2010年5月18日 (Tue)

ショパン学生コンクール・本選


今日は札幌コンサートホール・キタラにショパン学生コンクール・本選を聴きに行ってきました。

札幌がGW後半に桜と梅が一斉に咲き始め、満開となっています。やっと気温も上がりキタラのある中島公園は沢山の人で賑わっていました。







コンクールにはピアノ仲間の娘さんが参加しており、見事入賞を果たしました!
彼女の演奏は4歳から聴いていますが、まっすぐに成長している姿がまぶしかったです。
力まず素直な演奏で、曲の解釈も好感が持てました。またとても綺麗な音、ペダリングがすごく上手です。

本選までくると技術と耳は皆同じくらいだと思うのですが、違いは何だろうと考えると、心の素直さとか他人への自然な気配りができる子だろうかとか、そんなものも音になって現れるんですね。それ+勢いとか、これからの伸びしろが感じられること そして大事なことは「個性」。ただ先生の言いなりのままが素直ということではないのね。と、上手く言葉にはできないんだけど、、。 

でも一生懸命努力したことは決して無駄ではなく、参加されたみなさんこれからも頑張ってほしいと思いました。



2010-05-18 00:11 in 音楽レポート | Comments (0) #

2010年5月14日 (Fri)

朗読劇でのピアノ伴奏


先月17日、神戸三宮にて朗読劇のオープニングと歌の伴奏を無事終えました。
このようなイベントに参加するのは初めてだったので、神戸に出かける前はかなり緊張していましたが、ピアノの前に座ると自分の居場所に帰ってきたような感覚になり、不思議と落ち着きを取り戻すことができました。

お客様も沢山来てくださり、温かな雰囲気の中で、オープニング曲(バッハのプレリュード)を演奏、暗転、朗読劇へと繋ぎました。

友達の朗読はとても素晴らしかったです。話に引き込まれ、歌の伴奏があることも忘れるほどでした。

あの日、私のピアノと彼女の歌が、たしかにお客さまの心に伝わったと思います。

何より嬉しかったのは、彼女が、これからも舞台に立ちたいと言ってくれたことです。

私にとっても、この舞台は貴重な体験となり、宝物のような思い出となりました。


2010-05-14 23:45 in 音楽レポート | Comments (0) #

2010年2月22日 (Mon)

朗読劇でピアノを弾きます


20代の頃舞台役者をしていたWeb友がいます。
今、彼女は40代半ばとなり、スーパーでパートをしながら心に闇を抱えている娘さんと愛猫とひっそりと暮らしています。

彼女の夢は、もう一度舞台に立つこと。
「舞台のためならどんなことにも耐えられる」と、ある日の日記にそう書いていました。
その日記を読んだWeb仲間が、彼女の夢を叶えるために声を上げました。
舞台のことなど何も知らないおばさん、おじさんばかりです。
もちろん私もその中の一人です。
彼女は大阪に住んでいますが、もし彼女が舞台に立つことがあれば、私は大阪でもどこへでも飛んでいこうと思っていました。


彼女の日記が公開されてから間もなく彼女の舞台に向けてのプロジェクトが発足し、大阪で第一回目の話し合いが行われました。また先週末に第二回目の会議が神戸三宮で行われました。今回は東京から参加してくれた仲間もいたそうです。
出し物は「朗読劇」一人舞台と決まり、二回目の会議でなんとオープニングで私がピアノを弾くことに決まったそうです。ほとんど事後承諾ですが、依頼があったので快くお引き受けしました。エンディングでは彼女が中島みゆきさんの「二隻の舟」を歌うのでその伴奏をすることは先に決まっていました。オープニングの曲は、まだ決めていませんが、劇の導入にふさわしいものを選曲中です。

それで、この1ヶ月あまり中島みゆきさんのことを色々調べています。
みゆきさんは北海道出身の方なのに、有名な曲以外はほとんど知りませんでした。実は私はみゆきさんよりユーミン(松任谷由実)派だったのです。

伴奏をする「二隻の舟」は、2,3回聴いただけでは歌詞が聞き取れず、繰り返す転調にいったいどうしてこうなっているんだろう??等々。
普段クラシックピアノを弾いている私にとっては、テクニックよりも感覚的に難しい曲だと思いました。

でも私は今でこそクラシックがいっとう好きですが、オルガンではジャズやボサノバをはじめラテン、ポップスも沢山弾いてきましたし、若い頃はロックバンドをやっていて洋楽も沢山聴いてきました。

ただ中島みゆきさんの世界は独特なんですよね。上の朗読劇を演じる彼女は、みゆきさんの世界を地でいっているような方で、この曲は彼女にぴったりなのですが。

プロジェクトの仲間から二隻の舟の楽譜が送られてきて、ユーチューブやCDで何度も聴き、さらに他の曲もいて、みゆきさんの世界(リズムの取り方、歌い方なども含め)を彼女とコラボできるよう頑張りたいと思います。

尚、朗読劇は4月17日(土)12時開演 神戸三宮 サロン・ド・あいりにて開催いたします。ランチ付き2000円 お近くにお住まいでご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら是非お越しくださいませ。あいりさんのHPはこちらです。尚、HPのスケジュールにはこの朗読劇は載せておりませんのでご了承ください。http://music.geocities.jp/kobeairi/

2010年1月25日 (Mon)

ホワイト コンサート2010



昨日の日曜日、ピアノ仲間のY先生M先生I先生たちとローランド北海道センターの講師コンサートに行ってきました。
3時開演3時50分終演とわずか1時間足らずのコンサートだったので、前のランチがメインになってしまった感もなきにしもあらずでしたが、曲数も少なかったので1曲ずつ感想を書いておこうと思います。

・オープニング「JUMP」(ヴァン・ヘイレン)
電子オルガン2台と電子ピアノにドラムの4人編成でした。オープニングにヴァン・ヘイレンを選曲した意図を汲み取ることができなかったのが残念です。力強い曲で華々しく幕開けしようということだったと思うのですが、ギターに似せた音があまりにも異様だったために、どこかおどろどおろした世界に連れていかれそうな気がしないでもなかったです(笑)

でもこの編成はとても懐かしいです。昔の(ビクターの)講師演奏会はたいていこの編成でしたね。全道の講師が集まって演奏会を開いていたあの頃から23年も経ってしまいましたが、今も細々とではあるけれど脈々とあの形態が受け継がれていることにちょっと感動してしまいました。


・「マイケルジャクソンメドレー」
これはタイムリー、この選曲は良かったですね。演奏はもっと迫力が欲しかったかな。衣装もばっちりだったのに背中しか見えなくて残念でした。

・「幻想即興曲」(ショパン)
今年はショパン生誕200年なので、ショパンを聴く機会が増えると思っていました。中でもこの「幻想即興曲」は、ショパンの楽曲ではもっともポピュラーで人気がある曲ではないでしょうか。

今回演奏してくださった先生自身、大好きな曲とおっしゃっていただけあって、かなり弾きこまれていると感じました。
ピアノはスタンウェイ、お人柄がしのばれる優しい音色でした。
あーそれなのに、あの会場にはなぜ反響版の設備がないの?と思ったのは私一人ではないでしょう。

・ジブリメドレー
ピアノと電子オルガン、ドラムの3人編成。
非常に変ったアレンジのジブリにポニョも青くなったのじゃないかしら~?
子どもたちのために演奏するならスタンダードなアレンジが良かったような気がします。

・「スターウォーズ~木星」
電子オルガンソロ
これはアレンジも音もよく練られていて、とても良かったですね。楽器の特性もよく引き出していると思いました。パフォーマンスも一級のプロでした。ポップスを演奏するならみんなこれくらいアピールした方がいいですよね。って、これができたらみんなプロ中のプロになれる? うん、うん、そうですよねー。でも非常に参考になりました。

・「ピアノ協奏曲第2番ハ短調」(ラフマニノフ)
ピアノと電子オルガン

のだめカンタービレでも一躍有名になったラフマニノフのコンチェルト2番は、私のもっとも好きなコンチェルトで、憧れの曲です。
今回はオーケストラ部分をオルガンで演奏するというので、楽しみにしていました。

最初、ややずれてしまった所があるものの、ピアノがすごく上手くて、オルガンの音が聴こえてこないほど圧倒していましたね。というか、オルガンがもっと出るとこ出てほしかったという気がしてなりません。このチームはリハを重ねれば、もっともっといい演奏ができたと思うので、来年もこのチームでコンチェルトを期待したいです。








2010-01-25 14:38 in 音楽レポート | Comments (0) #