2006年2月9日 (Thu)

Image



さて、ヴィンの分解工程の画像を撮りましたんで、今回はおさらいね。

*頭皮をめくります。
*ここの皿を固定する突起があります。そこに張り付いてる髪も丁寧に取りましょう。
*マイナスドライバーの大きいものを片側に突っ込み、突起から外します。
後ろ側を外したなら、前へ押して外す。
*ネジは4本。頭皮の中に2カ所かくれてます。
2006-02-09 01:36 in @nai's #

2006年2月4日 (Sat)

Vintage2.



昨日は突然の発熱と吐き気でダウンしちゃってパスしちゃいました。
風邪?と思ったけど、どうも過労っぽいです。こんなの10年ぶりくらいかな?
早退&たっぷり寝て、けっこう復活したので続きを・・・。

前回は頭部の分解の過程までだったので、その次です。
ヴィンテージの頭部の部品構成は基本的にレプリカと同じなんですが、全てのパーツが微妙に違ってるので、互換性はありません。
たとえば、レプで使用されているネジ(+)は3個全部同じサイズですが、ヴィンは頭部固定のネジ4個は同じ(しかも+ー)で、アイチェンジのストッパーになっているパーツのネジだけ短いんですね。なので、組み立ての際に間違えないように。

コンタクトが白濁している場合がありますが、これは修正出来ないと考えた方がいいでしょう。
しかもそのコンタクトを眼球から外す場合も、レプと同様の方法では不可能です。
30年以上の年月によって、コンタクトを固定するための接着剤が眼球とコンタクトを一体化させてしまっている様です。
なので、白濁したコンタクトを諦めてスペリオールのコンタクトに交換する際、ヴィンのコンタクトを外すには慎重な作業が必要になります。無理矢理にコンタクトだけを外そうとすると、眼球の一部までコンタクトと一緒に持って行かれてしまう場合がありますからね。
@naiの場合、白濁したヴィンのコンタクトの黒目部分の外周に2〜3カ所、ピンバイスで2mm程度の穴を空けて、それをニッパで砕いて取り除きます。眼球に接合している部分が癒着している場合は電動ルーターで慎重にコンタクトだけを削り取ります。(もちろん自分のウデに自信の無い方はやらない方がいいでしょう。)

ヴィンとスペリオールのコンタクトは厳密には少し違う部分もあるんですね。当時のと現在の造形技術の差によるものだと思われます。注意して見ると、ヴィンのコンタクトの光彩部分の外周の2カ所に溝があるんですよ。
それから4色の色ですが、レプとはピンクが特に違っています。若干赤い感じですね。
レプのコンタクトを代用する場合はクリヤーレッドを軽く塗るといいかもしれません。(もちろんエアブラシで。)
てなところで次回に続く・・・。

2006-02-04 18:24 in @nai's #

Vintage.



で、ヴィンテージのレストア(修復)ですね。
その前に、修復するかしないかって事を決定する事が大前提。
また、修復するとしてもどこまでやるか。頭部の解体の有無も決めておかないといけません。
誰もが完璧な状態に近づく事を良しとしているとは限らないからですね。
オリジナルの状態に少々問題があっても、原状を大事にしたい場合はそれもアリです。また、次に迎えたヴィンがあった場合、二つを比較して片方を手放す場合にも買い手側のこだわりが自分と同じとは限りません。
その場合に修復した事が相手にとってはリスクになる事もありますのでしっかり考えた方がいいでしょう。
それを踏まえた上でのレストアです。

まず、頭部解体。
頭皮を接着している(はみ出した)接着剤はほとんどの場合そのチカラが無くなっているので、後頭部あたりの髪を鷲掴みにしてゆっくりと開いてみましょう。
この際、1割程度のヴィンに見られる状態なんですが、接着剤が最下段の髪も一緒に接着している事があります。だとしたらちょっと厄介です。(この場合の対処法はそのうち・・・。)ともかく、頭頂部までめくります。
すると、トップに皿から突き出している顔の前後パーツが見えます。形状としては前後で矢印みたいになってます。これがお皿に開いた貯金箱みたいな穴に入って固定されてます。(これって画像あった方がいいよね。今無いのでそのうちに・・・)

この矢印を皿の穴から外すには・・・。
見たまま考えると頂点になっている部分をペンチ等でつまんで皿から取り外すように考えがちなんですが、実際にはそれでは分離しません。
矢印の根元部分に大きめのマイナスドライバーを差し込み、テコの原理で前後のどちらかから抜き取ります。これだと意外に簡単。
「皿」には一般的に背中の刻印の「6桁」とか「7桁」と呼ばれる生産時期によって材質も色も違っています。保存状態によってはかなりモロくなってる事もありますから、慎重に。

ヴィンテージはレプと違い、頭皮の内側にも2カ所ネジがあります。
この状態はスペリオールの頭部が固定(一体パーツである)されているのと同様に、後頭部に見える2カ所のネジを外しただけではボディーが分離出来ません。
無理矢理なら見える2カ所でも可能なんですが、なにしろ30年以上の時間が経過しているので、最悪顔のパーツが割れてしまうかもしれません。

おぉ〜、最初の段階だけなのにけっこう文字だと必要なんだね。
でも、今日はここまで。続く・・・。
画像には深い意味はありません。


2006-02-04 02:11 in @nai's #

2006年2月1日 (Wed)

Revival.



復活しました。
なんだか疲れが溜まってたのか、姿勢が悪いのか、単純に寝違えたのかわからないけど、突然引っ越しでもして重い本の山を運びまくった翌日みたいに背中が筋肉痛っぽくなっちゃってました。
温泉でも行けよって感じだけど、連休ないのよ〜。

さて、今回はヴィンテージのお話。
言わずと知れたこの「ヴィン」と呼ばれるヒトは1972年にアメリカのKenner社から発売され、たった1年間の販売で絶版になっちゃったという逸話があるんだよね。
当時は香港で作られてアメリカを中心としてカナダやイギリス、オーストラリアにも流れていたようです。
日本では当時TOMYが提携したようで、アメリカナイズされたBlytheというネーミングの馴染まなさと、付属のOFも「??」なセンスだったためかパッケージと衣装と名前を変えて「魔法の瞳 アイアイちゃん」とかなんとか改名されて同時期に発売されたそうな。これも今ではパッケージと衣装が無ければ同じ「ヴィン」という事です。

で、当時のKenner社ってのはそんなに上手い会社ではなかったんですね。プラモデルも出してたけど、他社に比べてダメな感じでした。
1979年公開・リドリー・スコット監督の「ALIEN」のライセンスを取り、発売した直後に倒産しちゃいました。
ではこのヴィンテージ・ブライスも出来が悪いのか?
植毛のクォリティは初期レプより良いけど、植えられてるラインの幅はけっこう広めだから、現在のスペリオールとは比較にならない大味な感じ。
頭皮の固定のための通称「皿」と言われるパーツ構成は、髪の分け目を固定する意味では正しいけど、接着剤は長年で溶け出す性質があるようでもれなくはみ出してますね。
レプでも同じだけどアイチェンジの内部構造は、当時のおもちゃとしては珍しかったでしょう。基本的には拳銃(リボルバー)のハンマーとトリガーの構造を使ってます。ま、マシンガンもミシン(レミントン社)の構造が基本だから、アメリカの伝統的に強いジャンルだったのかもしれません。
何にせよ、ヴィンに使用されているほとんどの素材は「PL法」に触れるため現在では使えないみたいです。

この「ヴィン」。オークションでしか手に入れられない事もあって、それなりに高価です。「レプリカとは値段も歴史も違うのよ♪」と、オフ会やBBS画像ではそれなりの破壊力を発揮したりします。
でもいったいどこがレプと違うのか?詳細に把握している方はほとんどいません。
それは「完璧なヴィンテージ」にお目にかかった人がほぼいないから、そこを基準に比較出来ないので「それなりのヴィンテージ」の範囲での「状態の善し悪し」に終始しているワケですね。
もちろん見てわかる退色や、腰割れ、首折れ、髪の状態、メルトマーク、コンタクトの白濁の有無、髪のプラグ抜け、オリジナルのメイクの保存状態、付属品の有無などはそれなりの数を注意深く見た事がある人だったらチェック出来ます。
海外からにせよ、国内にせよ、売り手サイドがどれだけ詳細にデータを出してくれるか、理解してるかも購入の際のチェックポイントですね。

今まで@naiがレストア(修正)してきたヴィンテージはたぶん500体を越えてると思います。確かに高額な人形なんですが、作業的にはレプのカスタムより(@naiにとっては)遥かに楽なんですね。辿り着くラインがわかりやすい。
オーナーがどの程度のヴィンにレストアしたいかを確認出来ればサクサク作業出来ちゃいます。ま、髪の状態とのバランスとかもあるけどね。
てな事で、次回はヴィンのレストアについて。
続く・・・・。



2006-02-01 17:07 in @nai's #

2006年1月31日 (Tue)

It is a rest.



今日はかな〜り疲れたようなので、ブログはちょっとね。
使ってる工具なんて画像貼ったりして・・・。

工具といえば、最近も電動ルーターが1個焼き切れました。
単純に工具の使用頻度が常識でないって事なんだけどね。
これまでに破壊した工具は・・・。コンプレッサ−4個、電動ルーター3個、エアブラシ2個・・・だっけ?
壊れてないのは自分だけだったりしますが、カスタムの連続で右手親指にエアブラシだこ、親指と人差し指は耐水ペーパー使い過ぎで足の裏みたくなっちゃってます。

バイク狂いの頃は、ミッションのチェンジが忙しすぎ&長距離走り過ぎのおかげで左足のふくらはぎが常時つりそうな状態になってました。
今は・・・ほぼ乗ってないから治っちゃったよ。

ともあれ、今日は寝させて下さい!
おやすみパトラッシュ・・・。
2006-01-31 00:20 in @nai's #

2006年1月30日 (Mon)

The Internet 9.



さて、@nai的にヤバイと思うカスタム方法の続きです。

まず、デザインナイフで頭皮をカットする事。
デザインナイフは基本的に細かい作業をするのに使用するのに最適な道具で、刃が薄いし幅もないので曲線を切ったりするには良いんですが、この場合だとまっすぐに切りにくい。
「頭皮の際の1mmのラインを切る」というのも疑問です。
その1mmを外周(半周)きれいにカットするのは難しいですし、あまり意味がありません。植毛されている最下段にも近い事もあって髪まで切っちゃう可能性がありあす。
オレが使ってるのは普通のカッターなんですね。しかも頭皮のギリギリを後頭部のプラスチック部分を定規がわりにカットします。この際、一旦差し込んだカッターは途中で電話を取る場合でもそのまままにしておいて、切断面にズレがおきないようにします。電話が終わったらそのままカットね。
これはカスタムの最後に頭皮を接着する場合に、切り口がガタガタにならないためですね。カットするラインが少々歪んでも、同じ位置に接着すれば切り目は完全に見えなくなります。
なので、オークション等でよくある「頭皮に切った跡があります。」なんて考えられません。道具や工具が高級っぽいものだと上手く出来ると考えるのは、違ってる場合がありますね。

次にマット(艶消し)
これは当然の様にエアブラシを使用します。しかもコンプレッサーは必需品です。
缶スプレー(トップコート等)を使う方が多いようですが。缶スプレーは失敗する可能性が高いんです。しかも仕上がりは格段に落ちます。
多くの場合、吹き過ぎでマットの厚いコーティングが完成し、想像と違う状態になってしまったのを元の状態に戻すのにも、溶剤の使用は加減が難しい。

缶スプレーがダメな理由としては吹き出す圧力と塗料の量の加減が出来ない事。
では安価な(¥3000〜¥6000)エアブラシというのはどうでしょう?これも基本的にエアー缶(フロンガス)を使用するタイプですね。
エアーガンや冷蔵庫・エアコンにも使ってるフロンガスは移動すると冷える性質があります。冷える=圧力が低下する。
当然塗料の噴出も圧力低下でムラが出ます。そのうち出なくなります。
コンプレッサーを使用していれば、圧力は適度な状態に保たれます。当然塗料の噴出も安定していますから、エアブラシのノズルの調整が間違っていなければキレイな仕上がりにするのも簡単です。
メイクだと、いろんな色を吹くので調合に慣れが必要だったりしますが、マットの場合だと、フラットベース(艶消し剤)とクリヤーの混合に適量の溶剤をよく混ぜれば失敗する事は無いですね。

続く・・・。(今回は説明だけになっちゃったよ。)





2006-01-30 07:46 in @nai's #

2006年1月28日 (Sat)

The Internet 7.



今回は初心に戻ってカスタムのお話。
パルコリミテッドからレプリカが発売され、前年のPARCOのX'masのCFが引金になって渋谷パルコでは即完売状態だったらしいんだけど、大津(滋賀県)や心斎橋(大阪)や岐阜など、CFがあまり流れていなかった地方では「ブライス??」ってな反応だったのか、実はあまり売れなかったようです。今じゃ貴重品だよね。
その後、モンドリアンからコージー&ゴールドまでかなり厳しい販売状況でした。

来店するお客さんから、コンタクトや瞼のカスタムの件で質問されたという流れは、最初にふれたとおりです。
で、いきなり自己流で分解しても良かったんだけど、それまで「お人形」というものをバラした事が無かったので、ここは慎重にという事でネットを検索。
当時いくつかのサイトがブライスの分解に関してアップしていましたね。

それまで(今もだけど)基本的に男性中心のHOBBYを取り扱っている職場だったので、女性がブライスに対して何が足りなくて、何を求めているかがサッパリわかりませんでした。なので、「チークは塗って下さい。リップは自分でやりますから。」なんて具合で、「はぁ、そうですか。」って感じでした。

最初のカスタムの大部分は「目指せ!ヴィンテージ」が大部分だった様に思います。
ご存知(!?)の様に初期レプは「パチ目」と言われる瞼が完全に見えないくらい高い位置にセットされていました。ヴィンは1mm弱瞼がのぞいてますから、似せるために瞼を上げてるスプリングを伸ばしている人が多くなりました。(でも、スプリングを伸ばすのは加減が難しいのと、可動に支障が出る事もあるのでお勧めしません)
眼球はスペリオールの様な「奥行き」のあるすり鉢状にはなっていなくて、即カベがあるし、「奥行き」を表現しようとした黒やグレーの円形の塗装がありますね。(奥行きには全然見えないけど。)それを奥行きに見せようと、コンタクトの裏にホログラムをカットして挟み、「キラ目」と言われるカスタムも一般的でした。(効果的な場合はスペリオールでもやる事があります。)
ホログラム以外にも色紙などを挟んでコンタクトの色のイメージをオリジナルに変える人も多かったですね。

そんな方法がアップされているサイトを見て、実践してみる方が多くなりました。
各々のサイトは誰かのサイトを参考にして、管理人自身がやった手順をアップしていきます。
今でもそのコンテンツが当時のままになっているサイトがけっこう多いのが実情です。ブライスデビューした方が見て、現在までの「流れ」が理解出来るところはほぼ無いんじゃないかな?

その後、オレは眉山を削る「ななめちゃん」を作り、その後の表情の変化が連続して世間に蔓延していきます。(病気みたい)
当然ですが。削って造形するというのは、それ相応のスキルが必要になって来ます。
工具の使用も慣れていない女性がほとんどの世界なので「造形」はかなりハードルが高いワケです。

自分自身でカスタムを志す人達はネットで検索し、いつアップされたのかわからない情報を参考にカスタムを始めてしまいます。それはかなりヤバイ事です。
何がヤバイかは次回!
2006-01-28 08:07 in @nai's #

2006年1月26日 (Thu)

The Internet 5.



さて、インターネットの続きです。
昨日はかなり疲れてた&焼き肉&梅酒も手伝ってぐったり書いたので、今回はお風呂上がりの元気な文章で。(BGVはLOVE PSYCHEDELICO in BUDOKAN)

ネット上で出会ったコミューンがヴァーチャルの世界から出て、オフ会などで実際に会いますよね。同じ趣味の先輩後輩だったり、初心者どおしが出会います。
今までもっと話したかった内容を怒濤の勢いで炸裂させつつ、みんなで出せば怖くないと公衆の面前にブライスを出して撮影しまくりです。
そしてどんどん怖いモノ無しに成長(!?)していきます。もう一人でもお使いに行けるようになるワケです。
重ねて多くの場合そのときにオーダーしたスィーツやお食事の画像も記録。
当日・翌日にはその時の画像が各々のサイトに貼りまくられます。レスも長く長くなりますね。このあたりで、ブライス者としては普通免許&若葉マークがはずれた感じです。

次のステップとしては、ドールショーなどのドールイベントへ出店したり、自分のサイトでショップを始めてOFやカスタムを売り始める方もいます。
このあたりから準備期間のお互いのパートの割り振りや方向性、当日までの日程や価格設定などなどの社会性が追加されてきます。
ネットの参加時間帯がもっとも多いのはPCで仕事してるヒトや主婦やニートさんですね。それと社会性はイコールにはなりません。
各々のエンゲル係数も収入も家柄も生活感も家族構成も違います。
この次点で「仕事」と完全にスイッチする事の出来る人と、「遊びの延長線」である人とは確実に差がある事に気づく場合もあるワケです。

イベントに参加するメンバーを選ぶ段階で、事前にこの部分を確認し合う必要があるんですが、出会いの嬉しさやオフ会での楽しい会話しかしていなかった場合、いざ参加した際にそんなこんなの問題が起きて来る事もあります。
それまで「同じ趣味」であるヒトと出会った事だけで嬉しくて楽しかった人に、更なるハードルが立ちふさがるワケですね。

更に初心者だった人達も自分のサイトを持つ様になります。
のんびりと自分のペースで運営して行ければ問題ないんですが、管理人となったからにはBBS参加者の最前線を走らなければと頑張っちゃう人も出て来ます。
ここでも当然ながら各々のエンゲル係数も収入も・・・・  違います。
自分のペースをきっちり持っていなければ、好きで始めたブライスが競争のネタになってしまいます。結局は経済的にも保管場所にも無理が出ます。

もちろん欲しいブライスやカスタムが連続する時期もあるので、そんな時はテンション上がって手に入れるのもいいでしょう。
でも、本来自分がブライスの何が好きだったのか。それによって出会った人達のどこが好きなのか。短距離走でなく、マラソンの様にペース配分しながら楽しんだ方が豊かなブライスライフになるんじゃないでしょうかねぇ?
続く・・・。



2006-01-26 07:20 in @nai's #

2006年1月25日 (Wed)

The Internet 4.



さて、ひき続きインターネットのお話。
前回はカスタムに関してふれましたが、今回はコミュニケーションに関して。
ほとんどのサイトのBBS(フォトBBS)は数人の常連の方々で日々コミュニケーションを取っている状態ですよね。このコミューンはお互いのブライスの写真についてだったり、日常だったり、オフ会や会った時の話題に終始しているのが一般的です。
通常のコミュニケーションと少し違うのは、お互いの面識の有無は別としても、「ブライス」だったり「お人形」だったり「可愛いモノ」の共通言語によって構成されていて、表面的には仲良しです。画像やカスタムやOFの趣味に関して、あまりシビアには突っ込みません。ま、そんなものでいいんですけどね。

でもちょっと問題であるかもしれないのは、そんな中にも各々の趣味であったり望むクオリティーであったりするものが確実に存在するという事。
やっぱり「可愛い写真」「面白い写真」「かっこいい写真」をアップする方には人気が集まります。これも訓練によってスキルアップしていくもんなので、初心者の方に対して理想的な助言や、参考になる画像が多くあって、豊かなコミュニケーションの連鎖が起きていく事が望ましいんですけどね。
逆に、かなりイケていない画像や、知識的にも技術的にも未熟な文章やカスタムに関しても、良くも悪くも寛容だったりもします。でも、表面的には仲良しなレスがつきますね。本当にどう感じているのかも曖昧です。

「表面的には仲良しなレス」のおかげで、実は失敗だと思われるカスタムにも助言的なものはありません。その努力や独創的(!?)なセンスを誉めてさえいます。
これは正統な評価になりませんね。
オレみたいに店である場合は、認められなかったり趣味でない方はオーダーが来なくなるだけです。という事は・・・。「私のもカスタムして下さい。」と頼まれないかぎり、その画像のカスタムは微妙なラインだと考えた方がいいかもしれません。
実は皆さんけっこうシビアに見てるのかもしれません。

でも、現実問題として、あらかじめのスキルが無い場合にそんなにクオリティーが高くなる事は稀ですよね。かといって自分で買ったブライスを犠牲(?)にして、特訓する事はかなりむずかしい。
前回もふれたように、疑問があった時に適切な答えを出してくれる相手を確保しているヒトはほとんどいない。だからいろんなサイトを調べて実践するワケですが、その資料も「伝統芸能的」であったりしますから・・・。
続く・・・・。

2006-01-25 01:34 in @nai's #

2006年1月23日 (Mon)

The Internet 3.



さて、怒濤のカスタム人生が始まりました。
毎日毎日毎日毎日毎日毎日カスタムの客が来まくります。電話が鳴りまくります。
そしてメールも・・・。
ケーキ屋さんが卵を割りまくる様に、ブライスの頭を割りまくり。
電動ルーターもコンプレッサーもフル回転で、そのうちに焼ききれます。
(オレが店で破壊したルーター3個。コンプレッサ−4個、エアブラシ3個)
この尋常じゃないカスタムの数に、オレの自己防衛本能が警報を鳴らします。
脱走!! そうです。吉祥寺のオシャレなお店をかたっぱしからお茶しに、食事に、呑みに脱走。でも強制送還になってカスタムカスタム・・・。お経みたい。

お陰さんで、客商売的にもいろんな方々と出会ってます。
オレはよく人様から「変わった人に多く会ってらっしゃいますよね。」と言われますが、その変わった方々一人一人はそんなに変わった人ではないんです。かといって、その人達が「普通の人」だと思うに至るにも紆余曲折を要します。
それはあなたの事かもしれません。ま、それが面白いっちゃ面白いんですけどね。

で、インターネット。本題に戻します。
いろんなサイトでカスタムの方法が書き込まれています。が!ことごとくオレの方法とは違います。各々の人達が望む完成形になれば、どんな方法でもいいんですけどね。とにかく90%は違ってます。
では、なんで違うんでしょう?
基本的に女性がほとんどである事から、スキルの出どころが手芸的であったり、美術系であったり、旦那さんや彼氏や友人に聞いた模型的なスキルであったりするせいのようです。しかも、そのどれもが「趣味」の範囲内である事が問題なんですね。
ガンプラや車のプラモデル等のノウハウはほとんどブライスには使えません。
更には趣味の範囲のノウハウは30年以上の時代を伝統芸能の様に、ヤンキーのバイクの様に、特攻服のデザインの様に脈々と伝授されている骨董品の様なものだと思いましょう。

「削り過ぎたり足りなくなった部分の補修にはパテを使いましょう。」
ダメです。パテは素材も粒子もブライスの顔のプラスチックとは違うものです。
当然、硬化した後で塗装する事になる。で?・・・。ブライスの顔と全く同じ色を調色してエアブラシで塗装出来ますか?それが出来たとしても、素材とは違うものです。質感も絶対違います。無理!無駄!
実際オレがガレージキット作る時も、プラモデル作る時もパテなんか使った事ないです。乾燥に時間かかるし、その後にサーフェイサー(下地剤・ファンデーションみたいなもん)吹いても、造形は確実に変わっちゃいます。

「塗装を剥ぐ時やマットにする際にはメラミンスポンジを使います。」ん??
確かに素材をこすると艶は消えますね。でも、これは結果的には削ってる行為です。
特に鼻の下や唇の造形をこすると、その造形のカタチどおりにしない限りエッジが削れてカドが無くなり、なだらかになっちゃいます。
デフォのメイクを取るにも問題がありますね。シャドーやチークはグラデーションに塗ってますから、実際には見えない部分までも色がのってたりします。
たとえばギリギリそれを避けてマットにしたとしても、メイクの部分の艶はそのまま。顔中がマットだったり艶有りだったりになります。ヘンです。

そんなこんなで、ほとんどの知識やスキルは「その程度」の完成品にしかなれません。と、オレは思ってます。
そしてオレのカスタムの方法は日々変化していますから、先月やってた方法はもうやっていないかもしれません。
続く・・・。




2006-01-23 23:55 in @nai's #

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