、金星、木星



・3月22日 札幌市平岡緑中学校スクールバンド定期演奏会

プログラムの表紙も中学生らしく爽やかです。
演奏はとても真面目に取り組んでいる様子が伺え、感動しました。3月末で退職される教頭先生(音楽がご専門)の指揮もとても素敵でした。私のピアノの生徒も頑張っていました。今年は2人とも2年生になるので中核として活躍も大きくなるでしょう。楽しみが増えました。

2015-04-12 20:38 in 音楽レポート | Comments (0) #