2011年2月19日 (Sat)

繁殖について思うこと


ブリーダーの仕事というのは自分と同じように仕事ができる人あるいは自分のやってほしいことをある程度理解してくれているサポートの人がいないとその場所をなかなか空けることができません。わかりやすく話せば孵化してブラインを与えるようになり親から稚魚を離して管理するようになると親のディスカスミルクは当たり前ですが取ることはできませんので飼育者が数時間ごとにブラインを与えるようになります。これを仮に出張や私事などで空けてしまうと稚魚は多大な影響を受けてしまいます。極端に言うと休日がないのは当たり前お休みでも水換え餌やりその他のことなどやらなければいけないことがたくさんあります。その仕事を自分で選んだ時点でそれらのことには納得してやらなければなりません。愚痴ったところで誰も助けてくれませんのでそれなりの気持ちで行動するしかありません。趣味でやるならともかくプロの仕事として選ぶのですから・・・。自分自身に休みがとれねーとか夜中まで水換えとか稚魚の選別とか愚痴なんか言ってもはじまらねーぞっと戒めの為にもここに記しておきましょう┐(>(エ)<;)┌ウググ
WWFFのLEO氏も良く頑張ってくれております。過去のWWFFのようにロー氏が外回りをしていてもン氏がおりますので安心して外の仕事もできたのでしょう。今思えば理想の状態だったのではないでしょうか?一人でこなしてるLEO氏に感謝しつつ私ももっともっと頑張らないといけません。とういのも昨年末あたりから繁殖したものを販売できるのかと考えはじめたからです。たまたま採れたではなく目的意識をもった組み合わせで次世代個体にしっかり繁栄していくものをと。今まで私はブリーダーではないのでそういった意識が薄いように感じております。WWFFの血統は世界のブリーダーが欲する血をもっております。それはよく目にする他国でのWWFF血統導入の魚の販売、名前だけはレオパードスキンとかダイヤとか名は付いていますがまったく違う魚です。しかしながらその名を使用した方が良魚としてみてもらえることが理由の一つと感じます。今更このような話を長々してもしょうがないので置いておきましょう。
さて繁殖魚第1段として予定しているものをご紹介しましょう。都合3腹採っております1腹目は非常に数が少なく販売する予定はありません。しかしながらやはり血統がしっかり繁栄されております。2腹目は非常に数も採れましたのでしっかり数回の選別をして良魚のみの販売に拘ります。選別は採れた個体には不可欠です!よく採れた子のBグレードとか成長がちょっと遅れ気味の個体を値段を安価にして販売しているのを見ることがありますが正直そういった販売方法が今のディスカスを下落させたものと考えます。そのあたりはまた別の機会にお話しします。仮に一度に100匹の仔が採れたとしましょう。販売する魚は出来にもよりますが基本的には30~40%の販売です。しっかり選別すればどんな良血の魚であろうとどこどこのコンテストで優勝した魚の血統であろうとはたまたそれがWWFF魚であろうが関係ないのです。選別がお客様の信頼に繋がると考えております。販売する魚がどれを掬っても同じレベルの個体でお客様がその大切な一匹を選んで頂くときにどれを選んでよいのか悩んでいる姿はブリードした側にウヒヒと喜びを与えてくれると信じております。選別漏れの魚は処分となります。まだ選別していない動画ですが貼り付けておきます。数日前の動画ですが現在は4cm強ブラインとディスカスフードを併用しながら与えております。3月上旬限定数30匹程の販売になる予定です



2011-02-19 14:26 in etc #