2010年2月22日 (Mon)

朗読劇でピアノを弾きます


20代の頃舞台役者をしていたWeb友がいます。
今、彼女は40代半ばとなり、スーパーでパートをしながら心に闇を抱えている娘さんと愛猫とひっそりと暮らしています。

彼女の夢は、もう一度舞台に立つこと。
「舞台のためならどんなことにも耐えられる」と、ある日の日記にそう書いていました。
その日記を読んだWeb仲間が、彼女の夢を叶えるために声を上げました。
舞台のことなど何も知らないおばさん、おじさんばかりです。
もちろん私もその中の一人です。
彼女は大阪に住んでいますが、もし彼女が舞台に立つことがあれば、私は大阪でもどこへでも飛んでいこうと思っていました。


彼女の日記が公開されてから間もなく彼女の舞台に向けてのプロジェクトが発足し、大阪で第一回目の話し合いが行われました。また先週末に第二回目の会議が神戸三宮で行われました。今回は東京から参加してくれた仲間もいたそうです。
出し物は「朗読劇」一人舞台と決まり、二回目の会議でなんとオープニングで私がピアノを弾くことに決まったそうです。ほとんど事後承諾ですが、依頼があったので快くお引き受けしました。エンディングでは彼女が中島みゆきさんの「二隻の舟」を歌うのでその伴奏をすることは先に決まっていました。オープニングの曲は、まだ決めていませんが、劇の導入にふさわしいものを選曲中です。

それで、この1ヶ月あまり中島みゆきさんのことを色々調べています。
みゆきさんは北海道出身の方なのに、有名な曲以外はほとんど知りませんでした。実は私はみゆきさんよりユーミン(松任谷由実)派だったのです。

伴奏をする「二隻の舟」は、2,3回聴いただけでは歌詞が聞き取れず、繰り返す転調にいったいどうしてこうなっているんだろう??等々。
普段クラシックピアノを弾いている私にとっては、テクニックよりも感覚的に難しい曲だと思いました。

でも私は今でこそクラシックがいっとう好きですが、オルガンではジャズやボサノバをはじめラテン、ポップスも沢山弾いてきましたし、若い頃はロックバンドをやっていて洋楽も沢山聴いてきました。

ただ中島みゆきさんの世界は独特なんですよね。上の朗読劇を演じる彼女は、みゆきさんの世界を地でいっているような方で、この曲は彼女にぴったりなのですが。

プロジェクトの仲間から二隻の舟の楽譜が送られてきて、ユーチューブやCDで何度も聴き、さらに他の曲もいて、みゆきさんの世界(リズムの取り方、歌い方なども含め)を彼女とコラボできるよう頑張りたいと思います。

尚、朗読劇は4月17日(土)12時開演 神戸三宮 サロン・ド・あいりにて開催いたします。ランチ付き2000円 お近くにお住まいでご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら是非お越しくださいませ。あいりさんのHPはこちらです。尚、HPのスケジュールにはこの朗読劇は載せておりませんのでご了承ください。http://music.geocities.jp/kobeairi/