2012 01月 07日

■[ NO. 162]「聖地」 ....2009年2月24日の日記 .....


去年の7月、横浜町吹越にあるホタル村で「ホタルの里コンサート」をしました。

横浜町はこの日記にも良く登場しています。これまでこの町のあちこちで何度もコンサートをしていますが、ホタルが生息するこの場所でのコンサートはこれが初めて。

ホタルと一緒・・・とてもロマンチックに思うでしょ?
ところが、ここへたどり着くのに音響器材を運び入れるスタッフは大変! もちろんホタル村の方もステージ作りからですからきつかったはず。なぜってここはとても足元の悪い谷地なのです。そりゃそうでしょう、ホタルが住みやすい所ですもの。そこへ人間が入って文句を言っちゃいけませんよね。
履いてたスニーカーを皆ぐちゃぐちゃにしながら、いざ楽しい本番へ。

いつもながら夏とはいえ寒い横浜町、この日も予想通り寒かったっけ。それでもコンサートを楽しみにあちこちからたくさんの方が来てくれました。コンサートが進むにつれあたりは暮れてゆき、なんともいい雰囲気になっていきました。

と、ここまではよくある感じのコンサートなのですが、この日私たちはとても不思議な体験をしたのでした。

コンサートの後にプレゼントを持ってきてくれた小学1年生の可愛い女の子、よく見たら生れてまだ間もない頃私たちはこの子に逢っていたのです。生前ここの村長さんだった「沖津三郎さん」のお孫さんで「菜々子ちゃん」でした。三郎さんはとても優しい方で、お孫さんのこともそれはそれは可愛がり、うれしそうに抱っこしていた姿を今でも思い出します。

まさかと思いながら、この子が「菜々子ちゃん」と分かった瞬間、涙があふれてしまったのです。思わず三郎さんがそこにいるような気がしたからです。
そしてその時相方も同じようなことを感じ、泣きながらキーボードを弾いていたのでした。
ここはもしかしたら「聖地」で、ホタルはいろんな人たちの魂なのかな・・・とこの時思いました。

この日の夜、コンサートが終わってから私たちは「菜々子ちゃん」に案内され、初めて横浜町でホタルを見たのでした。

※このコンサートはYou tubeで観ることができます。
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