2012年6月20日 (Wed)

命の重さ  小さな命の誕生 生きること



この小さな命から私は勇気をもらいました。(ニックネームはももたろう君です。)

ずーとブログを書くことの出来ない私でした。
もうすぐ2ケ月がたってしまう。しかしひとつの小さな命が私にまたブログ書く勇気をくれました。

そのドラマは1本の電話から始まりました。
次女が初めての子供のお産の為に病院に入った知らせでした。

私はすぐに準備をして那須塩原から新幹線に飛び乗り東京へ向かいました。

私は以前、偉大な助産婦福岡光子先生の下で助産婦経験をさせていただいた事があります。当時、私の手の中には誕生したばかりの命がありました。
そしてその命を産湯に付けたり、生まれてくる瞬間に産婦を励ましたら勇気付けたり気が遠のく産婦に一緒に呼吸法をやってあげたり・・・。

私は福岡先生から命の重さや出産がどんなに人生の大きなドラマであるか!
自然分娩がどんなに赤ちゃんとママにとって良いか?
人生まで私は先生からいっぱい、いっぱい教えていただきました。
福岡光子先生は私の人生の偉大な恩師です。

福岡先生のページです。

http://www.koyoerc.or.jp/antei40.html

病院でのお産はやはり私には悲しい現実を見るものでした。
初めての子なので病院で産む!という本人の希望を今回は私はやむなく受け入れざるえませんでした。

陣痛が微弱なったら機材をはずして病室から「何かあったら連絡してね。」と言って出て行ってしまう悲しい現実が病院お産にはありました。

以前、10年ほど前に「東京のある産院での事でした。かなちゃんのお産の時にも分娩室に入って今か今かと廊下で待つ私に鬼のような言葉が「面会時間が終わりましたお帰り下さい。」

あれから10年これから次女のお産です。
「さちこママ」には福岡光子先生の声が聞こえて来ました。
やるきゃない!!私は娘に言いました。「このまま待つの?それとも私の指示にしたがってあと1時間後には赤ちゃんと対面してこの苦しみから解放される?どちらを選択するの?」と・・・・・。

苦しみの中で娘は「産みたい~・・・!何でもするから・・産みたい~産ませて~」そこで私は以前福岡先生から学んだ先生流のお産を娘と共にベットの上で取り組みました。
心の中では「神様~・・・どうか娘をこのこの苦しみから1分でも早く救って元気な赤ちゃんと対面させてあげてください~」と祈りながら・・・。
それまですでに次女は10時間を超える苦しみと闘っていたのです。

するとそれから赤ちゃんがどんどん降りて行き激しい陣痛の連続、破水、子口全開!!分娩室へとまっしぐらでした。私も若い助産婦さんと一緒に分娩室で誕生の瞬間を共に過ごすことが出来ました。

(ありがとう福岡光子先生!ありがとう神様~!)
誕生後に娘が私に言った言葉「ありがとう~」涙と共に・・・・。

私は娘と共にひとつの命の誕生に向き合うことが出来ました。
やっと全てが終わったのは日が新しくなっていました。
もう新幹線は無い時間でした。それから始発を待って私は那須高原へと戻ってきました。体はくたくたでしたが爽やかな感動と共に・・・・。

誕生したばかりの命を撮影しました。
(許可をいただいて全て分娩室の中での撮影)



生まれて来てくれてありがとう!
ママの横にやって来たばかりの命です。



このあんよで人生を歩いて行くんだね。



愛らしい目と小さな手


http://www.hiroseweb.com/fukuoka_mitsuko/fukuoka_mitsuko1.html この写真は福岡光子先生の所で撮影された感動シーン)
偉大カメラマン広瀬飛一先生の作品です。
本の題名は「うまれてよかった」です。皆さんもこの本を開いてみてください。福岡光子先生がどんなに偉大な助産婦さんであるか?その先生から私はたくさんの事を学ばせていただきました。次女も27年前に先生からとあげていただきました。)

私もこの感動を伝える命の「誕生写真」を撮影してみたいなと思うこの頃です。女性カメラマンだから撮影できるこの感動、「何」かを希望される家族の為に撮影したいな~と新たな夢を抱く私です。



2012-06-20 10:06 in カテゴリー1 | Comments (27) #