2011 09月 03日

AKUNIN



昨日、今更ながら李相日監督の『悪人』を見たのでした。
昨年公開作品の『大奥』も『ノルウェイの森』も驚くほどくだらなかったので、やっときちんとした映画を見た気がしたんですが・・・。
なんかちょっと足りない。期待が大き過ぎたかな?
柄本明さんも迫力あったし、樹木希林さんの存在も素晴らしい。満島ひかりも 深津絵里も岡田将生も良い仕事をしていた。妻夫木聡も頑張ったと思う。ちょっと山田孝之の方が良かったんじゃないの?なんて過ったけど、だったら作品自体の印象が変わったのか?というと、さほどでも無い気がする・・・。
キャスティングじゃないとすると、やっぱシナリオかな?


田舎で不器用に暮らす男が、器用に見えるけど鼻につく男と女のせいで犯罪を犯し、不器用な女を巻き込んで逃げて捕まる。その背景には殺された女の両親と、殺した男の母の酬われない生きざまがあったという救われない話です。
後味が悪いから「足りない」と感じたのか?というと違う気がする。
でも、こんな未消化な印象の映画ってけっこうあるな〜。


『レオン』もそうだった。
父親から暴力をうけていたマチルダが家族を殺害され、レオンに育てられながらもプロの殺し屋としての訓練もうける。レオンは警察の全部隊を相手に命がけでマチルダを守ったのに、彼女は普通の女の子になっちゃうってのが「なんで?」と思ってゲンナリしたオレでした。これもレオンが酬われない気がしたんです。彼はマチルダが殺し屋になる事を望まなかったとしてもね。
あ、そうか。辛い出来事を経験したのに、強くなろうとしない事に違和感を感じたのかもしれないっすね。普通の女の子なんかになってほしく無かった。
たぶんそうだな。

一説によると、人間が進化したのは「辛い」とか「悲しい」という感情があったから、それを克服するべく知恵を絞った結果であるそうな。
マチルダと清水祐一(妻夫木聡)が、この体験によってどう進化したのか?という事が気になる@naiでした。



21:39 in @nai's | 編集
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